あざみ野駅とは、神奈川県横浜市青葉区にある東急田園都市線・横浜市営地下鉄ブルーラインの駅である。
田園都市線の駅番号は「DT 16」、ブルーラインの駅番号は「B32」である。
なお、あざみ野を中国語簡体字で表記すると「蓟野」となるが、実は高知県高知市にあるJR土讃線の「薊野駅」(あぞうのえき)と全く同じである。
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1977年5月25日に開業した。田園都市線の溝の口~長津田間では唯一、路線開業から後に設置された駅である。
相対式ホーム2面2線を有する高架駅であるが、ホームの長津田寄りはほぼ地平面と同じ高さであり、すぐ先は切通し区間となっている。
開業当初は急行・快速(後に廃止)の通過駅であったが、後述するように横浜市営地下鉄の開業により利用客が増加し、2002年3月28日改正より急行停車駅となっている。
当駅の長津田寄りに片渡り線があり、輸送障害発生時などに列車を折り返すために使用される。
駅長所在駅であり、当駅~田奈駅を管轄している。駅長が配置されたのは急行が停車していなかった時代であり、急行が停車するまで当駅は急行通過の駅長所在駅、青葉台駅が急行停車の駅長非所在駅(しかも急行通過駅の管轄)という謎の逆転現象が発生していた。
東急側は定期券売り場が存在し、東急線・東急バスの定期券が発売される。
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1993年3月18日開業。
島式ホーム1面2線を有する地下駅で、ブルーラインの終着駅である。
現在のブルーラインの区間の中で、一番最後に延伸された区間でもある。
改札口は地下1階、ホームは地下3階に設置されている。ホーム階から改札階へは直接行けるルートと一度地下2階を挟むルートがある。
地上に至る出口は4つあるが、田園都市線あざみ野駅構内(改札外)に出る出口3が最も利用者数が多い。(この出口以外知らないor利用したことが無いという利用者も非常に多いと思われる)
かつては定期券売り場も所在したが、地下鉄の定期券販売は2007年夏に、市営バスの定期券発売も2008年4月で終了し、現在は定期券売り場は無い。
1 ■田園都市線 | 青葉台・長津田・中央林間方面 |
2 ■田園都市線 | 鷺沼・二子玉川・渋谷・(半蔵門線)押上〈スカイツリー前〉・■(東武線)春日部・南栗橋・久喜方面 |
1 ■ブルーライン | 新横浜・横浜・湘南台方面 |
2 ■ブルーライン |
路線名 | 種別 | 隣の駅(下り) 長津田方面 |
当駅 | 隣の駅(上り) 渋谷方面 |
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■田園都市線 | ■急行 | 青葉台駅 (DT 20) |
あざみ野駅 (DT 16) |
たまプラーザ駅 (DT 15) |
■準急 | ||||
■各停 | 江田駅 (DT 17) |
路線名 | 種別 | 当駅 | 隣の駅 湘南台方面 |
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■ブルーライン | 普通 | 当駅始発 | あざみ野駅 (B32) |
中川駅 (B31) |
上記の通り1977年(昭和52年)5月25日に開業した。田園都市線で唯一途中で追加された駅である。追加される前まではたまプラーザ駅~江田駅は駅間距離が最も長かった。
当時はまだ沿線開発中であり、ほぼ何もないといっていいほどさびしい駅であった。各駅停車しか止まらない小さい駅であったが、沿線に団地が多いこともあり、それなりに利用者はいたようである。また、東急による開発も進み、住宅地も増えていった。
90年代に入り、大きな変化が訪れる。横浜市営地下鉄の延伸に伴い、田園都市線との接続駅および終着駅となることが決定したのだ。 東急側は、自社の開発拠点でもあり、沿線の商業的拠点でもある隣のたまプラーザ駅に持ってくるように強く主張したが、横浜市側が「川崎市に近すぎるので横浜市民の足にならん!」などという理由で頑として受け入れなかった(事実たまプラーザ駅は横浜市最北の駅であるが、これは言いがかりにすぎなかった。実際、現在反対側の終点は横浜市ですらない。噂では当時の横浜市議の自宅があざみ野駅に近かったからとも言われている)。
ともかく、この対立は東急が折れ、あざみ野駅は一躍乗り換え駅となった。しかし、東急はその後も腹いせにあざみ野駅に急行・快速を1本も止めなかった。
乗り換え駅となったことで利用者は急激に増え、ついには田園都市線で3番目に乗降客数が多い駅となった。
2000年代に入っても港北ニュータウンからの客が増え続けたため、東急は横浜市からの要望を受け入れ2002年からついに急行が止まるようになった。 たまプラーザ駅から運行上、主要駅の地位を奪ったともいえる。
しかし、3駅連続で急行が止まるようになったため利用者から不満の声も上がっている(実際には線型改良をしたので所要時間は変わっていない)。
港北ニュータウンからの客の流入が田園都市線の混雑の原因ともなっており、東急も頭を悩ませていたが、横浜市営地下鉄グリーンラインの開業などもあって、混雑は少しではあるが緩和されつつある。
主に駅前と呼べるのは西口の方。元々小さい駅だったこともあって朝の混雑も激しい。
悲惨なのはバスターミナルで、西口のバスのりばは1時間に30本近いバスを、一般車と共用の小さいターミナルでさばいている。現在は少し改良されてましになったが、それでも駅前の交通は結構ぐちゃぐちゃ。
バスのりばに最近屋根がついたため、雨にも強くなった。バスの便は結構いいが、方面がやたらかぶっている気がする。でも前述の通り本数は多いので利用者はたくさんいる。
東口はバス停らしきものがあるが、お察しください状態である。
商業的には、駅前には小店舗が散在しているものの、いまいち物足りない感がある。スーパーや飲食店、ファストフードなど一通りのものはあるのだが、なんとも微妙である。特に休日は非常に閑散としており、1日13万人も利用しているとは思えないほど。
利用者が多いのは東急ストアくらい。丸正もあるが、半分はマツモトキヨシに乗っ取られてなってしまった。また、駅舎内にも小店舗がいくつかあり、ここもそこそこの利用者がいる。余談ながらみずほ銀行が多い(合併前の銀行がそろっていたため)。
残念ながら、あざみ野駅の周辺の土地は東急のものではないため、今更再開発もできない。休日に買い物をするなら、主にはたまプラーザに行くか、電車で渋谷・横浜などに向かう。
2000年代に入り、東急が三規庭という高級感漂うショッピングモールっぽいものを作ったのだが、駅から結構距離がある上に、値段が高いなどであまりはやらなかった。今もつぶれずにあるが、高級感がウリのはずが、現在ではサイゼリヤが入っているほど。
一応東名高速道路 江田バス停へは徒歩10分程度で行けることから、都心方面へ向かうバスが渋滞にハマって遅れるのを嫌う乗客はここで途中下車して電車に乗り換えることがしばしば見受けられる(同じ事例として、大阪府吹田市の千里ニュータウン 千里桃山台バス停で途中下車→北大阪急行 桃山台駅乗り換え→梅田・難波方面へ向かう件もある)。
横浜市営地下鉄ブルーラインが新百合ヶ丘駅まで延伸する計画がある。
実際、この地域と新百合ヶ丘は近いようで非常に遠い(電車では2回乗り換えが必要で、バスはあざみ野駅から毎時3本、たまプラーザ駅から毎時1~2本しかない)ので開業すれば便利にはなる。
しかし、前述のバスのダイヤが10年間も改正されてないことから見ても、現状で間に合っていると考えられる上に、建設予定区間が住宅地のため今更工事を始めようにも簡単にはできないと思われる。
しかし、2014年、横浜市が予算案に延伸のための調査費を盛り込んだため、具体化に向けて動きつつある。
掲示板
6 ななしのよっしん
2017/10/06(金) 21:24:34 ID: N9qdDLw7MS
ここの図書館、アクセスはいいのにクッソ古い上に蔵書がいまいちすぎてな……
その上冬は窓が結露しまくるわ、夏は西日がガンガンにあたるわと本に厳しすぎる環境。さらに地区40年ぐらいのボロなんで色々とがたが来てる。
で、最近何か改修したよ? と聞いたから行ってみたら、こじゃれたウッドデッキ(テーブル無し)ができていたというね……違う! ユーザーが求めるものがまるでわかってない!!
7 ななしのよっしん
2021/03/31(水) 23:46:31 ID: nlHkTjqOKs
現在はあざみ野~新百合ヶ丘間のバス路線の本数は日中15分間隔に増発している上にそれでも混雑が激しいよ。
余談にはなるがあざみ野~向ヶ丘遊園のバスも本数がかなり増えていたりする
8 ななしのよっしん
2022/04/08(金) 12:03:15 ID: win276yNdG
マックできたからわざわざ地下鉄でセンター北/南行く必要無くなったな
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/25(木) 04:00
最終更新:2024/04/25(木) 04:00
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