あなたの心温めますか・・・? 単語

アナタノココロアタタメマスカ

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あなたの心温めますか・・・?とは、ファミリーマートノルマンディー店において一部の者にのみ知られている合言葉の様なものである。どちらかと言えば、お客様から店員に対して要望する事が多いらしい。

概要

ファミリーマートノルマンディー店は1942年頃に開店したと言われており(詳しい記録戦争により消失)、戦時中は戦地において補給地点としての役割を果たし続ける。

看板により兵たちからは「戦場オアシス」と呼ばれていたとの記録が残っている。

尚、このノルマンディー店においては店長は未だおらず「店長代理」が存在する。

 

初代店長は戦時中、追い詰められた小隊おうとライフルを撃ち敵の気を逸らし、

また彼等を店に匿おうとした際、流れ弾が命中し、死亡している。

 

だが、バイトをはじめ、そこに勤めている店員達は今でも亡き彼の事を栄と栄誉を讃え偉大なる「店長」と呼び続けている。

 

そんな店長物語は今居る店長代理に話を聞くと良いだろう・・・きっと、心が温まるに違いない。

 

フリージャーナリスト、ファミリーマートン氏によるファミリーマートノルマンディー店の秘話をったレポートをここに開しようと思う。

 

2009年9月11日。私はとある一つのコンビニエンスストアについて歴史を探っていた。

そのコンビニとはファミリーマート、通称ファミマで、場所はノルマンディー店。

一部の年層に爆発的な人気があり、今でもなお繁盛している有名店の一つだ。

その、有名な秘密とは何か・・・?

この店に関する詳しい情報は非開とされており、いまだ調中だが、三つほど、解った事がいくつかある。

 

一つは、1942年には開店していた事。

二つは、店長がおらず、店長"代理"が居る事。

そして三つ目は、『心、温め』というキーワード

 

そして今、私はその秘密を解き明かすべく、ノルマンディー店へと足を踏み入れる事にした。

 

店員「いらっしゃいませ!!」

店内に入ると元気の良い店員き渡る。平和が溢れんばかりの、とてもかしい笑顔と共に。

私は店員の居るレジへとっ直ぐ向かい、自分の名刺を差し出しながら、店員に話を伺う事にした。

マートン氏「すいません、私はフリージャーナリストのファミリーマートンと言います。昔から、このノルマンディー店には秘密があると言われ続けていました。その秘密を私は知りたく思い、足を運びました。」

 

店員「なるほど・・・解りました。では、心、温めという事でよろしいですね?」

 

知りえた情報キーワード。その言葉を店員ははっきりと、嬉しそうに言った。私はもちろん、頷いた。 

 

店員「では、こちらのから部屋へどうぞ。きっと、方の望む答えが見つかるでしょう。」

 

店員に促されるがまま、私はを押し、部屋の中へと入る。中へと入ると一人、初老の男性椅子を掛けて待っていた。

 

店長代理「・・・私は、ここの店長代理じゃ。君は私にこの店の話を聞く為に、訪れたんじゃな?」

 

私は静かに頷く。すると、店長代理は軽く咳払いをしながら話し始めた。

 

「少し、長い話になるがよろしいかな・・・。

そう、あれは私がまだ戦争に行っている時じゃった。私が居た町は敵の部隊にすっかり囲まれてしまった。

みな『もうだめだ』と死を覚悟していたんじゃ。その時、敵兵が私たちの壕に近づいてきた。

私はこれで終わりだ・・・そう思った。だが、その時一発が聞こえたんじゃ!

のした方向には一つの建物があった。

灰色に満ちた戦場に、柔らかな原のと、晴れ渡るを想像させる――そう、その建物ファミリーマートだったんじゃよ。

建物の前で一人の男がを構えておった。先のは彼が撃ったものだと直ぐに解った。

が合うと、彼は私たちを店内に入るように促したのじゃ。

背後から迫る敵に撃たれない事を祈りながら皆必死で店内へと飛び込んだ。

全員が店内へと入るのを確認すると、その店員はすぐさまを閉めた。私はすぐに全員を点呼し、安否を確かめたんじゃ。

一人を除いて、皆弾に当たらず事じゃった。そう・・・一人を除いて・・・。

 

――店の男じゃった・・・。

 

、だった。を閉める時の一の隙が、命取りじゃった・・・。

彼はへもたれかかると、力が抜けたようにその場に座り込んだ。胸やを数箇所撃たれており、瀕死の状態である事はすぐに解った。

そして彼は最後の力を振り絞ってこう言ったんじゃ・・・。

 

――い、いら・・・しゃいっ・・・ま・・・せ・・・。

 

何も喋らなくなった命の恩人はそう言い残して旅立ってしまった。

彼の胸元のタグを見て、この店の店長だという事を知った。

 

――それからの事は良く覚えては居ない・・・。

 

覚えている事は爆撃機爆弾を落として敵部隊を壊滅させた事だ。

 

――あれから、60年も経つ。

 

終戦以来、私はこのファミリーマート店長"代理"を務めておる。それが、あの時私を助けてくれた彼へのたった一つの恩返しじゃ。

 

そして、私は彼の為に訴え続けているんじゃ・・・『戦争は良くない』とな・・・。

こんな小さな店舗だが・・・いつか、かが暗闇の中で迷っていても24時を照らし続ける。

――いつか私が見た、希望のように、其の人を迎えよう。

それが・・・私がここにいるもう一つの理由じゃ。

 

・・・おぉ!そうじゃ!もう一つ大きな理由が残っておった!あの時、私が駆け込んだ時に聞こえたあの鮮やか音・・・。

 

そう、あの入店チャイムじゃ。

 

あの音を聞くと今でも身が引き締まる思いがする・・・。

 

・・・少し、話が長くなってしまったが・・・ここのファミリーマート秘密とはそんな所じゃ。一人の、偉大なる『店長』が存在していた。そして今もなお・・・私たちの心の中に行き続けている。たった、それだけの事じゃよ・・・。」

 

 

 

――特別な秘密などは存在しなかった。だが、私にはそんな事などはどうでもよかった。一人の、偉大なる「店長」が存在した、それだけで私は胸が躍り、それと同時に胸が締め付けられる様な気分だった。

 

一人の偉人が、詰まらない戦争により失われてしまった。

 

私は、これからの人生の行く末が決まったような清々しい気持ちになった。そう、店長代理が言った「戦争は絶対に良くない」という事。私も、これからの人生をその為に使おうと心に決めた。

 

世界が、いつの日か豊かな自然と、煌びやかな青空に包まれた平和であるように・・・そう、あのファミリーマートの様になる事を願い―――

 

 

 

店長代理の話は動画過去ログ09/9/11 19:30~22:30頃記録されている。

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