あべちゃんとは (アベチャンとは) [単語記事]

あべちゃんとは、

九官鳥のあべちゃん
ニコニコ動画の運営

2.の概要

世界を愛と平和に導くために生まれ落ちました。そう、このスマイリッシュなニコニコ動画でね。

あべちゃんとはニコニコ動画の運営の一人。（本名も明かしているが敢えてあべちゃんで掲載する）
（株）ドワンゴコンテンツライブ事業部　部長代理見習い。ニコニコダンスマスターやニコニコ超パーティーのプロデューサーを務める。

また、アヴェ＝マリというバイリンガルな妹もいる。（なぜ、妹にだけ名前があるのか・・・）

元々は某エンタメ会社の中の人であったが、ニコ動やボーカロイドに感銘を受け生活にも影響が出始める。（1日10時間以上聞いていたりとの説もある）なにやらその想いが伝わったのか、ドワンゴに転職してきていた。ニコニコ動画に想いを寄せ、さまざまなイベントを仕掛け、今ではすっかり有名な運営の仲間入りを果たした。
ユーザー系のサービスやイベントのプロデュースに多く関わり、ニコニコのユーザー文化を正常に進化させる役割として、運営の中でも異彩を放つ存在として活躍している。

あべちゃんの夢物語

ニコニコ大会議2009－2010に観客の一人として参加し、最後の演目であった「Smiling」でぼろぼろに泣かされてしまい、「ニコニコ動画は愛と平和を広げる」という確信と夢を持ったらしい。

やがて、念願のニコニコ運営にたどり着く。（何時ごろ転職してきたのは不明だが）ニコニコ大会議 2010-2011のオープニング PVで初顔だし。このころからすでに志願などしていたのかニコニコ大会議担当という役職が与えられていた。そこで自身の経験を生かせるかもしれないと「踊ってみた」の界隈に注目し始める。

ダンスマスター・ニコニコ寄席・コスコレなどさまざまなイベントを手がけ、文字通り「愛と平和を伝える」という道を確実に歩き出す。踊る運営とも呼ばれ、イベントの中毒性にはまり始める。そして次に用意されたステージは「幕張メッセ・イベントホール」にて「ニコニコ超パーティーの演出プロデューサー」という大役だった。

ニコニコ動画の大体のジャンルを網羅したステージ。こんなの絶対無理だよと思いつつ、言葉で形容しがたいイベントを目指し、最後にはネットリアルをあわせて延べ90万人を動員。5年分の思いを幕張にぶちまけた。

「ニコニコ動画で世界に愛と平和を届ける」活動はまだまだ続く…

「踊ってみた」と「ストリートダンス」の違い

ダンマス４の終了後のブログの序盤の記述においてあべちゃんはこのように述べている。
太線下線部分は筆者による補足。

ストリートと踊ってみたの相違点：
踊ってみたが本質的にストリートと異なるのは、
・日本語歌詞の音楽を用い、自分が主体的"アーティスト"として歌詞や音楽を忠実に表現する文化である事
・楽曲の権利処理ができるので生放送配信ができる事
・二次創作文化がベースであり、振り付けを皆で共有する事が主な非実力主義な文化である事
だ。
※便宜上アーティストと表記するが、ニコニコのクリエイターを"アーティスト"と敬称しているものではない。

ストリートダンスシーンについての見解：
ストリートダンスシーンでのダンサーの主な立ち位置はショーダンサーである。
特に歌詞のよく分からない洋楽で、実力としてのショーダンスを見せつけるか
アーティストの後ろで、主役になれないダンスをするという脇役としての立ち位置に満足する
事が文化活動の主な所だ。

ニコニコの踊ってみた文化とは：
アニソンやJ-POPs、ボカロなどで踊るというのはニコニコの住民属性上、必然的にできあがった
奇跡の踊り文化だ。
日本語で踊る事がデフォルトになっているこの新しい文化は、
シンガーと同じように音楽、そして振りを見る側に伝える表現者になれる。
自分が主体のアーティストになれるという事のメリットは歌手の後ろに回らなくてよいという事。
つまりそれは、お客さんがアーティスト的に自分を見てくれると言う事。

踊ってみたの強み：（※）
ストリートのショーダンスは主にはその時限りのクオリティ評価に重きが置かれていて、
つまりは"よかった！よくなかった！"という感想で終わる事が多く、点で終着する作品発表の文化である。
対して、主に二次創作がベースとなるこの文化は、
必ずしも実力至上主義的な弱肉強食の中に成り立っておらず
踊りが下手な人にも裾野が広がりやすい構造になっている。

はてなダイアリー：「あべちゃんのニコニコ動画夢物語」より引用
※は一部の文章を校正している。