┌|∵|┘はあらぶっている!
当該埴輪(識別記号:HNW.AME)は、その他の発掘区画より出土した埴輪と比較して極端な
姿勢(当時の担当者によると、あらぶった姿勢)で造形されていた。印象深い造形のためか、
発掘者たちの間で「あらぶるはにわ」と呼ばれていた。
当初はOutlier(外れ値)と思われていた当該埴輪であるが、出土地域のさらなる調査の結果、
外れ値とも言えない状況となった。当該埴輪(および、その後の追加調査で発掘された埴輪)
らが出土した地域は、その他区画よりも低位であり、多雨地帯であった遺跡であれば頻繁に
水害の危険に曝されていたと考えられる。その上で、埴輪は箱庭なような、土で囲まれた
比較的小さい区画より出土していた。埴輪は安全と思える場所に避けるように置かれており、
「あらぶるはにわ」は水害より守られていた。大雨が降ろうとも、箱庭が守ってくれるよう。
上記経緯より、「あらぶるはにわ」が出土した地域のことを「あめふるはこにわ」と呼ぶ
慣習が生まれた。しかし、学会は「(慣習による通称が)はにわを連想させ誤解を招く」と
批判している。そのため、出土地域について、慣習と学会が合意を得ることは今後も難しい
と思われる。
と、Treow氏の「あめふるはこにわ」を、つい「あらぶるはにわ」と読んでしまった
罪作りな誰かが言っていた。まさかの改訂を含めてw
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最終更新:2024/04/26(金) 01:00
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