いい目してんねサボテンねとは (イイメシテンネサボテンネとは) [単語記事]

いい目してんねサボテンねとは、ガチムチパンツレスリングでいかりやビオランテが発した台詞（空耳）である。

概要

城之内戦を制した兄貴、そしてTDN戦を制したビオランテ。

狭いロッカールームに二人の勝者は要らない。

両雄がぶつかり合うのは既に運命付けられていた。

厳しい睨み合いが続く中、兄貴の一言でそれは打ち砕かれた。

「目がビジネスマーン」（me ga bizinesuman ）

相手は初対面である。しかし兄貴の歪みない目はその事を分かっていた。

事実、彼は会社経営も手掛けている一流のビジネスマンであった。

一目見ただけで本性を暴かれてしまったビオランテ。

この男は只者ではない……ビオランテの本能の勘はそう告げていた。

応酬を続けていく内に、ビオランテはあることに気付く。

この男は、サボテンである。

灼熱の砂漠地帯で大きくもっこりとそびえ立つサボテン。

長い時間をかけて美しく歪みねぇ花を咲かせるサボテンの花。

兄貴の目からそのような歪みなさを感じ取ったビオランテは、無意識に口を開いてしまった。

「うわ、いい目してんね～サボテンね」

そんな言葉が出てくるのを分かっていたのか。兄貴はビオを小馬鹿にしたように言い放った。

「へっへ、3歳か」

しかし、ビオランテには「山菜」と聞こえてしまった。

「俺は渇いた荒地で鍛えられたサボテン、お前は水の豊かな所でのうのうと育った山菜」・・・兄貴はそう言いたかったのではなかろうか。

相手を挑発する兄貴、見せかけで超動揺しているビオランテ。

ロッカールームの王者を決める戦いが今、始まる------