いとこのことは (イトコノコとは) [単語記事]

いとこのことは、いぬちくによる漫画である。

概要

田舎にやってきた中二男子と、近すぎる距離感で彼を翻弄する小6の従妹を軸としたカントリーラブコメ。

2020年から作者のpixivやTwitterに漫画や一枚絵が投稿されていて、2022年の「週刊少年マガジン38号」に読み切り版が掲載され、2023年 8月4日から9月15日にかけて「ドラドラしゃーぷ#」で第1話から第4話まで短期集中連載された。そしてそれが好評を博したため、第5話から本連載されている。

ヒロインが従妹という微妙なインモラルさが特徴。また、日焼け跡や足裏の描写に定評がある。

舞台モデルは熊本県宇城市だと思われる。

ニコニコ静画でも連載中。「全年齢版LO」や「永遠の寸止め漫画」などと呼ばれているが果たして……

コミックスは現在4巻まで刊行中。

2025年3月7日には爽のASMRが発売された。CVは寺澤百花。

あらすじ

夏休みの間、熊本にある叔父の家で過ごすことになった少年・望は、元気すぎる従妹の爽に懐かれ、毎日振り回されていた。

自分を遊び道具のように扱う爽を厄介がっていたはずの望だが、どんどん彼女のことから目を離せなくなってゆく。

そんな中、唐突にやってきた父からこの町の中学への転校を告げられる。

主な登場人物

望: 主人公。思春期真っ盛りの中学二年生。しっかり者だが天然たらし気味。生粋の都会っ子なため虫は苦手。わけあって熊本にある叔父の家に居候する。ホラーは苦手。女装の素質がある。
諫間爽: ヒロイン?小6。望のことが大好きなボディタッチが激しい日焼けしたじゃじゃ馬娘。動物によく好かれる。テンパると熊本弁が出る。運動神経が良く、とくにダンスはプロ級。宿題を片付けるのは遅いが作法は整っており家事にも積極的に参加する。寝起きは機嫌が悪い。
三角の叔父さん: 爽の父親にして望の父親の弟。小太りで優しい。
三角の叔母さん: 爽の教育熱心な母親。昔は格ゲーマーだった。
お父さん: 望の父親。「今の望には爽のような子が必要」と考え、突如として望に転校を告げる。結構強引かつ自分のことを棚にあげがち。
栞: 望と爽の従妹。爽の父の姉の娘。望と爽の仲を訝しむ。側頭部を刈り上げている。子供同士がイチャイチャする本が大好き。
葵: 芸能活動をしている望の妹。八重歯がチャームポイント。寝相が悪い。
山戸武: 爽の小生意気な同級生。爽に片思い中で望を敵視しているが、女装した彼に一目ぼれしていた。
山戸尊: 武の姉。望の転校に伴い彼と同級生になる。爽と弟の気持ちに気づき揶揄いつつ心の中で応援する。
籠崎海: オドオドした物憂げな望の東京の同級生。バスケ部の先輩に襲われそうになった際、望に助けてもらった。