いびってこない義母と義姉とは、おつじによるWeb漫画作品である。
概要
名家の庶子である中村美冶は、母と二人貧しくも幸せに暮らしていたある日、最愛の母が他界し鴻蔵家の本家に引き取られることに。妾の子であることを理由に憎まれる覚悟をしていた美冶を待っていたのは、義母のてると義姉のまりか・ありさ姉妹による暖かな歓迎だった。控えめながら芯が強い少女と善人ばかりの上流階級の人々が送るハートフルコメディ。
初出は作者がTwitterに投稿した4P漫画であり、好評を受けて2020年11月20日よりpixivコミック内の漫画誌「comic POOL」で連載が開始された。
2026年7月8日より、TVアニメが放送開始。
主な登場人物
主要人物
- 中村美冶 / 鴻蔵美冶(なかむら みや / こうのくら みや)CV:鈴木日菜
- 主人公。母の死を機に鴻蔵家に引き取られた庶子。幼い頃から奉公に出ていたために学は無いものの、母から愛されて心豊かに育った。控えめで優しい性格。義母と義姉の優しさと慣れない上流階級の生活に戸惑いながらも、彼女達の家族として、鴻蔵家に相応しい人間になりたいと願うようになる。
- 鴻蔵てる(こうのくら -)CV:くじら
- 鴻蔵家の正妻で美冶の義母。見上げるような長身と厳格な佇まいを持ち実娘達から畏怖されているが、実際はとても愛情深く器の大きな女傑。実母との思い出を上書きする必要はないという気遣いから、美冶にはマミーと呼ばせている。
- 鴻蔵まりか(こうのくら -)CV:芹澤優
- 鴻蔵家の長女で美冶の義姉(父は同じなので異母姉である)。刺々しい態度と言葉足らずで誤解をされやすいが、本当は心優しいツンデレ姉。幼い頃のてるとの約束から、名家の娘として一流になるまでは母を「ママ」と呼び続けている。美冶からの呼称はまり姉ちゃんさま。
- 鴻蔵ありさ(こうのくら - )CV:貫井柚佳
- 鴻蔵家の次女で美冶の義姉(異母姉)。背筋が凍るような冷酷な笑い方をするが、本当は心優しいクーデレ姉。努力家であり、まりかを煽るためにも努力を惜しまない。学生ながら家業を手伝っており収入がある。美冶からの呼称はあり姉さま。
鴻蔵家の関係者
- グングニル CV:麦穂あんな
- 鴻蔵家の護衛(愛犬)。通称グンちゃん。屋敷の前に倒れていた所をまりかとありさに拾われた元野良犬で、心の問題からか声が出せない(なので護衛とされるが番犬には向かない)が、家族には大切にされている。
- 鴻蔵弥栄子(こうのくら やえこ)CV:根本京里
- 鴻蔵家の分家筋でまりかとありさの従妹。まだ幼い少女だが、名家の娘として肩ひじを張っている。ありさを慕っており、初対面の美冶に嫉妬して意地悪をしたが、彼女の優しさに触れ「ライバル」と認めることになる。幼いながらも鴻蔵家の人間らしい面倒見の良さは垣間見える。
- 名護(なご)CV:内山夕実
- 鴻蔵家のメイド長。てるほどではないが長身の女性。
- 三ツ矢(みつや)CV:M・A・O
- 鴻蔵家の新人メイド。
- 植木(うえき)CV:東地宏樹
- 鴻蔵家の庭師。
中村家
- 美冶の母 CV:桑島法子
- 美冶の実母。美冶が幼い頃から床に臥せりがちであり、美冶は母を支えるためがむしゃらに働いていた。美冶の様子から愛情を察したてるやまりかには「ご母堂」と敬意を持って呼ばれている。
- 中村ヤス(なかむら -)CV:山田栄子
- 美冶の母方の祖母。一度は鴻蔵家に美冶を送り出したものの、美冶が名家の暮らしに馴染めないことを案じ連れ戻そうとする。美冶を年季奉公に出す目論見もあったようだが、美冶の意志を尊重し、鴻蔵家の生活が辛くなったら中村家に帰ってくるように伝えて引き下がった。
婦人会「若葉」
社会的地位を持つ者の伴侶が所属する都心でも大規模な婦人会。てるは婦人会四天王の一人【鴻鵠の母】と呼ばれ慕われている。
- 稲荷タキノ(いなり -)CV:新井里美
- 婦人会四天王の一人【報せの地図】。民間教育機関「叡報女学園」理事長。情報で栄えた家柄で、社会のあらゆる情報を網羅している。鴻蔵家ともビジネスパートナーのようで、てるとは密談をする仲。
- 御厨(みくりや)
- 婦人会四天王の一人【秩序の秤】。男爵夫人。しきたりを重んじる秩序の模範としての厳格さと、目下の者にも配慮する柔軟さを合わせ持つ。てるに対しても表向きは厳格だが実際はダダ甘。
- 花山(かざん)CV:伊藤静
- 婦人会四天王の一人【芸道の女帝】。華道家元。四天王の中では見た目も振る舞いも若い。てるを慕う一方、御厨とは張り合うこともある。
叡報女学園
まりかとありさが通う名門女学校。鴻蔵の生活に慣れた美冶も入学することになる。
美冶の同級生
- 花山リル(かざん -)CV:大地葉
- 花山の娘で、自身も国内外から注目を集める華道家。家柄とリーダーシップから美冶のクラスの中心となる。母同士が友人ではあるものの、控えめで流されがちな美冶が当初は気に入らなかったが、周囲を伺う美冶の配慮に美しさを認め友情を結ぶ。まりかとは顔を合わせる度にけんかをする仲。
- 稲荷小雪(いなり こゆき)CV:寺澤百花
- 稲荷の娘。「情報を不用意に扱ってはいけない」と言われて育ち、脳内の膨大な情報から話題を選ぶ日常会話が苦手になってしまった。おどおどした様子から美冶には親近感を抱かれ、日頃姉達に圧倒されていることもあって「言葉を待つ」ことを楽しんでくれた美冶と友人になる。リルとは顔馴染だが彼女の押しの強さから上手く話せておらず、美冶とのやり取りからそれを察したリルとも改めて友人になった。
- 中山はづき(なかやま -)CV:結川あさき
- リルの取り巻きの一人で彼女とは幼馴染。元々は中流階級の娘としてリルの顔色を伺っており、陰でリルの作品が「わからない」と話していた所を見つかってしまったが、自分の気持ちを言葉にした美しさとして認めてくれたリルを心から尊敬するようになった。美冶のクラスの体育委員だが、実は体力はあるが運動音痴であり、体育祭に向けて美冶と特訓をすることになる。
生徒会
- 御厨定(みくりや さだめ)
- 生徒会長でまりかの同級生。御厨の娘で歴代生徒会でも特に厳粛な「規律の化身」。その真っ直ぐな姿勢から人望も篤く、鴻蔵姉妹と並び絶大な支持を集める。まりかとは幼い頃からよく比較されており、取り巻きを含めライバル視しあう関係。
アニメ
2026年7月8日よりTVアニメが放送されている。監督は『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』『Lv1魔王とワンルーム勇者』などの井上圭介。美冶を演じる鈴木日菜はTVアニメ初主演となる。
スタッフ
主題歌
- オープニングテーマ「雨宿りの憧憬」
- 作詞・作曲・編曲:ANCHOR
歌:Lia
- エンディングテーマ「クレール」
- 作詞・作曲:konoco
編曲:高田翼
歌:AVAM
放送情報
関連静画
関連チャンネル
関連リンク
関連項目