いぶます!(仮)とは、EVEシリーズの「EVE ZERO」を題材にした長編Novelsm@sterであり、iM@s架空戦記シリーズである。
「デコのおまわりさん」で名を馳せたバニラマリンPが贈る本作は、前作と同じく、警察を主な舞台としたレトロゲームとアイドルマスター シンデレラガールズをコラボさせたノベマスである。
EVEシリーズの主な特徴として、主人公が2人存在し、互いに影響を与えながらそれぞれの物語を紡ぐマルチサイトシステムがある。いぶます!(仮)でもそれを踏襲し、天ヶ瀬冬馬(EVEの天城小次郎に相当)、北条加蓮(法条まりなに相当)、二人のアイドルを主人公とする物語が同時並行的に進んでいく。
前作の未視聴者、EVEシリーズの未プレイ者でも楽しめるように作ってあるとのことだが、水瀬伊織をはじめ前作の登場人物が多数出演するため、前作を見ているとより深く楽しめるだろう。
作者のバニラマリンPは前作と本作をあわせて「ほのぼのサスペンスシリーズ」と名付ける意向を持っているようであるが、その名称にふさわしい内容であるか否かについては、視聴者諸兄の判断に委ねたい。
時は平成4年5月。一人の男の猟奇的な死体が発見されたことから物語は始まる。
桂木探偵事務所の探偵・天ヶ瀬冬馬のもとに、遺伝子中央研究所の附属研究所所長・榊原里美から、失踪した息子・榊原真を探してほしいとの依頼が舞い込む。依頼を受ける冬馬だが、初対面のはずの里美に見覚えがあるなど、違和感を覚えていた。やがて、彼自身も知らない冬馬周辺の過去も絡み、事態は複雑さを増してゆく…。
遺伝子中央研究所の職員・石塚忠が豊洲の路上で殺害され、内蔵が丸ごとくり抜かれた姿で発見された。警視庁公安部の警察官・北条加蓮は、元先輩の望月聖とともに、本事件の調査にあたる…かと思いきや、米国フィルブライト財団(研究所に出資)の会長秘書・フレデリカ=ミヤモト・ブラッチフォードの(護衛を装った)監視を命じられる。公安が本件に関わる理由すら判然としないまま、加蓮たちは複雑な事件に巻き込まれてゆく…。
前作「デコのおまわりさん」は、刑事である水瀬伊織を主人公としており、基本的には刑事ドラマであった。
本作・加蓮編の主人公の所属は警視庁公安部である。公安は警察の中でも特に政治色の強い部署である。本作でも、自○党の政治家、右翼などが、物語に絡む主要な登場人物となっている。
そのこともあり、前作でみられた組織の縄張り争いや内部抗争、ギスギスした人間関係などの描写は、より一層重苦しさを増している。
冬馬編についても、冬馬自身の家庭環境が複雑であり、作中当時の探偵はダーティーな業界であったことも重なって、重厚なストーリーであることは変わりない。
原作のストーリーを尊重しつつ、現実の警察に即した描写に置き換えている点は前作と同様。
その一方で、EVEシリーズやアイドルマスターのネタをもとにしたコメディ要素も豊富であり、バニラマリンPのファンなら楽しめること間違いなしである。
二つのストーリーを見る順番は自由であるが、動画公開順に、プロローグ→冬馬編1日目→加蓮編1日目→冬馬編2日目→加蓮編2日目→…と見ていくのが自然かもしれない。
作者のブログ(下記リンク)において作品解説が行われているが、記事執筆時点における最新動画までのネタバレを前提に書かれているため、先に動画を視聴したうえで読むことをおすすめする。
掲示板
6 ななしのよっしん
2022/08/01(月) 15:59:46 ID: m5mfKDhJRB
現実が大変なことになっておっつかない……公安警察の中には宗教右翼だけじゃなく勝共連合のシンパもいるはずなのでいろいろ大変だ
7 ななしのよっしん
2023/04/19(水) 14:51:12 ID: 9mg638ytjg
でこのおまわりさんの頃からファンなんだけど、この話は正直よくわからない。右翼っぽく描かれる連中がヤバイのは重々承知だけど、主人公もキチガイ連呼ばかりで品が無さすぎる。
と言うかバニラマリンさんは何を描きたいの?警察関係の事情に詳しいみたいだし、現実もこんなもんですよみたいな警鐘をならしたいの?
8 ななしのよっしん
2024/02/03(土) 14:56:22 ID: m5mfKDhJRB
これだけ長期にわたる中断を何度もはさみながらどうにか完結に向かってるのをまずは喜びましょう。
しかし安倍元首相暗殺からいろいろ潮目が変わりすぎだよ。
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最終更新:2024/12/02(月) 05:00
最終更新:2024/12/02(月) 05:00
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