うそつきリリィとは (ウソツキリリィとは) [単語記事]

『うそつきリリィ』とは、マーガレットで連載されていた小村あゆみによる少女漫画である。

概要

めっちゃタイプの男の子・苑に告白された主人公・ひなた。初めて彼氏ができて浮かれてたけど…実は苑は、尋常じゃない男嫌いで、女装が趣味の超美人だった!?

1巻裏表紙より

女装男子・苑と付き合うことになった主人公・ひなたとその友人達によるどたばたラブコメディである。マーガレットにて平成21年 No.23から平成26年No.11まで連載、単行本は全18巻。略称は『うそリリ』。

元々はマーガレット誌上での連続読みきり企画として発表された作品だが、好評のため連載となった。初出の読み切り作品は0巻として出版されている。

女装男子を前面に押し出してはいるが、百合とは違い男女の恋愛を描いている。百合のように見えるけれど百合ではない、というのが書名の由来である。また、女装男子だけではなく男装女子やオジサマ、ドS 男子、年下男子等多彩なキャラクターが登場する。

10巻までの単行本の表紙は全て苑のコスプレ女装姿で統一されている。0巻のみスピンオフという意味合いでスッピンである。11巻にて表紙カバーがリニューアルし、主人公ひなたがようやく11巻で表紙を飾った。

作中作である『剣術小町』がスピンオフとしてコミックス化されている。

主な登場人物

早乙女ひなた: 主人公。1巻時点で高校 1年生 15歳。誕生日は1月15日。好きなものはイケメン。典型的な恋に夢見ている乙女である。何をしても人並み、普通と言われるが、それは苑曰く「世界中を凝縮したらひなたのような女の子になる、すなわち女の子の宝石」とのこと。篠原苑が初めての彼氏。男装すると「ひなたくん」と呼ばれ、女性に人気がある。
篠原苑: 女装男子。1話でひなたに告白し付き合うことになる。女装する理由は、男が嫌いすぎて男の自分の顔を鏡で見るのも嫌いだから。男時の自分が写ったガラスや鏡を割ってしまうという厄介な癖がある。女装時に町を歩けばよくナンパされるほどの美人。なお、苑が女装をやめる時は連載の終了を意味する。
高梨直太: 苑の高校からの男友達。ドS。が、苑に「告白する時は男装で行け」とアドバイスしたりするなど根は親切なようだ。巨乳好きで「天然の巨乳しか認めない」と断言している。
芦屋小町: ひなたの中学からの友達。Sっ気が強いが、虫や幽霊などは苦手。また他人に対して恋愛のアドバイスをすることは平気だが自分の恋愛話となると恥ずかしがって暴れる。母親は剣道場の師範であり、小町自身も剣の才能がある。一つ下の幼馴染の小次郎と付き合っている。