うちのタマ知りませんか？とは (ウチノタマシリマセンカとは) [単語記事]

タマ＆フレンズ～うちのタマ知りませんか？～とは、1983年にデビューしたキャラクター。

niconicoでのタグとしては「うちのタマ知りませんか？」が使用されることが多い。本記事名もそれに準じている。

概要

デビュー初期の商品では、少しきょとんとしたような顔のぶちネコ「タマ」の絵に、「うちのタマ知りませんか？」という題名から始まる手書き文章が付いている。この、「いなくなったタマを探してほしい」とお願いする貼り紙のようなイラストが当初の基本だったようだ。

「タマ」以外にも白犬「ポチ」、トラネコ「トラ」、黒犬「クロ」などの様々なイヌネコのキャラクターも登場しており、これらをひとまとめに『タマ＆フレンズ』、あるいは『3丁目のタマ』といったシリーズ名も付けられ、多数のグッズが制作された。

メインターゲットだった女子中高生だけでなく上下幅広い年齢層からの人気を得たため、ファンシー文具だけでなく、絵本やぬいぐるみ・ボードゲーム・ビデオゲーム・後述するアニメ版など、様々なジャンルで展開していった。

2013年にはシリーズ開始から30周年を迎えたことを記念して、オリジナル小説の発売や「ケロロ軍曹」とのコラボ（ケロロ軍曹の作者の吉崎観音がこのシリーズのファンだったことと、ちょうどケロロ軍曹も2013年に15周年を迎えていたことが縁となったらしい）などの企画も行われた。^[1]

1989年の全6巻のOVA『TAMA＆FRIENDS 3丁目物語』、1993～1994年のテレビアニメシリーズ『3丁目のタマうちのタマ知りませんか？』、1993年のアニメ映画『3丁目のタマおねがい！モモちゃんを捜して！！』、2006年のテレビアニメシリーズ『TAMA＆FRIENDS「探せ！魔法のプニプニストーン」』など、複数のアニメ作品が制作されている。

2016年にも、アニメシリーズ『タマ＆フレンズ〜うちのタマ知りませんか？〜』が10月1日からからTOKYO MXなどで放映開始された。上記の2013年の30周年企画で再ブームを予感させる流れが生まれたことや、後述するニコニコ生放送が多くの視聴者を集める盛況となりTwitterを中心に話題を呼んだことなどから、新作アニメ企画がスタートしたとのことである。^[2]

1993年に第1期、1994年に第2期が放映されたテレビアニメシリーズ。ただし第1期の前半は1989年のOVA『TAMA＆FRIENDS 3丁目物語』の再録であり、後半と第2期が新規制作部分である。

ストーリーは3丁目に住む岡本たけしの飼猫のタマとその友達イヌネコ達が繰り広げるほのぼのした日常物である。しかし、一見幼児向けでありながら「生と死」という重いテーマを扱ったり、挿入されるギャグが子供向けではなかったり（「サンダーバード」のパロディなど）と、大人向けと思われる要素も含んでいた。「アニメカービィ」と似たような子供から大人まで楽しめる作品を狙っていたのかもしれない。特に一部の話は強烈なインパクトがあり、今でもトラウマになっている人もいる。

2015年の夏にはなんと『アニメ「ウチのタマ知りませんか？」検索してはいけないトラウマ回を一挙上映/ホラー百物語』というタイトルで、ニコニコ生放送でトラウマ回「まつりばやし」「パラダイス･オブ・カニカン」「さまよえる首輪＆デビル・ポチの伝説」の3つの回が公式生放映された。「ニコニコホラー百物語 2015」というホラーもの企画の一部である。

この公式生放送は2015年 8月6日に放映された際に大量の来場者を集め、さらに8月28日にも再放送された。2回で計十数万人のユーザーが視聴するというこの大盛況は、上記のように新作アニメシリーズの制作を公式に決断させるほどのものだったという。

また、レイアースで有名になる前の椎名へきるも参加している。ビデオ・DVDの特典でも出演しているので探してみるといいかもしれない（大きいTSUTAYAにDVDが置いてある可能性がある）。