おひつじ座

おひつじ座 Aries
略符	Ari
象徴	the Ram
起源	古代　プトレマイオス
概略位置	赤経：3 赤緯：+20
正中日時	12月10日21時
広さ	441平方度(39位)
3.0等以上の恒星数	2
最輝星	ハマル(1.996等)
メシエ天体数	0
隣接する星座	ペルセウス座 さんかく座 うお座 くじら座 おうし座

おひつじ座とは、黄道十二星座の一つ。トレミーの48星座の一つでもある。

名前の通り羊を題材とした星座である。

概要

秋から冬の星座であり、最も明るい星は2等星。

黄道十二宮の1番目・白羊宮にあたり、だいたい3月21日(春分)から4月20日(穀雨)頃まで太陽が留まる。

古代バビロニアでは、α・β・γからなる鉤型の星座を「農夫」としていた。しかし、「男」と「羊」が同音異義語”lu”だったことから、羊と同一視されるようになった。

主な天体

恒星

• α：ハマル(Hamal)
  • おひつじ座唯一の2等星。
    かつてハマルとはおひつじ座自体を意味していた。 
• β：シェラタン(Sheratan)
  • ハマルの次に明るい。3等星。
• γ：メサルティム(Mesartim)
  • ほぼ等光の美しい2重星。
• δ：ボテイン(Botein)

データ

名称		視等級	絶対等級	距離(光年)	スペクトル型	変光星型	変光幅	備考
α	ハマル	1.996	0.472	65.38	K2III	―	ごく僅か	アラビア語で羊を意味する
β	シェラタン	2.64	1.33	60	A5V
γ	メサルティム	3.88	-0.10	159	B9V
δ	ボテイン	4.35	0.79	168	K2IIIvar

ギリシャ神話

ボイオティア王アタマスの息子プリクソスと双子の妹ヘレーが、継母イノーの悪巧みによって生贄にされそうになった。
しかし、ゼウスが金の皮を持つ羊を遣わして二人を助けた。 このときの羊がモデルとされる。

ヘレーは逃亡中に海に落ちて死んでしまったが、プリクソスは生き延びた。プリクソスは逃亡先のコルキスで、当時の風習に倣って羊を生贄に捧げ、その皮をコルキスの王アイエーテースに贈った。この羊の皮を手に入れるための冒険がアルゴー号(アルゴ座)の冒険、アルゴナウタイ神話である。

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関連項目

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黄道十二宮

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