おやき 単語

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オヤキ

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おやきとは、

  1. 長野県郷土料理小麦粉蕎麦粉を使う。(本稿で解説)
  2. 山梨県郷土料理。生地にトウモロコシ粉が用いられる。
  3. 鳥取県郷土料理。こちらはサトイモ米粉を使う。
  4. 今川焼きの別名。北海道青森県など一部地域で呼ばれる。

概要

各地にある粉食料理(粉もん)の1つ。小麦粉蕎麦粉をで練って皮を作り、餡を包んで焼いたもので、円形で手のひらサイズのものが一般的。

カロリー栄養バランスが良く、食・副食・間食などあらゆる場面で食べられる。囲炉裏で焼いたおやきは、農作業の合間のおやつとして、また長く厳しい保存食として広く重宝されてきた。県内では、お盆8月14日には前に供える習も伝わっている。

長野県北部が発祥とされるが、観光としても定着した現在は県全域で食べられている。

特徴

皮と餡で作られており、饅頭仲間と言えるが、おやきの特徴的な点はその種類の多さである。

餡の具材には野沢菜やナス切り干し大根カボチャキノコなど各地で採れるものが定番となっている。この他にも小豆クルミ、ふき味噌きんぴらごぼうジャガイモリンゴ鶏肉、信州サーモンなど、県民でも把握しきれないほどの種類がある。

調理法も複数存在する。たいの焙烙で軽く焼いた後、囲炉裏の中で蒸し焼きにする焼きが伝統的な作り方。焼きの他に揚げ、揚げ焼き、揚げ蒸かし、蒸かし、蒸かし焼きなどがあり、それぞれ食感も大きく異なる。

手作りするならばレシピ無限大。あらゆる可性を秘めた信州のスローフードである。

歴史

山が多く寒冷な気長野県コメの栽培に適さず、代わりにコムギソバなどの穀物が作られていた。

縄文時代の遺跡から粉を練って焼いた跡が発見されており、長い歴史の中で独特の粉食文化が育まれてきた。現在でも長野県小麦粉の消費量が全トップクラスで、おやきはその代表的な料理である。

時代や場所が変遷すると、おやきも進化を遂げた。調理場が囲炉裏からかまどになり、衛生的かつ短時間で作ることができる蒸かしおやきが登場し、忙しい商人の多い善光寺門前などで定着した。

囲炉裏やかまどのない現代では、フライパンオーブンでも簡単に調理・加熱することができる。冷凍おやきも販売されており、遠方にいながら信州の味が楽しめるようになった。

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最終更新:2024/04/25(木) 23:00

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