お兄系とは、みんな(ネタ的な意味で)大好きメンナクでお馴染みのファッションである。
ニコニコライフを満喫している人々は昔、ギャル男というファッションが渋谷や名古屋を中心に流行したのはご存知だろうか。ヴォリューミーな茶髪や金髪、日焼けした肌、タイトで黒目、でもアニマル柄やアクセサリだらけのコーディネート、ブーツインしたパンツ、エンジニアブーツ…まぁ、センターGUYとも呼ばれてた、所謂DQNなファッションが90年代後半から2000年代前半に入るかはいらないかくらいのころまで流行っていた。
そんなギャル男ファッションにホスト・ヴィジュアル系を取り入れたコーディネート…それがお兄系と呼ばれるファッションである。基本的にはモテを意識したのか黒や茶などのシックな色彩をベースにする傾向が強く、髪型もナチュラルにしてカジュアルさを強くすれば普通のお兄さんとして過ごしても問題無い汎用性の高さも特徴。ファッションの分類としてはストリート・アウトローに属する。ファッション傾向から、上半身のボディラインが強調されやすい傾向がある。また、チノパンやストレッチジーンズなどで下半身をすっきりさせたり、逆 にストリートを意識してカーゴパンツやサルエル、パーカー風ベストをプラスしてルーズ感を演出、そして適度にクールなシルバーアクセを使えばファッション はそれっぽくなる。もし、好きな男性キャラにお兄系コーディネートをするなら、これらの傾向を基本とし、後はMEN'S KNUCKLEやMen's SPIDER、30代キャラならLOADED(あるいはそのあたりの雑誌に出てくるモデルのブログや通販サイト)を参考にするといいだろう。
ただし、コーディネートとして紹介される服が高いということは稀によくある。LOUIS VUITTON、DOLCE&GABBANA、ROEN、ROAR、エドハーディー、クリスチャンオードジェー、sostenutoあたりを店員さんに勧められることも多いので、安く済ませるなら雑誌(あるいは雑誌の公式サイト)片手に古着屋で物色するのが安全だろう(お財布的な意味で)。さらに、ギャル男ファッションでも少し触れたがお兄系もタイトな服を売っていることが多いのでぽっちゃり以上やマッチョには非常に厳しいファッションでもある。どうしても着たいのであれば痩せるしかない。その上、30代後半以降がこのファッションを行うと痛い人と思われる確率が高いという一面もあるので、どうしてもそれっぽくしたいおっさんはおとなしくLEONを参考にするように。
なお、ギャル男発祥は渋谷と思われがちだが意外にも名古屋は栄がルーツであるという説もある。どっちが先かは調査中だが、栄は聖地であると言われていた。実際に当時の名古屋には結構いた。
基本的にギャル同様、ヲタク界隈ではあまりいいイメージを抱かれないお兄系。しかし、それを逆手にとって義理人情の厚い熱血漢要素や面倒見の良いお兄さんキャラをプラスすればギャップ萌えとして成立しやすい。また、この手のタイプはイベントごとを好む傾向が強いのでお祭り騒ぎが大好きなハイテンションキャラや、チャラいがやるときはやる昼行灯、喧嘩っ早いヤンキー(またの名をかませ犬)として登場させるのもいいだろう。
どちらにしろ賑やかし、ヤンキー、わんこ属性が付きやすく、エロ方面なら遊びなれた男子なら想像しやすいだろうし、あえてそれを逆手にとって隠れ童貞にするのもいいだろう。腐った人々ならビッチ男子にしてしまう人もいるかもしれないし、ツンデレにするのも面白いかもしれない。
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最終更新:2024/04/25(木) 04:00
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