お局

お局（おつぼね・おきょく）とは、

• 宮中で局（個室）を与えられた女官に対する敬称。
• 大奥において局を持っている女性に対する敬称。転じて、その女性たちを取りまとめる年上の女性。
• 職場を仕切る古参の女性社員に対する陰口。当記事で解説。
• ゲーム実況プレイヤーの一人。→お局の人（おきょくのひと）
• THE地球防衛軍2の無線通信に登場する怖い人→お局隊員
• 迷列車で行こうシリーズに登場する富山地方鉄道14760系電車→お局（迷列車）

概要

職場を仕切っている古参の女性社員、特に意地悪な人や口うるさい人、婚期を逃した人を指す言葉で、同じ職場の社員から陰口として使われることが多い。「お局様」と様付けされることも多いが、これは嫌味として使われる。

もともとの宮中・大奥での「お局」にはマイナスイメージはあまり無かったが、時代が昭和から平成に入るあたりで陰口として使われるようになった。

• 1989年のNHK大河ドラマ『春日局』以降に多用されるようになり、マイナスイメージがついたとする説
• 1988年の羽生さくるの著書『部長さんがサンタクロース』が初出とする説

などがあり、はっきりしない。

なお、稀に新入社員などが勘違いしてしまうこともあるが、様付けされるからと言って「御局」という苗字ではない。本人の目の前で「御局様」と言ってしまうのは大変危険である。オズボーン(Osborne)でも乙骨(おつぼね)でもない。

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関連項目

• お局隊員
• お局(迷列車)