かぐや消しとは、修正されているのに聞き取る事が出来るピー音(自主規制音)の被せ方である。
なお、エロゲー一般に言うところの「消し」とは当たらずといえど遠からずだが関係はない。
分かりやすく言えば、「ニコ○コ動画」を「ニコニ○コ動画」とやる伏字の手法を声でやってしまうことである。
老舗エロゲーブランドの一つ、『アトリエかぐや』(かぐや)が使いはじめたのが由来とされている。
かぐやはいわゆる『抜きゲー』をお家芸にしており、ストーリー性度外視の濃密かつSM成分の入ったHシーンに定評がある。
そしてHシーンにおいてフルボイスで淫語が飛び出す頻度はかぐや姫の求婚者よりも多い。
しかしかぐやが所属している審査団体は規制の厳しさにかけては右に出るものがいないソフ倫であり、淫語のすべてにソフ倫のお眼鏡にかなうような修正を施してしまうと、雨後の竹の子のように乱立していた他のエロゲーメーカーと大差がない。
そこでかぐやが考案したのが、ピー音を似た波長である「ん」に被せて調整することで、色気を損なわずに淫語を聞き取らせる手法だった。
かくしてアトリエかぐやは今でも月に帰らず、抜きゲーブランドにおいて一定の地位を確立しているのでした。めでたしめでたし。
このかぐや消しが好評だったため、他の抜きゲーブランドもこの手法を模倣していき、今では一つのデファクトスタンダードとなっている。
さらにはエロゲー業界のみならず声優業界に伝播し、失言の多いアニメやCDドラマなどでもちょくちょく使われるようになった。
どころか、それまでは出版業界で多用されしかして名前がなかった「文章表現における「ニコニ○コ動画」のような伏字のつけ方」まで、かぐや消しと呼ばれるようになってしまった。
口を使わず鼻息だけで「んー」と高音調に発声とすると、なんとなくピー音に似ていることにお気づきになられるだろうか。
そこで、あらかじめ収録された音声の「ん(N)」という音素(モーラ)周辺にピー音を被せ、声の抑揚によってごまかすのが基本である。
なお「ピー音が人の耳で聞き取れれば」ソフ倫は通過できるので、超級編を応用して高音が続くセリフに刹那のピー音を挟み込んでソフ倫を通過する手法も存在するらしい。もっとも、そこまでこだわるようなソフトはまずないのだが…。
エロゲーにおいて、淫語にピーをかぶせる必要があるのは、コンピュータソフトウェア倫理機構審査(ソフ倫)に所属している場合。
しかし、もう一つの倫理審査団体であるコンテンツ・ソフト協同組合(メディ倫)は淫語を修正の対象にしていない。
また、同人ソフトは倫理団体を通さずに流通できるため、ほとんどの場合ピー音はかぶせていない。
要するに、ピー音を使わずに商業流通する方法もあるのだ。そんな中で規制の新境地を開いたアトリエかぐやの企業努力はハンパないね。
タグで検索すればわかるが、ほとんどがかぐやとは何も関係のない動画ばかりであり、本家かぐやのかぐや消しは消しても聞き取れるほど濃密すぎてソフ倫が許してもニワ○ンゴが許さない。ぜひソフトを買って自分の耳で確かめてみよう。オススメは霧(略)
掲示板
46 ななしのよっしん
2022/02/06(日) 23:29:10 ID: mxz8UGXaI2
47 ななしのよっしん
2022/07/10(日) 21:44:30 ID: DMr1CRZGEo
ヘブンバーンズレッドでのキ○タマのあたりがかぐや消しか?
48 ななしのよっしん
2023/09/03(日) 22:37:41 ID: rMaMSch95u
なんで上がってるの?
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最終更新:2024/04/25(木) 18:00
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