かにカニエクスプレスとは、JR西日本・日本旅行による冬の定番日帰りツアーである。
その名が示す通り「カニ食べ行こう」という旅行企画商品で、朝往路出発・夕方復路出発の日帰り商品。「かにカニ日帰りエクスプレス」の名で冬シーズンに日本旅行より販売される。
かつてはその名の通り「かにカニエクスプレス」を冠した優等列車が大阪・京都発で運行されていたが、現在は臨時特急「かにカニはまかぜ」のみが「かにカニ」の冠を使用している以外は通常の定期優等列車が対象列車としてツアーに組み込まれている。なお、定期列車もカニの時期には臨時停車を行う場合がある。
本ツアーでは平日限定商品やオプションもあり、週末に集中しがちな旅行利用の分散も目的のひとつとして組み込まれている。
※ちなみに、キハ181系時代の「かにカニはまかぜ」では「かにカニエクスプレス」キャラクターのペアのカニが描かれた専用ヘッドマークが準備されていた。
例年9月~10月頃に当該年度のかにカニエクスプレスの内容がリリースされ、年末年始を除く11月~3月を期間として利用可能。対象エリアは大阪・京都発着でカニの有名な「北近畿エリア(城崎温泉・天橋立・丹後・若狭)」「鳥取・倉吉(三朝温泉)エリア」「北陸エリア」で、原則JR西日本の自社エリア内となっている(なお、「鳥取・倉吉エリア」では智頭急行の「スーパーはくと」を利用。若狭・丹後エリアは「まいづる」を利用し、丹後エリアは西舞鶴駅から京都丹後鉄道を利用する)。
かにカニエクスプレスは基本的に在来線特急の利用となっているが、北陸新幹線敦賀延伸後の北陸エリアの取り扱いについては北陸新幹線乗り継ぎで加賀温泉駅・芦原温泉駅・越前たけふ駅発着プランが設定された。あわせて、敦賀エリアでは「ふぐ」が追加されている。
また、2024年シーズンからは273系導入に伴い山陰エリアに「皆生温泉・玉造温泉」エリアも追加された。こちらは玉造温泉駅・米子駅~岡山駅で273系「やくも」、新大阪駅~岡山駅間は山陽新幹線「こだま」を利用し、新大阪駅~大阪駅・京都駅間はJR京都線利用となる。
出発駅(大阪・京都エリア)の発車時刻が朝早いのは昼食としてカニ料理を提供するため(カニ料理の内容は利用するプランにより旅館が異なるため、事前確認が必要)。カニ料理以外にも観光可能な時間も設けられており、復路出発は夕方に設定されている。
このため、関西エリア以外のユーザーがかにカニエクスプレスを利用する場合は前泊が必要になる場合があるが、2024年シーズンから山陽新幹線・伯備線沿線(岡山・広島・山口エリア)及び島根県の山陰本線特急主要停車駅及び木次駅も発着地に設定された(ただし、行き先は北近畿・山陰のみで北陸は除く)。
なお、城崎温泉駅では入線メロディが冬季のみ「渚にまつわるエトセトラ」に変更されるほか、2024年シーズンは福知山駅・豊岡駅・城崎温泉駅等の到着チャイムも「渚にまつわるエトセトラ」とし、289系FH406編成(4号車・1号車)に松葉ガニのラッピングが施される。
「カニ食べ行こう」。
エリア | 対象列車 | 備考 |
城崎温泉 但馬(竹野・佐津・香住・浜坂) 若狭高浜・丹後由良 |
かにカニはまかぜ・はまかぜ こうのとり・きのさき はしだて・まいづる |
但馬エリアは復路で城崎温泉駅途中下車可 |
鳥取・三朝温泉・はわい温泉 皆生温泉・玉造温泉 |
スーパーはくと・やくも こだま |
|
加賀温泉・芦原温泉・越前海岸 敦賀 |
サンダーバード・しらさぎ つるぎ・はくたか |
出発駅 | エリア | 対象列車 | 備考 |
新下関駅~岡山駅 倉敷駅 |
城崎温泉・但馬 | かにカニはまかぜ・はまかぜ のぞみ・ひかり・こだま |
|
鳥取 三朝温泉・はわい温泉 |
スーパーはくと のぞみ・ひかり・こだま |
鳥取駅~倉吉駅間は 普通列車利用 |
|
新下関駅~岡山駅 倉敷駅・備中高梁駅・新見駅 |
皆生温泉・玉造温泉 | やくも・のぞみ・こだま |
出発駅 | エリア | 対象列車 | 備考 |
出雲市駅・松江駅・米子駅 木次駅 |
鳥取 | スーパーまつかぜ | 木次駅~宍道駅間は普通列車 |
益田駅・浜田駅・江津駅 大田市駅・出雲市駅・松江駅 米子駅・木次駅 |
三朝温泉 はわい温泉 |
スーパーまつかぜ |
|
鳥取駅 | スーパーはくと | ||
益田駅・浜田駅・江津駅 大田市駅 |
玉造温泉 | スーパーおき スーパーまつかぜ |
スーパーおき玉造温泉駅臨時停車あり |
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最終更新:2024/12/11(水) 09:00
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