かりん増血記とは (カリンゾウケツキとは) [単語記事]

かりん増血記とは、影崎由那原作の漫画及び、それを原作とした小説である。
原作漫画版のタイトルは「かりん」なのだが、本記事では区別のために小説版タイトル「かりん増血記」を使用する。

概要

月刊ドラゴンエイジにて連載していた漫画。

吸血鬼なのに血が増える体質を持つ少女・真紅果林と不幸な高校生男子雨水健太との恋物語。
当初影崎先生はギャグマンガにする予定だったのだが、担当がラブコメとして受け取ったためラブコメに路線変更したという経歴を持つ異端の漫画でもある。

原作版の評価は高いのだが、アニメ版の評価は良作とは言い難く一部視聴者にとっては黒歴史となっている。
とりあえずニヤニヤしながら見れる漫画。男女問わず読者を選ばない。

登場人物

マーカー家

真紅果林(マアカ　カリン)/カリン・マーカー　 CV:矢作紗友里
この物語の主人公兼ヒロイン。
吸血鬼一家に唯一増血鬼として生まれてしまった女性。
不幸体質の人間に惹かれる特性を持っており、定期的に誰かに自分の血を輸血しないと鼻血を吹き出してしまう。
健太が転校してきて、彼と関わっていくうちに恋心を抱くようになる…
背はあまり高い方ではなく、巨乳。
真紅煉(マアカ　レン)/レン・マーカー　 CV:諏訪部順一
果林の兄でありマーカー家の長男。通称歩く18禁。
ストレスを持つ人間の血に惹かれる体質を持っており、
多くの女性を口説き、吸血してストレス解消させると同時に肉体関係を築いている。
不器用だが妹想いの優しい兄。
真紅杏樹(マアカ　アンジュ)/アンジュ・マーカー　 CV:猪口有佳
果林と煉の妹であり、マーカー家末っ子。
魂を宿した人形「ブギーくん」を抱いている物静かな女の子。
まだ幼いので吸血の必要は無い。
エクソシストとしての才能があり、多数の幽霊の友達が居る。
カレラの祖母であるセシリアにそっくり。
ヘンリー・マーカー　 CV:松本大
マーカー家の大黒柱。
気弱でヘタレているが決めるときは決める。
しかし普段があれなので基本カレラの尻にしかれている。
プライドが高い人間の血を好む。
カレラ・マーカー　 CV:篠原恵美
ヘンリーの妻であり、果林達の母親。旧姓「カレラ・アルマーシュ」
嘘つきな人間の血を好む。
気が強く若干ヒステリックを起こす部分もあるが、ヘンリーや子供達への愛は本物。
特にヘンリーとはラブラブであり、未だに2人の愛は覚めてはいない。
スタイルが良いグラマー。果林の体格は恐らく彼女の遺伝。
エルダ・マーカー　 CV：白鳥由里
ヘンリーの母であり、その昔多くの吸血鬼から恐れられた存在。
現在でもその戦闘力は全く衰えておらず、多くの登場人物は名前を聞いただけで戦慄するほど。
外見は果林とそっくり。でも貧乳。
ジェイムズ・マーカー
エルダの旦那、故人。ある意味物語の全ての元凶。

人間

雨水家関係者

雨水健太(ウスイ　ケンタ)　CV：小西克幸
この物語のもう一人の主人公、果林の学校に転校してきた。
実は貧乏であり、彼のバイトと母のパートで生計を立てている。
果林の秘密を知ってマーカー家に深く関わり、いつしか果林に恋をする。
雨水文緒(ウスイ　フミオ)　CV：久川綾
健太の母親。既に30代を超えているがどう見ても高校生くらいにしか見えない。
健太を女手一つで育ててきたシングルマザー。
その美貌からパート先の上司から性的被害を受けそうになる度に反撃している為決まった定職になかなか付けない。
人間キャラの中では作中トップクラスの戦闘能力を持っている。
飯塚修成(イイヅカ　シュウセイ)
健太の父であり、文緒の元旦那。
様々なすれ違いから彼女と別れてしまい、そのことを今でも後悔している。
健太と瓜二つな容姿をしている。

その他

時任真希(トキトウ　マキ)　CV：高橋美佳子
果林の幼馴染兼親友。果林の健太との恋を応援している。
果林が増血鬼であることには気づいていない。
橘友里耶(タチバナ　ユリヤ)
物語後半で現れた女性であり、人間と吸血鬼の間に生まれたハーフヴァンパイア。
その為昼間でも問題なく活動できるが、吸血衝動を抑えることはできない。
ちなみに貧乳。果林から「可哀想なほどぺったんこ」と称されるほど。