けらすとは、鉄道系の動画を投稿する日本のYouTuber(鉄道・交通系YouTuber)である。
2018年5月5日に「けらす / 鉄道・旅行系チャンネル」を登録、その後サブチャンネルとして「けらすTV」を開設している。金髪に制帽キャップをかぶった容姿の自作イラストアイコンに使用している。なお本人曰く「バーチャルYouTuber」とのこと。素性は一切明かしておらず、他の鉄道・交通系YouTuberもけらすを見たことがなく、謎のままとなっている。
2019年6月には視聴者数1万人を突破するとおすすめ動画に挙がるなどで勢力を伸ばし、2020年1月時点ではスーツ(YouTuber)、がみに次ぐ鉄道・交通系YouTuberのトップ3に君臨し、さらに2020年3月には視聴者が7万人を突破し、がみに追いつこうとする勢いであった。
しかし2020年3月から4月にかけて起きた後述の騒動で活動休止(4年経過の2024年5月になっても復帰していないことから実質の引退状態)となっている。なお、活動休止後は西園寺(YouTuber)や謎のちゃんねる、鐵坊主などが台頭し登録者数で追い抜いている一方で、けらすの登録者数は2024年5月時点で5.6万人と中堅レベルまで落ちている。
基本的にほぼ毎日投稿しており、「動画時間は10分1秒」「DOVA(音楽系フリーサイト)で拾ってきたBGMを流す」「要所で節分けしてSEを流す」「本人の肉声で詳細に説明」というスタイルで一貫している。また、特定の期間で日本各地を乗り鉄し、それで溜めた動画を編集のうえ随時投稿を行っている。
高頻度投稿と初心者にわかりやすい説明によって視聴者を増やしていった一方で、「ボソボソ声で聞きづらい」「話の途中なのに節を切っている」「気動車のエンジンサウンドをお聞きくださいと言っているのにBGMを切らない」「説明に間違いが多い」との指摘がある。
最近では鉄道以外にもフェリーの乗船動画もアップしていたが前後編に分けており、そのほとんどが前編までで後編の動画が投稿されず翌日は別の動画がアップされ繋がりがない。なお、乗船時は夕食のバイキングがメインとなっている。
2019年夏頃にアップした動画で岐阜駅で大阪行きの特急ひだ号に乗車する際、乗車待機列を無視して乗車しているとの指摘があった際、本人がコメント欄で「あれはしらさぎ号の待機列です」との釈明を行ったが、それがしらさぎの待機列である証明がないうえ降車客も押しのけているとの指摘に対しては対応せず、その後動画は非公開になっている。
2020年3月5日に「北海道新幹線の連絡には”はこだてライナー”ではなく”スーパー北斗”を使うべき理由」という動画をアップ。長距離列車の短区間利用(特に寝台列車)について言及し、「くだらない底辺YouTuberが東京→静岡や東京→横浜などで寝台特急サンライズを使ってネタにすることがあるが閑散期でもない限りは迷惑なのでやめてほしい」とテロップ付きで発言した。この「くだらない底辺YouTuber」が誰かは当初明らかにしなかったが、後述の騒動でほぼ相手が誰かが特定され、炎上の要因にもなっている。
その他「特急うずしおの立入禁止エリアでのせり出し撮影」や「E6系の製造銘柄シールが剥がれかけていたのに触って剥がれが拡大する」「ドアを開けた状態でのトイレ撮影」などのマナー違反が指摘されている。
概要でも述べたが2020年3月の時点で登録者数が7万人を超えていたが、後述のスーツ(YouTuber)(以降、「スーツ」)との騒動によって批判を受け、登録者数が2ヶ月で4000人近く減少している。ここでは騒動について説明する。
2020年2月17日、けらすは「JR九州の長崎駅が面白すぎる」という長崎駅絡みの動画を投稿したが、その1か月後の3月24日に鉄道・交通系YouTuberであるスーツが「さよなら長崎駅!最終列車に乗車
」という長崎駅の動画をアップ。するとけらすがサムネイルが似たり寄ったりということで自身のコミュニティで「これはあからさまだよな」というコメントを掲載しパクリであることを主張した。これに対してスーツは「長崎駅の有名な撮影スポットであるから似てしまうのは仕方がない」「パクる意図はなかった」という釈明動画をサブチャンネルである「スーツ 背広」にアップする(この動画は現在非公開となっている)。
このけらすとスーツのやりとりにスーツファンが反応し、けらすの動画のサムネイルこそ色々パクっているのではと指摘したことや、先述のスーパー北斗動画の「くだらない底辺YouTuber」はスーツのことを指しているのではないかという疑惑が浮上。コミュニティで批判や質問が飛ぶと、けらすは矛先をスーツファンに変え、自身のコミュニティで以下の発言を行なった。
「少し先走ってしまったようなコメントを残してしまった理由なのですが、当方は一部の"信者"による荒らしコメントな辟易しており、些細な一致点を見つけてはこちらが先方の動画をパクっていると主張するコメントに迷惑しています。」(原文ママ)
これを見たスーツは視聴者に対し「スーツのパクリと言わないでください」というコメント欄でのスーツネタの自制を求める動画を「スーツ 交通 / Suit Train」にアップし沈静化を図るが、矛先を向けられたスーツファンの怒りは収まらず、「これが勘違い野郎の器の小さいチャンネルか」「ふーん、露骨?」「他人の動画にいちゃもんをつけるって最低」という批判書き込みが殺到。けらすの鬱憤がついに爆発し、上記の批判コメントをスクリーンショットで撮影して「こうゆうことやで」(原文ママ)とユーザーを隠すことなく晒したうえで以下の発言を行う。
「これは当然自分に対する戒めとして胸に刻んでいきたい所存でありますが、自身のファンの中に少なからず残念な言動を言動をされる方がおられることを自覚しているのであれば、積極的に注意していくのが一流と呼ばれるクリエイターのあるべき姿ではないかと存じます。ましては他者を蹴落とすための都合のいい鉄砲玉として使うなどあるまじきことです。」(原文ママ)
このようにファンが暴れているのはスーツの責任であるという主張だけでなく「スーツが脅威となる鉄道系YouTuberに対しファンを鉄砲玉として使って潰しにかかっている」とも受け止められる発言をしたため、スーツファンだけでなくけらすファンからも批判を受けコメント欄は炎上。これに対しけらすは
「当チャンネルの視聴者様へお詫び申し上げます。大変不快な投稿をお見せしてしまい申し訳ありませんでした。この問題に関しては当方からも経緯を説明する必要があると考えておりますが、鉄道と旅行動画を扱うべきメインチャンネルで行うことは不適切であり、ご迷惑であったと考えています。経緯についてはサブチャンネルで説明を続けたいと考えています。ある程度まとまった内容で説明を行いたいため少しお時間をいただきますことをご了承ください。」(原文ママ)
とのコメントを投稿した一方で、コメント欄の批判に対し「名前を出していない」という責任逃れやコメント削除・非表示化を行ない、この時点で事態の収拾がつかなくなっていた。
そしてこれまで穏便な態度をとっていたスーツも鉄砲玉発言を受けついに激怒。4月3日に「けらすさんの件について」という59分54秒にもわたる反論動画を「スーツ 交通 / Suit Train」にアップし、これまでの経緯やけらすの動画の問題点を次々と指摘したうえで「けらすさんとのコラボはありません」と公言。さらにけらすがアップしていた先述のスーパー北斗の動画に乗り込んで以下のコメントを投稿する。
「空席が十分にある閑散期に短区間利用をしているYouTuberを批判し、他方で閑散期の特急料金を引用して(JR北海道には閑散期料金の設定がないので根本的に情報が違うのですが)激安扱いすることの裏からご都合主義を垣間見ました。閑散期であるなら問題ないにも関わらず、まるで当該人物がそのことを考慮しない迷惑者であるかのように喧伝するのは大きな問題だと思います。これは、過去の私自身の弁護でもあるし、同様のことをした様々な人物の弁護でもあります。他人を批判するときには、閑散期を殆ど無いもののように扱う割に、自分の演出したい結論があるときには、閑散期料金を前面に出す。これはひどい二重規範ではありませんか?」(原文ママ)
このスーツ本人のけらすの態度を批判するコメントによってけらすチャンネルのコメント欄はさらに炎上し、BAD評価・登録者解除祭りに発展した。なお、けらすはお詫び文を最後に姿を現さなくなり、しばらくしてメインチャンネルおよびサブチャンネルのコミュニティも閉鎖されている。
今回の騒動で問題になっているのは「(一部の)スーツファンの暴走」と「それに対するけらすの対応のまずさ」である。
(ここでのスーツファンはあくまで一部の者であり、スーツファン全体がこのようなことをしているわけではないと断りを入れたうえで記述する。)
まずスーツファンであるが、そもそもの発端は以前からけらすの動画に対し「ネタをパクっている」という指摘を何度も行っていたことである。けらすがチャンネルを開設した時点でスーツは既に多くの動画を投稿していたうえ、宮脇俊三の「時刻表2万キロ」を参考にした乗り鉄旅を実施していたなど乗り鉄ネタをほぼ網羅していた状態である。そのためけらすの投稿した動画がスーツと被るとすぐにパクリと書き込んでいる。特に「寝台特急サンライズ出雲の最高級個室寝台で東京〜大阪を移動してみた」という動画をアップすると、コメント欄が「神(スーツ)の別荘」で溢れかえるという状況になっている。
このことは他の鉄道・交通系YouTuberにも行っており、スーツより先輩の鉄道・交通系YouTuber(仙台撮り鉄、ドリチソなど)からもあまり快く思われていないものであるが、けらすの場合は投稿頻度が高いため、特に目につきやすい状況となっていた。
基本コラボレーションをやったりSNSでやりとりしている等友好的と見受けられるのであれば(程度にもよるが)良好な反応を示してくれるだろうが、そうでない場合は自制するのがマナーである。けらすの場合は他の鉄道・交通系YouTuberとの絡みを行っておらず、所謂「一匹狼」のスタイルをとっている。また、スーツに対してはチャンネル開設当初から嫌悪感を抱いていたわけではなく、むしろスーツ絡みの発言にも良好な反応を示していた。しかし次第にスーツファンによる自分のチャンネルに対しての行動・行為に嫌気がさし、ファンだけでなくスーツ本人に対しても嫌悪感を抱くようになり、結果スーツファンやスーツ本人に対して攻撃的態度をとるようになった。スーツファンの度重なる行動・行為がけらすをアンチ化させてしまったことを考えれば、今回の騒動の発端はスーツファンともいえる。
また、パクリそのものの指摘についてであるが、(スーツやけらすの投稿頻度もあるが)鉄道系というジャンルに特化している以上ネタが被ってしまうのは当然であり(鉄道系は幅が広い方とはいえ数十・数百本も動画を投稿となると被るのを避けるのは無理がある)、都度指摘していたらきりがない。これについて同じネタでもそれぞれで編集の仕方は異なるのでそれを楽しむべきと言える。
余談であるが自作PC系の場合鉄道系以上にネタが被っている動画が投稿されているが、パクリを指摘する者は少ない。これは自作PC系の視聴者は「同じネタでも参考になれる動画が多ければいい」という考えであり、多くの動画を見たうえで購入や利用時の参考にしているからである。逆に言うとすぐパクリを認定してしまうスーツファンに限らず視聴する鉄道ファン側のマナーが問題であり、執拗な意見で相手を怒らせてることを厭わない態度は考えざるをえないと言える。
先述の通りスーツファンの態度に問題点がある一方で、けらすの対応のまずさも挙げられる。まず上述のマナーの悪さはスーツファンが行っているもので、スーツ本人ではない。にも関わらずけらすの態度はスーツファンだけでなくスーツ本人に対しても攻撃的であり、けらすは動画で暗にスーツを批判する動画をアップし、矛先を変えて燃料を撒いたあげく動画投稿者がファンにマナーを周知させろという見当違いも甚だしい主張を行い、コミュニティで晒し上げるなど荒らし対応として悪手を繰り返していた。
さらに鉄砲玉発言についてけらすファンから「『スーツが信者という鉄砲玉を使って、自分を蹴落とそうとしている』という投稿は悲しくなった」という苦言を呈されたが、けらすは「嘘を書くのはやめてください。私は個人の名前を一切出していません。」というどう見ても相手がスーツと特定できるやり方をしているのに名前を出していないから問題ないという「子供の理屈」を展開のうえけらすファンのコメントを非表示化するというスーツファンだけでなくけらすファンに対しても対応のまずさを行なっている。
上述の「スーツファンの問題」でも述べた通り最初に仕掛けてきたのはスーツファンで、その指摘もお門違いであるため本来けらすは被害者であるが、それを理由にけらすがスーツ本人に対して同じことをやっていいはずがなく、動画投稿者という立場を忘れてスーツファンと同じことを行なっている。つまり「大人の対応」ができずに「子供のケンカ」を始めてしまい、結果「大人の対応」をしていたスーツを怒らせて鉄槌を喰らったといえよう。
けらすは炎上後の対応のまずさも指摘されている。サブチャンネルで釈明動画をアップすると発言したが実際行っているのは批判コメントの削除やコミュニティの閉鎖などで、動画をアップする様子が伺えない。このため炎上は沈静化する様子もなく、登録者数も減少を続けている。鉄道・交通系YouTuberの炎上と対応のまずさの例としては迷列車(青熊)の人やダイが挙げられるが、けらすの対応はこれ以上でまさに「鎮火失敗の典型」として取り上げられるものとなっている。
ここでは概要で述べた「寝台列車の短区間利用」および「長崎駅のサムネイルパクリ」について述べる。
スーパー北斗の動画にて「寝台列車の東京→静岡間や東京→横浜間の短区間利用はマナー違反」について指摘しているが、スーツは閑散期の発車直前にサンライズのA寝台券を購入し利用している。この時点でけらすの「閑散期でもない限り」というくだりはスーツには該当せず、この指摘は完全なお門違いである。また、東京→横浜間の利用については謎のちゃんねるという鉄道・交通系YouTuberも行っているが、謎のちゃんねるも利用した時期は閑散期であり、スーツ同様発車直前に空席があったため購入している。結果けらすが指摘していた「閑散期以外での短区間利用」にはどちらもあてはまらない。
そもそもマナーやルール違反であるなら鉄道会社側が利用区間の制限をかけることが可能(例:新青森・新函館北斗行きはやぶさで東京→仙台間のみ利用は発券制限がかかる)で、それを発券したということはルール上許されているということで、むしろ短区間であれ閑散期に全区間分の寝台料金を払っている利用者は上客であるといえる(これでマナーやルール云々を述べてしまうと鉄道会社としては許されている大回り乗車とかもNGである)。
なお、サンライズの短区間利用の動画についてスーツ、謎のちゃんねる共現在は非表示にしている。
騒動の発端となったサムネイルかぶりについてであるが、どちらも「ホテルニュー長崎」に宿泊し、そこから長崎駅の全景を撮影したものである。この「ホテルニュー長崎」は長崎駅の全景が撮影できるという鉄道ファンにとって絶景の場所として有名であり、鉄道系ブログなどではよく使われている。長崎駅であることを表すのには都合のいい撮影ポイントであり、これをパクリと主張するのは無理がある。
今回の騒動について反応を示した者のみ取り上げる。
その他登録者数今回の騒動について解説したりけらすを擁護したりする動画をアップする鉄道・交通系YouTuberが散見するが、登録者数が数百人以下であるためここでは割愛する。
けらす自身は騒動の時点でニコニコ動画に投稿を行っていないが、別のユーザーによって騒動の発端となったスーパー北斗と長崎駅の動画が転載されている。
2020年6月2日に本人を名乗るユーザーのチャンネルが開設され、ニコニコ動画にアップロードされている。しかし最初にアップロードされたのがYouTubeでの最後の動画で、かつ検索に引っかかるよう多数のワードを定義しており、どうみてもなりすましである。なお、この動画は6月4日に削除されている。
掲示板
26 ななしのよっしん
2021/07/14(水) 09:23:20 ID: RFnGC9QQIZ
>>25
もはや過去の人だから編集する人もいないのでは?
それに君がそう思うのであれば君が編集すればいい
27 ななしのよっしん
2021/07/14(水) 17:54:36 ID: 0Ttem3DiSJ
Youtuberにアンチなんか付き物だし、「〇〇のパクリだ!」と罵られるのなんか鉄道系以外でも平気で起こる日常茶飯事だから、これらに耐性が無かった時点でYoutuber失格としか
28 ななしのよっしん
2022/03/13(日) 17:37:05 ID: 9sOZOkvJY5
今更復活しても過去の問題をいつまでも騒ぐ馬鹿には粘着されるしな
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急上昇ワード改
最終更新:2025/03/25(火) 02:00
最終更新:2025/03/25(火) 02:00
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