げんしけんとは (ゲンシケンとは) [単語記事]

げんしけんとは2002年から2006年に月刊アフタヌーン（講談社）にて連載された木尾士目の漫画、
およびそれをもとにしたアニメ作品である。

完結後、月刊アフタヌーン 2010年 2月号に読み切りが掲載。
同年12月号からは「げんしけん二代目」として本格的に連載が再開された。

概要

げんしけん（現視研）＝現代視覚文化研究会という、オタク文化を研究する椎応大学のサークルを舞台に、そこに集まってくる学生達のオタクな日常生活を描いている作品。

漫画は全9巻が刊行されたが、「二代目」の連載開始にともない第10巻が刊行された。第10巻には副題として「二代目の壱」と併せて記載されている。アニメは「げんしけん」（パルムスタジオ制作）と「げんしけん2」（アームス制作）があり、UHF系で放映された。またその間の期間を描いたOVA版（亜細亜堂制作）も存在する。

原作中に登場する架空のアニメ「くじびきアンバランス」もアニメ化・コミック化が行われた。

ニコニコチャンネルでは、TVアニメ「げんしけん二代目」の配信に合わせ、2013年 8月9日より第1期「げんしけん」が配信、続いて同月16日より第2期「げんしけん2」が配信開始された。

登場人物

キャラ名	声優	概要
笹原完士	大山鎬則	主人公。大学合格を期にオタクデビューした。斑目の後に会長指名された。
荻上千佳	水橋かおり	筆頭の東北弁娘。重度の腐女子だが腐女子を嫌っている。大野と衝突したりと過去のトラウマが元で心を開いてなかったが、サークル活動を通して打ち解けていく。笹原と斑目のカップリングを妄想しており、アニメではその妄想が大きくクローズアップされて一話中9分程度の耽美な妄想シーンが描写された。
斑目晴信	檜山修之	キャラ作り気味なロリキャラ好き。総受け認定。対極的な春日部とは口喧嘩をすることも多いが次第に意識していくようになるものの、恋愛には消極的になりがち。
春日部咲	雪野五月	非オタクなのにオタクに惚れこんでしまったかわいそうな人。なんだかんだ姉御肌で面倒見がよく、自己開示が苦手なメンバーに助言をあたえることもある。
高坂真琴	斎賀みつき	全国レベルのゲーマー。ノーメイクで女装出来るほどの整った容姿に反して重度の美少女モノ好き。ヲタク趣味は隠さず開けっぴろげで周囲を驚かせている。就職先はエロゲーメーカー。
大野加奈子	川澄綾子	帰国子女、コスプレが趣味の腐女子。太ったオジサンキャラが好きだったが最初の内は明かしていなかった。女同士で咲と親しくなり、共通の趣味を持つ田中との仲は徐々に深まって付き合うようになった。腐女子嫌いを公言する荻上とは最初は険悪だったが打ち解けた後は可愛がっている。
スザンナ・ホプキンス	後藤邑子	大野のアメリカの友達小柄な少女。あだ名：スー、スージー。荻上になつく。アニメの有名なセリフなどを使って会話することが多く、やり取りや場面の再現にもこだわりを見せる。
朽木学	石田彰	クッチー。芸人にすると最も危険なタイプ。春日部の悪巧みで高坂にゲーム勝負で撃退されたものの、後に再登場してげんしけんに加入した。
田中総市郎	関智一	役得。プラモとコスプレが好きで手先が器用。衣装製作に長ける。
久我山光紀	乃村健次	絵描き。げんしけんの中では特に太っていてどもりがち。
アンジェラ・バートン	甲斐田ゆき	大野のアメリカの友達。メガネフェチ。斑目の手や指を綺麗だと評した。よく大野に通訳して貰っている。
初代会長	うえだゆうじ	？
笹原恵子	清水香里	主人公の妹。高坂に惚れている。春日部のことも尊敬している。
北川さん	小林沙苗	水虫。サークル自治会副会長。