こうま座

こうま座 Equuleus
略符	Equ
象徴	the Foal
起源	古代　プトレマイオス
概略位置	赤経：21 赤緯：+10
正中日時	8月28日21時
広さ	72平方度(87位)
3.0等以上の恒星数	0
最輝星	キタルファ(3.92等)
メシエ天体数	0
隣接する星座	いるか座 みずがめ座 ペガスス座

こうま座とは、トレミーの48星座の1つ。

ペガスス座のすぐそばに位置している。

概要

隣のペガスス座と寄り添うように輝く。ただし、星座絵では首から上しか描かれていない。

こうま座はみなみじゅうじ座に次いで2番目に小さな星座である。みなみじゅうじ座が1等星を含む明るい星で構成されているのに比べ、こうま座は最も明るい星で4等星と非常に暗い。

また、特筆するような天体も無いため、目立たない星座である。

主な天体

恒星

• α：キタルファ(Kitalpha)
  
  • 黄色巨星の4等星で、太陽の2倍程度の質量を持つ連星系。
    名前はアラビア語で馬の一部という意味の「アル・キトア・アル・ファラス」に由来する。

データ

名称		視等級	絶対等級	距離(光年)	スペクトル型	変光星型	変光幅	備考
α	キタルファ	3.92	0.14	186	G0III+...			黄色巨星 分光連星
δ	フェラサウバル	4.47	3.14	60	F5V+...			分光連星
γ	こうま座γ星	4.70	1.97	115	F0p	回転変光星 りょうけん座α2型		二重星
β	こうま座β星	5.16	-0.05	360	A3V

歴史

こうま座は、最初からトレミーの48星座に入っていたものの、誰が設定したのか分かっていない。ヒッパルコスも候補に挙がっているが、プトレマイオスとする説が有力である。

また、はっきりとした神話も伝わっていない。
神話学者によると、ペーガソス(ペガスス座)の弟でメルクリウスがカストール(ふたご座)に与えたケレリスだという説、ユーノーがポルックス(ふたご座)に与えたキュラルスだとする説、ネプチューンがミネルウァとの力比べの際に突き刺した生物とする説などが考えられている。

また、ケイローン(いて座)の娘ヒッペーだとする説もある。

関連コミュニティ

関連項目

• 星座の一覧
• ペガスス座
• 馬