こどもブロイラーとは、『輪るピングドラム』に登場する児童施設である。
『いらない子供』、『選ばれなかった子供』を対象に児童が引き取られていく施設。施設名は回想シーンでは『子どもブロイラー』となっている。(『子供ブロイラー』でも可だが、作品ではこの表記は出て来ない。)
この施設には管理人がおり、管理人が常に部外者がいないかなどを見張っている。
『こどもブロイラー』の特徴としては、最後に子供が『透明』になって消えてしまう機械がある。
かつて多蕗桂樹、陽毬(後の高倉陽毬)がこの『こどもブロイラー』に引き取られ、『透明』になりそうな所をそれぞれ荻野目桃果、高倉晶馬が助けた。
この施設についての描写は(たしかに刃や中にいる子供たちの存在などについては具体的に描かれているものの)とても抽象的であり、実在する施設とする説もあれば、心象風景の一種だとする説もある。
だがここで重要なのは、陽毬の言っていた「この世界は選ばれるか選ばれないか、選ばれないことは死ぬこと」という台詞の通り、晶馬や桃果のような「選んでくれる者」を一人も持たない子供は透明になり死んでいくということなのだ。
現実と非現実の境界が明示されない本アニメにおいて、どこまでが実在するか等という些細なことを考察する必要も無いだろう。
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最終更新:2025/11/16(日) 03:00
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