/ , - -、ヽ } i `ヽ. ノ / / ,ヘ ソノ, `~ァ -‐ '´ / _,.ィイl /ミ{ハj、ヽ._ ≦i} -‐''´/ ノリル' 三,ヘニゝ <リ ∠-‐'_,.ニ-' _,ノ7ノハフtセフ「 |lり' この - r‐vフ=Fせアヽミ /ニ~`)}.|/ きたならしい |.!.|.fヘj j∩(~ 彡 ゙_{、ヾ(( ゙|l 阿呆がァ |.l lゞ=、'´ )} _`ニ゙-、 ij l.| ──ッ!! !. rニ」:ヽ (( 〈-‐',ニ{ ハ二ニヽ .ソ \\.リ {' ̄-‐ } ,イlj`ー=ニ \ {`ー-、 \` ‐、 } jレ': |ハー--、\ ヘ\\`ー、 `ー、` ' ー' : | ハ.|:::::::::::ヽ :::::ヽ.ニ`ー- ゝ、 `'''ー‐¬/リー 、\::: ::::::::::::::::`:::ー-- ゝー----ヘニヘ::\ヽ.\
このきたならしい阿呆がァーーッ!!とは、悔し紛れの罵倒である。
漫画「ジョジョの奇妙な冒険」Part1ファントムブラッドに登場する、ディオ・ブランドーの台詞。
貧民の子であるディオは、ひとり息子を残して病死した父のダリオ・ブランドーの遺言を受けて、父親同士で縁のあった貴族のジョースター家に養子として迎えられるが、ディオの本当の目的はジョースター家の財産を乗っ取って自分のものにすることだった。
そのために、ジョースター家の跡継ぎ息子であるジョナサン・ジョースターを無気力なフヌケになるように追いつめるため、勉強やテーブルマナー、スポーツなどでジョナサンより高い実力を見せ、父親に叱責させたり、友人たちに悪いうわさを流してジョナサンを孤独に追いつめようとした。
そして、ジョナサンと恋仲にあったエリナ・ペンドルトンのファーストキスを無理矢理奪い、ふたりの関係を終わりにさせようとしたが、その事実を聞いて、自分だけならまだしもエリナを傷つけたことにとうとうジョナサンは怒りを爆発させ、エリナの名誉を取り戻すためにディオに鉄拳による喧嘩を仕掛けてきた。
運動のセンスはディオの方が上回っており、ここで正正堂堂と徹底的に叩きのめすことで喧嘩でも人生でも『自分はもうこのディオには勝てない』という事を思い知らせるためにジョナサンの喧嘩をディオは受けて立つ。甘いパンチを難なくガードし、膝蹴りを顔面にクリーンヒットさせるが、蹴りを受けてもジョナサンは怯むことなく掴みかかり、ディオの顔面に頭突きを食らわせる。
頭突きを鼻に食らったディオは姿勢を崩し、そこにジョナサンはディオに負けを認めさせるべく「君がッ 泣くまで 殴るのをやめないッ!」と拳のラッシュを叩き込む。今までジョナサンをカスみたいなヤツと見下していたディオのプライドは大きく傷つけられ、床に倒れこむ。
立ち上がろうとするディオは、その悔しさに耐えきれず、絨毯を引き裂きそうになるまで掴みながら涙を流してジョナサンの方を向いた。
よ よくも………
よくもよくも!
このぼくに向かって…
そのプライドの高さから簡単に涙を流すことがないディオが、初めて泣く姿を見てそのことに驚きジョナサンはその拳を収めたが、ディオは屈辱のあまりに隠し持っていた折り畳みナイフを取り出し、ジョナサンに向けようとしていた。
その寸前、騒ぎを聞いて二人の前にジョースター卿と執事たちが駆け付け、ディオはとっさにそのナイフを隠す。二人の喧嘩を諫めるためにジョースター卿はジョナサンの方を叱り[1]、二人に後で罰を与えると部屋に戻るように言いつけた。
二人の喧嘩は、その後表面的な和解は遂げたのだろうが、ディオの屈辱は晴れることはなく、数日後、ジョナサンの愛犬であるダニーの口を針金で縛り、木箱に入れて焼却炉に閉じ込め、そのことを知らない執事が火をつけたことでダニーは生きたまま焼死してしまう。証拠を残すことも疑いの目を(ジョナサン以外は)向けられることもなく完全犯罪的にダニーを始末してディオは屈辱を晴らしたのだった。
後に作中最大の悪役となるディオが初めて敗北を喫するシーンであるが、まだ12~13歳の精神的に熟していない少年であるため、敗北に悔し涙を流しつつ暴言を吐くという小物臭さ・人間臭さに塗れている事から妙に人気のシーンである。さすがにダニーを焼死させたのは人気ではないが。
だが、ディオもこの敗北を経験して冷静に分析し、ジョナサンをたたけばたたくほど成長するタイプとみて今後は機が熟すまでジョナサンとの友情を演じつつ、自分の怒りっぽさで計画が台無しになりかけた事を反省して感情をコントロールできるように成長しようと戒めている。ディオの悪役としての恐ろしさは、まさしくこの失敗から学んで成長しようとする点にあるだろう。なお、大人になってもディオの怒りっぽさは直っていないとは読者の目から見ても明らかである。
ちなみに「きたならしい阿呆」という罵倒は、ジョナサンが犬(ダニー)を飼っているのでその手が犬のヨダレでベトベトしているからというレッテルと、ディオ自身が犬を人間にへーこらしている態度に虫唾が走るから嫌いと発言しており、ダニーの事を阿呆犬と呼び捨てた事から来ていると思われる。
ジョジョの奇妙な冒険に登場する悪役(特にラスボス)は、主人公を苦しめているときは余裕の態度とカリスマ性を保っているが、逆転し劣勢になると小物臭い言動や罵倒が繰り出されるのが定番であり、当記事である「このきたならしい阿呆がァーーッ!!」はその走りともいえる台詞である。
掲示板
36 ななしのよっしん
2024/11/11(月) 17:30:38 ID: 3W8A4aItqn
37 ななしのよっしん
2024/11/11(月) 18:32:52 ID: 9WaxVQaz4B
この小綺麗なお利口さんがァーーッ!
38 ななしのよっしん
2024/11/11(月) 20:04:12 ID: GNhSL/juUs
>>37
それはそれで「前線勤務だけど、人殺しはしたくない」「敵対組織の人間でも、できれば救いたい」みたいな
平和な世界に慣れてる感じの…悪く言えば甘っちょろいキャラに対する罵倒に使えるな
なろうで性癖拗らせ小説書いてるけど、機会があったら使うわ
使ったらここに改めてお礼言わせてもらうわ
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/10(火) 17:00
最終更新:2024/12/10(火) 17:00
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