この世界の片隅でとは、腹筋と涙腺を同時に崩壊させる原作崩壊準拠系MUGENストーリーである。
川名みさきはフリーダムカオス高校へ通う眼が見えなくて大喰らいな普通の女の子。
そんな彼女はある日の登校中、一人の幼女と出会う。
その幼女ヴォイスの惚れこんだみさきは彼女をほいほいと「お持ち帰り」する事にしたのだった……。
川名みさき(ONE~輝く季節へ~)を主人公とし、その学園生活を描くという動画であるのだが、そもそも人選からして人外が半分以上というフリーダム状態であり、人間が出てきても総じて変態であり正直人外のほうがマトモという壮絶な変態ギャグ動画である。
どれぐらいまともじゃないかと言うと、みさきの盲目が霞んで見えなくなるぐらい。
全体的にアホの子が多い上、一部明らかにアホの子では済まないようなのや、果ては異形の化け物、或いは通常なら狂人の類と言えるものまでもが混じっていたりするのだが、それすらも違和感無く共存出来ているという点は何か考えさせられるものがある。
また、ブロント語、点字、みさくら語などありとあらゆる言語が飛び交っている。
1話冒頭でうp主が「かつて戦争があって多くの犠牲者が多く出たため、世界は『 戦争すんな。ケンカで決めろ 』と定めた」と書いた後、『 これから始まる物語には一切関係ありません 』と自分で否定しているが、この設定は生きており、少なくとも現状では相手の絶命が前提の必殺技を用いても相手が死ぬことはないようである。
そして、強烈なギャグ日常の合間にギャグすぎる日常からは想像もつかないようなシリアスな展開も多く、そちらでも人間(或いは人でない生物)の持つ『想い』を精細に書きだしているため「フリーダムでカオスだが、間違いなく心温まる物語」となっている。また、一見壮絶なキャラ崩壊をしていると見せかけて細かい部分が無駄に原作に忠実だったりそのキャラの本質というべき部分は残っているなど「原作に準拠しつつも跡形もなく大崩壊している」という離れ業をやらかしておりかなり油断ならない。また、この世界のキャラはアホの子や狂人にカテゴライズされるものがかなりいるが訳が分からないステレオタイプの異常者はおらず、全員何らかの基準で動いていることが見て取れる。また、主人公の川名みさきが盲目であるのを始め、能力や性格だけではなく根本的特性や認識能力というレベルで強い個性があるためその認識能力の差をネタや題材とした話もある。逆に言うと、この世界において『常識』に右倣えする自我のない人間が乱入した場合、周囲に浸食され正気を失う危険がある。
異常なまでに個性的なキャラ付けによってキャラの「日常」のイメージを強く作り出し、その上で、余りにも荒唐無稽でギャグすぎる日常とシリアスな非日常とを繰り返しながらシリアスの中にあっても尚ギャグという名の「日常」を貫くことで強さを描写するという手法はkey・・・いや、ONE~輝く季節へ~のそれそのものである。
主に各章の終了時にうp主が質問に答えたり、いろいろとはっちゃける動画「あの教室の隣室で」が上がる時があり、いろいろと答えてくれる。その際のパーソナリティは天野美汐と上月澪がを務めている。また、動画開始時や場面切り替え時に「Now loading」を模した画面を挟んだり、動画終了時に登場キャラの紹介が入ったりする。
そして、第三部より青子先生が見てきた「異世界」を紹介する。という形式で他動画を紹介する「青子先生の異世界観察日記」が始まったようである。青子先生に代表されるように動画内では他のMUGENストーリー動画を明示的に「異世界」として扱っており(※お隣の異世界や、根本的に異なるような完全異世界といった異さらに細かい裏設定がある…らしい)、この性質から他動画とのクロスオーバーに積極的で、第二部ではグラットン伝説の設定が作中で生かされ、第三部からは他動画のキャラがゲストとして続々登場している。
また、クロスオーバー中の相手動画で良く使われる演出をオマージュすることが多い。
また、片隅からも何処へでも出張するとのことで「別段許可は不要」とまで豪語しているが、その代わり
「みさき一人ではダメ」「みさきの目が見えるようにしてはダメ」という条件が付いている。
クロスするに当たり細かい設定が知りたい場合はうp主にご一報を、とのこと。
実際、みさきに物理的に視覚を付与しても「知らない世界」を一人で闊歩することはできないばかりか、突如視覚を得たことによって「最も知らない世界」に投げ込まれ、そしてそれに耐えられない可能性が高いと思われる。
所属は一応最新のもの(=ネタバレあり)。
「この世界の片隅で」の主人公。原作から引きついた特異な性質を持っているが特異性そのものより
その性質に起因する鋭い感覚と超人的な「強さ」、成長課題としての「弱さ」が重要な部分を占めているようだ。
校則が「がんばれ」しかない、入試がナニそれうまいの?という壮絶な高校。
ドM、唖、触手など生徒の幅が広いからか校則は驚くほど緩いが決してルーズでなく授業はしっかりしている、多分。
また、人間と人外が共存する唯一の学校でもあり、多様な生徒のために設備も余裕を持って作られている。
モブの生徒たちも相当アクが強く、この世界に「普通」が無いことを実感させてくれる。
みさきが所属するクラスで、ブロントさんが担任を務めている。
先生が先生だけにブロント語が標準で飛び交うクラス。生徒の個性もかなりのもの。
どうなってんだこの学校w
おそらくみさきクラスの隣でやっている番外編のパーソナリティ。
同一の学校内に存在しており、この世界を外から眺める事ができる特殊な場であるが
その記憶を本編に持ち出すことは出来ない。
2年目に突入したことで、下の学年の生徒が新入生として入ってくることになった
これでONEのヒロイン全員が集合したが、主人公との兼ね合いで学年の上下が多少異なっている
種族、性格共に生徒以上に個性的で多種多様、マジでフリーダムでカオスな皆さんが揃っているが、
このカバー範囲の広さがフリーダムカオス高校を作り出している。
第三部から、優秀かつとんでもない能力を持つ教師2名が加わり、さらにパワーアップした。
以前、もこたんが学生だったころの生徒。真性のロリコンがいたりするあたり今とあまり差はないようだ。
1-ドSMの担任は恐らく紫鏡先生の筈だが、1-ドMというアナウンスから天子先生がサブにいた可能性もある。
所謂「先輩夫婦」を地でいくバイタリティ溢れすぎな無茶苦茶一家。
みさきを含め構成員全員が能力、精神の両面でモノスゴイが、常に完全無欠というわけではない。
尚、大量の居候を抱えても平気なのは居候が増えても食費が誤差の範囲にしかならないせいだと思われる。
控え目につつましく暮らしている一般家庭であり、繭含め全員強い部分も弱い部分も持っている。
ある事件を機に家族間が上手くいかないことに悩んでいたが、川名一家と繭の活躍のおかげで第一部で和解。
繭にはのびのびと育ってほしいと思っているようだ。尚、収入は平均よりやや下と思われる。
元々は隣町にいたが仕事の都合で本編開始のはるか前にこの町へ移ってきたようだ。
この町で4強とされるチンピラの一団の一つ、それなりに結束はしっかりしている。
昼は料理屋で夜は酒場をやっている喫茶店。
チンピラの4強を初めとして血の気の多い客があまりに多いため、
客に戦える舞台を提供しまたそれによって店内を盛り上げている。
鬼の一族が管理する神社。神社なのだが何を祭っているのかは不明。
新年になると鬼である者に挑み勇気と度胸を示す「鬼神楽」が執り行われる。
またの名を「観光の町」、海に山にと一年中観光を楽しめる町。
「温泉女王と温泉に」とのクロスオーバーの舞台となった町
快速電車で1時間ぐらいの距離にある隣の町。「隣町」と言う名前らしい。
みさきの従兄であるみざきとその家族、川名家にそっくりすぎる人員と家族構成をしている。
こちらも夫婦ともにかなりのツワモノである。昔は「この町」に住んでいた。
この町の天に浮かぶ特殊な町、天人が住んでいる。
かつて、ここの神である天戸が地上に進攻したが敗北してしまったため現在は町の一部となり
軌道エレベーターによって行き来できるようになっており観光地化している。
それでも、今もなお天戸の子孫である総領主の一族が纏めている。
この世界を作り出した5柱の神様なのだが、現在我々に認識できる範囲においては高位の存在というよりは
所謂土着神らしく表面上はこの世界の住人として比較的人間じみた生きざまをしている。
しかし、話の各所で生物とはかけ離れた何かであることを窺わせる。
全員共通で暇を持て余している節があり、遊ぶのが好き。
「この世界の片隅で」に関する簡単な質問なら、この下の掲示板に書けばうp主が応えてくれる…かも。
掲示板
29 ななしのよっしん
2013/03/28(木) 14:25:36 ID: mVKOMThqHY
最近この動画を知って見始めたけど、ストーリーが凄い面白い。思わず MUGENストーリー動画ということを忘れてしまうこともある程に話に惹かれます。
心の底からもっと評価されるべきと思ってしまいます。
これからも頑張って下さい。
30 ななしのよっしん
2016/12/04(日) 22:50:04 ID: 5ye/Rp/iMJ
[映画批評] この世界の片隅に[物語の解釈講座・番外編]
http://s
31 ななしのよっしん
2016/12/05(月) 01:11:28 ID: 5ye/Rp/iMJ
↑すみません貼る場所間違えました。
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最終更新:2024/04/23(火) 20:00
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