さかさまパイプライン

さかさまパイプラインとは、スーパーファミコンのアクションゲーム「スーパードンキーコング3」にあるステージ名である。

概要

7面「カオスのかくれが」の最終ステージ。みんなのトラウマと名高い「カミナリにきをつけろ」や少しミスするとあっという間に谷底行きとなる「コインドーザーのもり」。これらをクリアした者に新たなる試練が待ち受けているのだった…。

コング達が上下逆さになって進むステージ…、ではなく水中の操作時に操作が左右反転するステージである。
左を押せば右に、右を押せば左に進むようになっている(エンガードの上下操作はそのまま)のだ。
思うように進めないのがタネなので地を這うように進めば左右の十字キーの操作に集中しやすくなると思われる。
また、前半のパイプライン内坂になっている部分があり左から来たココを右に戻って画面から消し、やり過ごすという方法も使える。

前半は1つ目のボーナスステージに入れば自動的にエンガードに変身できるのでそれ以降はアニマル禁止サインまでは問題ないだろう。中間ポイントから禁止サインまでここまでクリアできた人にとっては朝飯前であり（エンガードのスーパーダッシュで突き当たりまで進み、その状態でYボタン連打しリラーチを倒して下に進んでスーパーダッシュするだけで禁止サインまで行ける）、しかも1UPバルーンがもらえるのでまずゲームオーバーになる事はない。しかしこの先が本番である。

というもののこれまでに水中ステージと言えば「はらぺこニブラ」や「くらやみ　すいちゅうめいろ」「どもだちがいっぱい」などエンガードに変身若しくは乗った状態で進むので本作から始めた人からするとコング達の水中での操作がメインとなるのは「バッサーの湖」以来である。前半のように「地を這う」方法が使いづらい場合があり、不安定な状態でリラーチの間を行き来するココをよけるという操作を強いられる。そのため操作に慣れず進めないケースが多いだろう。無論操作に慣れてしまえばみんなのトラウマに挙げられている本シリーズのステージ群よりはクリアしやすいと思われる。

但し2つ目のボーナスステージに行くのならボーナスバレルの直前、下に降りる直前まで2人残しておきたい（この先のリラーチがとても避けにくい）。
星30個に対し制限時間が25秒と多めなので焦らないように。失敗するとリラーチを避け直さなければならない。

関連ステージ

スーパードンキーコング3のゲームボーイ移植版である『ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング』では、ハードの都合上、残念ながら他の多くのコースと共に未登場だが、本ステージを継承するステージとして「ブリキのやまのちかすいろ」が存在する。

同コースはパイプラインを舞台としている点や、地上と水中を行き来する内容、ラスボス付近に存在するステージと、本コースとの共通点が多いのだが、最大の違いは水の質。

さかさまパイプラインは十字キーの操作が左右逆転してしまう水の中を進む点が特徴だったのだが、このギミックはスーパーファミコンの複雑な処理を用いていることから、ゲームボーイでは再現不可能になってしまい、ゲームボーイ移植の際に通常ステージと同じ水が使用されることになった。水の質が通常になったことで水中での操作が他のステージと同様に行えるようになり、その結果、ステージの難易度も原作から大幅に減少している。

さらに、ステージの後半になると一転してスコークスに変身してステージを進む。同じくダクトを舞台にしていた「ふわふわダクト」を彷彿とさせるシーンが挿入されることから、原作の面影を残しながらほぼ別ステージと化していると言っても良いだろう。

本ステージが存在する「ブリキのけいこく」は原作における「カオスのかくれが」のポジションとして位置づけられていて、ワールドのボスもゲームの最終ボスを兼ねているバロンクルールなのだが、本ステージの位置はラスボスの2つ前に存在している。ちなみに、ラスボス直前のステージは原作ではトラウマ3連戦の前座に位置していた「おばけタルのどうくつ」になっている。

関連動画

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関連項目

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