ざくざくアクターズとは (ザクザクアクターズとは) [単語記事]

ざくざくアクターズとは、RPGツクールVX Ace製のフリーゲームである。

製作者は人気フリーゲーム『らんだむダンジョン』を手掛けた“はむすた”氏。略称は「ざくアク」。

概要

2012年 6月7日、作者のmixiにてテスト公開される。同月16日に作者ブログで一般公開開始。

その後バージョンアップを重ねつつ、2014年 12月22日、Vectorで正式版となるVer1.01が公開された。現在もバージョンアップは続いており、2023年 4月現在の最新バージョンは2023年 3月14日公開のVer1.87。

作者の自作絵のキャラや戦闘アニメーション等が多数使用されており、手作り要素が満載の内容となっている。

ゲーム内容

RPGVXa ceで作った、小さな王国の仲間を勧誘して増やしていって、会議をやったり、お店や特産品を開発したりしながら、少しずつ王国を大きくしていくゲームです。前作「らんだむダンジョン」と比較すると、どちらかと言えばシナリオよりのゲームになっていると思います。50時間程度はプレイ出来ると思います。

（Vector ソフト説明文より）

集めてきた仲間は拠点で自由に編成が可能（ただしデーリッチは基本的にパーティに組み込ませる必要がある）。
最大8人までのパーティを組むことができ、戦闘時はその内4人を前衛とし、メンバーを入れ替えながら攻略に臨む。
前作同様、『アイテム図鑑』や『武器図鑑』等のやりこみ要素も健在。

あらすじ

『召喚』という技術が恩恵をもたらしていた世界。
召喚により異世界からたくさんの人や物を運んできたが、この技術に浮かれ過ぎた人々は、用もないのに多くの者を呼び過ぎてしまった。
その結果、世界は召喚された者で溢れかえってしまい、仕事もやることもない彼らはついに暴徒と化してしまう。
事態を重く見た召喚士達によって暴徒はひとまず鎮圧されたが、召喚された者は『ハグレ』と蔑まれ、双方に大きな軋轢を生むこととなった。

そんな中、放浪生活を続けていた二人の少女が、『ハグレ』が住みやすい王国を作ろうと決心する――。

登場キャラクター

デーリッチ: 本作の主人公で、頭に冠を乗せた幼い女の子。『ハグレ王国』の創設者にして国王。
性格は見た目通り子供らしさが目立つ。「～でち」という喋り方が特徴。

【能力】

魔法型。ヒールや状態回復魔法を覚えるヒーラータイプ。
『メニューリカバー』を覚える為、非戦闘時においてPTを一気に回復させる時にも役立つ。
『奥義』という特殊なスキルを使うことができる。
中でも『オープンパンドラ』は「前衛メンバー全員強化蘇生」という非常に有用なスキルとなっている。

ローズマリー: デーリッチの相棒の薬師の少女。愛称は「マリー」。
知識が豊富で頭がきれる為、『ハグレ王国』の参謀役を務めている。
時に融通が利かなかったりする面があるが、デーリッチのことは特別に甘やかしている。

【能力】

魔法型。炎属性と氷属性の攻撃魔法を中心に覚える。
薬師の能力を活かしたスキルで回復や全体攻撃を行うこともできる。また戦闘中に限り回復アイテムの効果が1.5倍になる【薬の知識】を持つ。

一章登場キャラクター

デーリッチ
「この項目は、一章の登場キャラクターに関するネタバレを扱っているでち。ここから下は自己責任で突っ走ってくださいでち」

ハピコ: ハーピーの女の子。『てこてこ山』で山賊から暴行を受けていたところをデーリッチ達に救われる。
かつて生きる為に詐欺行為を繰り返していたことがあり、仲間になった今でもお金には目が無い。

【能力】

物理型。敏捷が高い為、先制攻撃の確率が高い。
ハーピーの特性を活かした攻撃や補助スキルを使うことができる。
『ハーピースラッシュ』は敵からお金を盗むことが出来る為、序盤の金策にも活躍する。

ベロベロス: 三つ首の犬。元来人懐っこい性格だが、この世界では三つ首の犬は嫌悪されている為、流れ着いた『てこてこ山』で心を閉ざしていた。仲間になった後はハグレ王国の忠実な番犬として活躍している。

【能力】

物理型。物理攻撃スキルはもちろん、炎属性の全体攻撃や回復スキルも持っている。

福ちゃん: 福の神。ハグレとなった後も世界中に福を配って回っていたが、たまたまハグレ王国に通りかかり、
国籍と拠点を持つ為に王国の一員となった。

【能力】

魔法型。回復魔法や補助魔法、氷属性の攻撃魔法を中心に覚える。

ニワカマッスル: 赤い体の牛男。廃墟となったヘンテ鉱山で『首なし幽霊』に遭遇し、パニックに陥っているところにデーリッチ達と出会った。その後ハグレ王国の活動に興味を示し、王国の筋肉担当として仲間になった。
見た目に反して意外と繊細な面がある。

【能力】

物理型。物理や炎属性の攻撃スキルを使うことができる。
攻撃役としてはもちろん、HPの高さを活かした盾役にもなる。あとハオの非常食にも。

ジーナ: ハグレ王国にやってきた鍛冶師の少女。A級ライセンスを持った腕利きの鍛冶師。
仲間になった後は王国内で武器屋を構えることとなる。当初はぶっきらぼうな言動が目立っていたが、次第に仲間とも馴染むようになった。

【能力】

物理型。素のクリティカル率が少し高いほか、準備を要して次ターンで確実にクリティカルを出せるスキルを持つ。

ヤエ: サイキッカー（超能力者）の少女。サムサ村の異変解決の為に訪れたデーリッチ一行と出会い、成り行きで協力関係を結ぶこととなる。異変解決後は正式にハグレ王国の仲間となる。若干中二病の気があり、言ってることは胡散臭いが、根は真面目で優しい性格。

【能力】

魔法型。雷属性の魔法を覚える為、序盤において雷属性を使うことが出来る貴重な戦力となる。
状態異常の範囲攻撃が得意で、自身はすべての状態異常にやや耐性を持つ。

雪乃: ハグレの少女。同郷の仲間を見つけたい一心で、サムサ村に雪だるまを降らせていた。
デーリッチの説得により、ハグレ王国の仲間となる。

【能力】

物理型。氷属性や投擲系の攻撃スキルを覚える。飛行型モンスター戦において特に活躍する。

ハオ: 『南の世界樹』の管理人で、二代目光の槍の巫女。狩人のような恰好をした少女。「～ハオ」が口癖。
世界樹の祭りの後、ティーティーと共にハグレ王国に加入した。アホの子だが、人を見る目はある。

【能力】

物理型。敏捷と命中率の高さが特徴。防御無視の強力な投擲スキルを覚える。

ティーティー: 紅茶の神様。ティーカップに入った手乗りサイズの女神。
ハオと共に『南の世界樹』を守ってきたが、観光協会から世界樹の認定が取り消された為、
祭りの後ハグレ王国の一員となることを決めた。（世界樹の管理人は継続している）

【能力】

魔法型。回復魔法や補助魔法を中心に覚える。
メニューリカバーを使うことができる。

こたつドラゴン: 常時こたつに籠った竜人の少女。次元の塔一層のボスとして待ち受けていたが、敗れた後ハグレ王国への参加を熱望し仲間となった。自称やる気はあるが、見た目通りだらけきっていることが多い。

【能力】

物理型。スロースターターで、覚えるスキルはやや癖がある。
相手が物理攻撃を使ってくるボスならば『こたつカウンター』が非常に強力。

アルフレッド: ゴーストハンターの少年。ヘンテ鉱山奥でモンスターに囲まれていたデーリッチ達の前に現れた。
当初は格好良く登場したが、実はジーナの弟で普段は姉の尻に敷かれている。
首無し幽霊（＝デルフィナ）の成仏を見届けた後、ハグレ王国の一員となった。

【能力】

物理型。アンデッド系のモンスターに対して効果的なスキルを覚える。

ゼニヤッタ: 悪魔貴族の少女。次元の塔二層で生活費稼ぎの為に追いはぎをしていたが、デーリッチ一行に敗れ自害しようとしたところをデーリッチに止められる。その後デーリッチの器の大きさに感服し、ハグレ王国の一員として新たな人生を歩むこととなった。

【能力】

魔法型。強力な氷属性の攻撃魔法を覚える。
MP吸収や氷耐性低下スキルなど使い勝手の良いスキルを覚える。ただ、沈黙に掛かり易いので注意。
追いはぎをやっていたためか、何気に攻撃力も高い。

エステル: 召喚士の女の子。17歳。世界各地で「魔物ゼロキャンペーン」を行っていたところ、『南の世界樹』の一件でその効果と影響について疑念を抱かれてしまい、ハグレ王国の地下遺跡で検証ついでにゼロキャンペーンを行った。その後一旦帝都に帰るが、召喚士協会の策略でお尋ね者となってしまい、紆余曲折の末ハグレ王国に身を置くこととなった。性格は明るく、正義感が強い。通称サービスピンク。

【能力】

魔法型。召喚獣は呼び出せないが、強力な炎属性の攻撃魔法を覚える。
敵が炎属性の攻撃を仕掛けてくる相手の場合、炎耐性を付ける『フレイムウォール』が重宝する。

二章登場キャラクター

ローズマリー
「この項目は、二章の登場キャラクターに関する記述があるんだ。
もちろん内容はネタバレになるから、自己責任で閲覧するようにしてね」

かなづち大明神: ４マスを占拠し、パーティー編集画面では思いっきり見切れる、巨大な自称妖精の神様。
その正体は、異世界に住む妖精がその英知を伝えるために、彼女の性格や知識を忠実に模倣させた人工妖精である。妖精たちの神様となっていたのだが、変態要素までも忠実に再現してしまったため、セクハラがすぎて妖精王国から追放されていた。
性格は非常に礼儀正しく、頭も切れ、時には王国の民に体を張る立派な妖精。これでセクハラさえなければ……

【能力】

物理型。全体的に能力が高いが、全ての状態異常に弱い。
攻撃・防御がトップクラスのパワーアタッカー。全体攻撃・盾スキル・蘇生スキルを併せ持つため、攻撃役としても盾役としても使えるのが強み。

ヅッチー: 妖精王国の建国者。妖精の女王の娘でもあり、持つ力は妖精の中では桁違い。そのカリスマで多くの妖精を引き連れ、ハグレ王国の近くに妖精王国を建国する。
性格はわがままで単純。性格と精神年齢が近いデーリッチとは互いふざけ合う仲に。幼稚なように見えて王国のことをしっかり考えている点もデーリッチと近い。
かなづち大明神の説得後、学べることがあると踏んでハグレ王国へ留学。ところが、その留学が両王国にとんでもない事態を巻き起こす。建国で始まりその事態の収拾で終わる二章の中心人物。

【能力】

魔法型。高い魔力と敏捷性、豊富な雷属性スキルを持つアタッカー。
雷超耐性、スタン・麻痺無効の特性や全体回避率アップの固有スキルがあるためボス戦向き。
ただし、HP/防御力が低く、かなり脆い。弱点を突かれると一撃死もありうるので注意が必要。

ジュリア: 女性の傭兵隊長。人を護ることを第一にしている。アルフレッドとジーナとは幼馴染で、アルフレッドを通じて、ハグレ王国に共同作戦の提案をする。
依頼内容は貴族の長兄を守りながら、山岳地帯の魔物を殲滅するというもの。圧倒的な戦力差であり、お荷物の長兄のことを考えても任務達成は容易に思えたのだが……
王国に居着いてから分かることだが、実は王国きってのボケキャラである。

【能力】

物理型。HP・防御力が高く、庇いスキルを豊富に持つ盾役特化キャラ。

ブリギット: 人型の魔法ゴーレム。王国地下にある遺跡深部でずっと休眠状態だった。管理していたキーオブパンドラがなくなっていることに気付き、ハグレ王国に返還するよう手紙を送りつける。
面倒くさがりでさばさばした性格の持ち主。いつも浮遊椅子に座っている。元々は子守を目的に作られたらしく、面倒見が良い。

【能力】

物理型。投擲スキルに優れており、全体攻撃や連続攻撃のスキルを持つ。
自身のTPチャージ速度を+15%するスキルを覚えることに加え、味方のTPを回復させるスキルを多数覚える。

ベル: 獣人のハグレ。幼い頃から港町ザンブラコで育ち、自分の道具屋を開くことを夢見ている男の子。
妖精王国が出店したデパートに客を取られて諦めムード漂う商店街の人々を奮起させるべく、大ダコの足を獲りに単身海岸洞窟へと向かう。
外見年齢が近いデーリッチやヅッチーと仲が良いが、暴走しがちな二人を抑える役目であることが多い。また、店を隣り合わせることになるジーナをはじめ、女性陣には終始振り回されっぱなし。がんばれベル君。

【能力】

物理型。様々な異常効果の治療や支援に長ける支援キャラ。
敏捷は回復系のキャラの中ではトップ。状態異常の回復やアイテム使用役に最適。ただし、要TPのスキルが多いことと単体HP 回復のスキルがないことに注意。
ローズマリー同様、アイテムの効果量が1.5倍になる【薬の知識】を持つ。自身で開発したオリジナル回復薬をより有効に使える。ただしお財布は寒くなる。

ヘルラージュ: 古代魔法っぽい何かの第一継承者。次元の塔三層で悪の秘密結社を営む
……のだが、考えても何も悪いことが思い浮かばないくらいの根っからの善人。; 秘密結社を作ったのはあることへの復讐を遂げるためらしいのだが……

【能力】

魔法型。風属性のスキルを中心に覚える。回復スキルも持ち、攻撃・回復の両方に使えるキャラ。
その反面、消費MP1.1倍の属性やスキル消費TP量、なにより風属性装備の少なさによる火力不足が欠点。逆を言ってしまえば、これらが解決する終盤はかなりの火力を持つことになる。

地竜ちゃん: ドラゴンの赤ちゃん。次元の塔四層に流れ着いた巨大なタマゴから孵った。元々は神世に異世界を焦土と化した六魔の一匹、地竜。設定が繋がっているならば、前作のパーティーを一度撤退に追い込んだ狂暴で凶悪な六魔の一匹である。
ところが、小悪党のはむすけ＆ドラゴンが勝手に孵化させようとした結果、誕生が早まり悪意だけ影の部分が分離。影はそのままデーリッチたちに倒され消滅し、肉体と純粋な部分だけが残ってしまった。
無垢な赤ん坊になった本体は刷り込み効果でデーリッチに懐いてしまい、ハグレ王国で飼うことに。以後ベロベロスと共に王国のマスコットとなる。

【能力】

物理型。強くて遅い典型的なパワーアタッカー。また大地属性に非常に強い。

三章登場キャラクター

ヅッチー
「この項目に書かれているのは、三章の登場キャラクターだ。ネタバレが含まれてるから、注意してみるんだぜ！
え、お前は誰かって？二章の所を見ればわかるさ！」

ミアラージュ: 古神降霊術の元第一継承者にして、ヘルラージュの姉。
幼少期に事故で死亡したが、両親により黄泉帰りの秘術によって蘇る。しかし、ゾンビとなった彼女は常に血を摂取し続けないと保つことが出来ない体となってしまっていた。そこで彼女はホラーハウスをつくりだし、家畜を浚って生き血を摂取することとなる。
神童と呼ばれていただけあって、非常に才能豊か。絵の才能は芸術の神であるポッコが激しく嫉妬するほどで、ハグレ大祭りでは空手のラスボスとして立ちはだかる。ただ、味覚に関しては生前から現在に至るまで非常に独特な趣向の持ち主。

【能力】

魔法型。極めて高い魔法能力と、数多くの特殊スキルを持つ万能アタッカー。
四属性のスキルが強化される【神童】が強力。ただ、レベルアップで覚える魔法スキルが支援系・状態異常系であるため、スキルを十分に生かすには魔法書でのスキル追加が必要。
ゾンビであるため火に非常に弱い。

クウェウリ: ケモフサ村の獣人マーロウの義娘。帝国と村との戦争を止めるべく、デーリッチ達と行動を共にする。
人見知りで大人しく、義父であるマーロウを慕っているが、失敗にも挫けることなくマーロウを止める側に立ち続けた芯の強い女性。
ヒロインを地に行く性格の持ち主で、その純粋さと常識は王国の良心。ベルとのイベントは必見である。

【能力】

魔法型。魔法力は低いが、全キャラトップの運の高さと全体混乱・全体暗闇スキルを持つ状態異常特化キャラ。
混乱無効特性を持ち、味方全体に状態異常を無効とするスキルを持つなど、味方を状態異常から守ることも得意。

プリシラ: 妖精王国の参謀。
元はヅッチーの後ろを付いて回る気弱な妖精だったが、シノブに才能を見出され、マナジャムの摂取により普通の妖精とは一線を画す肉体、頭脳、頭身を得た。
ヅッチーがハグレ王国への出奔まがいの留学をしてしまったため、妖精王国の実質トップに。卓越した政治と経済の采配により以前と比べるまでもない発展を実現した王国だが、ヅッチーのカリスマを追い越すことはできず、その葛藤から遂にはハグレ王国に戦争を仕掛ける事態になってしまう。最終的にはヅッチーとの一騎打ちを経て王国とは和解。以降はヅッチーと共にハグレ王国と協力体制を取ることになる。
ハグレ・妖精両王国の財務担当。その手腕は金銭のみで停戦交渉を妥結させるほど。でもなにより一番大切なものはヅッチー。

【能力】

物理型。氷関係の派生技に優れる。
物理型にしては魔法力が高く、技も攻魔両依存の物が多い。
頭身が上がっても妖精は妖精。HP・防御力が低く打たれ弱い面があるので注意。

マーロウ: ケモフサ村の村長兼戦士でクウェウリの義父。
ハグレの獣人の村ということで人間の協力が難しく、ハグレ繋がりで王国へ魔物退治の依頼を行ったのだが……。

【能力】

物理型。トップクラスの攻撃力を持つ雷タイプのアタッカー。
高い攻撃力に加え、雷属性アップの特性もあり、非常に火力が高い。盾スキルも持つため、攻守ともに使えるキャラ。

メニャーニャ: 召喚士協会に属する召喚士。エステル・シノブの後輩にあたる。
類まれなる努力家で仕事中毒。物事の解決に必死になっているうちに士官まで登りつめてしまい、「協会の悪魔」「帝都最終兵器」という物騒な通称まで付けられることになってしまった苦労人。
自身の世話焼きな性格も相まって、周囲からは放任されている。その結果、単身で物事の解決に奔走することになり、それがまた周囲から距離を置かれる原因になってしまっている。

【能力】

魔法型。雷属性の攻撃や物理攻撃・雷属性への支援を得意とする。
魔法力自体は高いが、特性に属性強化がないため火力は数字ほどない。
その一方で、敵防御力激減や味方全体雷耐性UPなど、支援スキルに優れる。

ドリントル: ドリンピア星第一王女。遠い星から流れついた宇宙人。ハグレではないがはぐれている。
正義感にあふれ、弱きものを助ける王女らしい性格の王女様。漂着先の次元の塔五層で暴走列車を操る宇宙海賊を相手にレジスタンスのリーダーを務めていた。デーリッチたちと共に海賊を撃破した後はハグレ王国に参加する。

【能力】

物理型。投擲スキルを多数持ち、自身は投擲耐性を持つ、投擲のスペシャリスト。
状態異常スキルも多く、状態異常を狙うキャラとしても有効。

柚葉: 自称ダイミョー。実際はローニンらしい。
次元の塔六層の闘技場で憧れのダイミョーを目指し戦っていたが、デーリッチたちとの戦闘中に空腹で倒れてしまい、それを助けられた恩から半ば強引に王国の仲間になる。
お金のために内職をするけど貧乏、剣術の達人だけど貧乏、とまさに浪人。それでもダイミョーを勝手に名乗る神経の図太さとズレた感性は、会議に大きなボケを与える。

【能力】

物理型。攻撃力と敏捷性に優れたアタッカー。
なにより固有スキルが強力。カウンター＋庇い効果の「過剰防衛の陣」は、攻略の難しいボスの突破口となりうる。

イリス: 次元の狭間に幽閉されていた冥王の娘。
エセ外人訛りで喋る悪魔娘。陽気な口調とは裏腹に、好きなことが他人の迷惑と己の野望という冥界の統治者の娘らしい黒さを持つ。次元の塔六層にある次元の狭間に幽閉されていたところを、デーリッチたちが封印を解除してしまい、喜々として地上侵略に出発しようとしたが、デーリッチたちに止められることに。
戦闘終了後は自身を負かしたハグレ王国に興味が移行。改心したと偽りながら王国を乗っ取ろうと画策するが、王国の純粋さと国王の無邪気さを前に計画は難航している様子。
なお、なかなか格の高い彼女は前作・今作ともに持ち物がアイテムとなっている。探してみるのも一興だろう。

【能力】

魔法型。氷属性が中心のアタッカー。
魔法タイプとしては沈黙無効が地味に強力。睡眠付与や氷耐性低下など効果的なスキルが多い。多段攻撃も持ちTP効率もよく、スキル構成に無駄がない。
特性上、氷耐性低下スキルを持つゼニヤッタと組ませると非常に強力。後に合体技も習得可能。

四章・クリア後登場キャラクター

エステル
「この項目には、四章、およびクリア後の登場キャラクターが書かれているんだ。ネタバレもたくさん含まれてるから、注意して見ないとだめよ？
へ？私は誰かって！？この項目を見るなら、一章くらいはクリアした方がいいんじゃかな……」

ウズシオーネ: スキュラ族のハグレの少女。
海にそびえたつリゾートホテル「ドナウブルー」を経営しており、福引でホテル宿泊券をゲットしたヅッチー達をホテルへ招待する。
実は、「シオーネ」と「ウズ」の二つの人格を併せ持っている。互いの存在は認識しているものの直接コミュニケーションすることは不可能で、交換日記を介して意思を疎通している。どちらも友への思いやりも忘れないいい子なのだが、ウズの方は困った欠点も。
王国の一員となったのちもホテルの経営は続けており、他にも銭湯やお好み焼き屋、貸しスワンボートなど精力的に活動している。

【能力】

魔法型。HP・防御力が高く打たれ強いヒーラー。
睡眠沈黙無効に加え運も高く、状態異常にも強い。耐久の高さは魅力だが、敏捷性の低さが欠点。
普段は回復役が適役だが、水中エリアだと扱いは別。特殊スキルに加え独自ステートによる強化、超水耐性が加わり万能キャラへと変わる。

ポッコ: 東の世界樹を管理する芸術と創造の神様。
本名は「サルバトール・ジャッコメディ・ポッコ」。描いたものを少しの間具現化できる能力を持っている。活発で無邪気な負けず嫌いのお子様だが、根はまっすぐな頑張り屋。

【能力】

物理型。地・風属性をメインに数多くの支援スキルを持つ。
防御２段階UP、魔法防御２段階UPを持つ防御スキルのスペシャリスト。TP自動回復の特性を持つため、効率よくTPを貯めることが出来る。

ヴォルケッタ: 炎魔法使いであり、賢者の孫娘。
次元の塔七層にて、小人たちを救出するためにヘルパーさんが彼女を雇ったのだが、その高飛車すぎる振る舞いに音をあげたヘルパーさんによりハグレ王国に押し付けられる。
炎魔法の基礎体系を確立した賢者の孫娘であり、元の世界では子爵の爵位を持っているらしい。が、国王や王女がゴロゴロしている王国ではそんな肩書など無意味。尊大な態度は箱入り娘からくるものらしく、根は純粋で天然なツンデレ。それ故に個性の塊である王国メンバーには終始振り回されっぱなしの様子。

【能力】

魔法型。炎技主体のアタッカー。
防御系の固有スキルが全くない。攻撃特化型の炎魔法使い。
瀕死状態から全快・自己強化可能なスキルを持つ。自身が作ったアイテムで自作自演も可能。

シノブ: 魔道の巨人の異名を持つ、天才召喚士。
飛び級で召喚士協会に入り、難解な古代語を僅か数年で解読し、幼いころから召喚ゲートの研究に関わった超が付く天才。ただ、その才能故に彼女の行動が文字通り世界を動かしてしまうことになる。
一章終盤以降、物語の背後には常に彼女の姿があり、王国とはときに敵対し、ときに協力する。最終的には歩み寄ることになるのだが、その矢先に思いもよらない事態が待っていた。
エステルは同期、メニャーニャは後輩にあたり、一時期は共同で研究を行っていた仲。人並み外れた能力と行動力を持つが中身は相応の少女で、能力を恐れられると拗ねたり、メニャーニャをエステルと共にからかったりする。

【能力】

魔法型。様々な属性攻撃を持つ。全体攻撃中心の攻撃キャラ。
王国に所属するのはストーリークリア後。展開上途中で一時加入した時よりも大きく弱体化しているが、それでもスキルは非常に強力。
味方全体に対し1ターンすべての魔法攻撃を回避する「絶対魔法回避」はTP90ながらボス攻略の切り札となりうる存在。

クラマ: 天界に住まう神の一柱。若くして「鞍馬天狗」の名を継いだ鴉天狗。
次元の塔八層となってしまった天界、当初はその原因を作っていたのではないかと疑われていたが、それは濡れ衣を晴らすために待ち伏せていたためと発覚。
一匹狼的な風来坊。若くして要職についたためか、頭を下げることが苦手で、人付き合いを学ぶように福ちゃんから諭されたことから王国入りが決まる。

【能力】

物理型。風属性特化のアタッカー。
低確率再行動な特性、確率再行動なスキルを持つ。手数が増えるためTP補充も早い。
その反面、自己習得スキルが少なく全体攻撃を自力では覚えない。

マリオン: 「星の守護者」の肩書を持つアンドロイドの少女。
何者かによって異世界から飛ばされ、その犯人を待ち伏せるために洞窟で待ち構えていた。調査にやってきたデーリッチたちをその犯人だと思い込み、審判を下そうと戦いを挑むことに。ちなみに、彼女もイリスやヴォルケッタ同様、前作にも記述があるキャラである。該当アイテムを探してみよう。
戦闘後は誤解が解けるも、行くあてがないことからハグレ王国の一員に。アンドロイドらしく融通が利かない性格で、不器用。マリオンちゃんかわいい。
なお、彼女との戦闘曲はmozellさんによる書き下ろしである。

【能力】

物理型。雷属性スキルが主体のアタッカー。
高威力のスキルを多数持つが、自身のMP消費1.5倍という特性もあり燃費が悪い。
「マリオンスロット」はランダムで効果が変わる大技。敵として使用された時は非常に恐ろしかったが、味方としては一発逆転も狙える心強いスキル。

ルフレ: 宇宙ニンジャを自称するウサギ型宇宙人。今作の裏ダンジョンに相当する魔王タワー解放の最初のイベントで遭遇する。
どっかの誰かさんのせいで乗っていた宇宙船が不時着。王国に居着くことになるが、時を同じくして届いた「魔王復活！！」のニュースに飛びつき、王国を巻き込んでのタワー攻略へと突き進むことに。

【能力】

物理型。高い敏捷性を持つ。
アイテムドロップ率+10%の特性や、敏捷が高い程ダメージが増える技など、個性的なスキルを持つ。

マオ: 魔王タワーの最深部、魔王スカイツリーの頂点に君臨する魔王。
デーリッチと同じくらいの幼い外見年齢だが、魔王としての実力は本物で、戦闘当初は玉座に腰を降ろしたまま応戦するほど。この星最強の生物を自称するだけはある。
本編内での言及はないものの、前作に登場した同名のキャラクターである可能性が非常に高い。なお、彼女との戦闘曲もマリオンと共にmozellさんによる書き下ろし曲が使用されている。

【能力】

魔王技というスキルを主体とする、魔法型でも物理型でもない特殊キャラ。そのため、特技書・魔法書を使用することができない。
魔王技は基礎技とLV1～4の派生技からなり、基礎技→LV1技→LV2技……とランクアップしていく。その特性上、真価を発揮するのはボス戦。

レプトス: 魔王タワー終盤で解放される水着イベントの第二話で加入。
海底都市リューグーに住むリュージンという種族のお姉さん。リューグーに迷い込んでしまったデーリッチたちの観光案内役から始まり、イベント終了後は留学としてハグレ王国に滞在することに。生まれた街への愛着は篤く、まっすぐで人の好い性格。ただ、リューグーの外の経験がないことからのドタバタも。