じんめん犬とは、クロスメディア作品「妖怪ウォッチ」に登場する妖怪の1匹である。
元ネタであろう都市伝説の「人面犬」に関しては触れないので注意。
「じんめん犬!」「チックッショオォ~!」
おかしいのである。
そもそも、ゲーム版妖怪ウォッチに登場するじんめん犬は第4章を皮切りにサブイベントや小規模ダンジョン内のシンボルエンカウントモンスターとしてぽつぽつ顔を出し始めるものの、メインストーリーにはほぼ絡まない妖怪の一匹でしかなかった。
何故彼はアニメ版で一人の主人公として抜擢されているのであろうか?
種族はブキミー族。CVは坂東尚樹
彼は元々一人の人間だった。本名は不明だが、アニメでは自己紹介をする場面がある
本来一介のサラリーマンでしかなかったが、32年間務めたという会社をリストラされ、冷たく当たる妻や高校生の娘に対する言い訳を考えながら酒をあおったその日の帰り道、彼の人生に転機が訪れる。
立てかけてあった木材の倒壊事故に、その場にいたトイプードルと共に巻き込まれ、気が付いたら彼はトイプードルとなぜか合体し、「じんめん犬」になっていた。
合体したその日からしばらくは新しい人生が始まったと浮かれ、女子にもモテモテだ!と、思っていたが、人生そうそう上手くいくものではなく、気が付くと彼はさくらニュータウンの怪奇現象として噂される存在となり、住民たちから忌避される存在になってしまっていたのだった。
そんな彼の運命の歯車がさらに狂いだす出会いが主人公「天野ケータ」との出会いである。
本来、本作において妖怪は普通の人間には視覚で認識することのできない存在である。
しかし、(なぜか)多数の人間にその存在を普通に認識されるじんめん犬。
そんな彼を退治しようとコンタクトをとってきたのが主人公の天野ケータである。
しかしながら、もともととくに悪さをしてる訳でも無く、ケータ君自身も積極的に戦いを好む性格ではないため、じんめん犬は身の上話を聞いてくれたケータ君に友情の証、「妖怪メダル」を手渡す。
が、コレが彼の悲劇の連鎖を招く。
そもそも、彼にメダルを渡した状況と言うのが酔った勢いで道端に立小便をしてしまったところ、警察官に見つかって職務質問を受け、身元を証明することが出来なかったためか連行される間際だった。
留置場に入れられたのちじんめん犬は新聞や雑誌の記事を見て、再起を決意し、職を転々とする。
勢い余ってカメラマンの職に着いたとき他人のスタジオへの不法侵入、およびモデルへのセクシャルハラスメントという罪を犯してしまい、本格的に逮捕される。
そこまでなら単に刑期を終えるまで大人しくしていれば済んだ話なのだが、運命の神のいたずらか、じんめん犬が留置場に入れられているときに限り、時折りケータ君がじんめん犬を妖怪ウォッチで召喚。彼は自分の遺志とは関わらず脱獄と言う重罪を犯してしまう事が多くなる。
それ以降も刑期を終え、ケータ君達からの迎えも無くなり、職を転々とするも犬としての本能が露わになり、
それがきっかけで逮捕、ケータ君からの妖怪召喚での脱獄が繰り替えされた。
小さな罪と大きな罪が重なりに重なってついに彼は・・・
罪の膨れ上がったじんめん犬はついにアメリカの脱獄不可能な刑務所「アルカトラズ」に収容されてしまう。
自分がここに送り込まれるきっかけとなったケータ君とウィスパーに復讐を誓いながら(と言っても大体自業自得と逆恨み)彼はこの刑務所からの脱獄を試みる。
頼りになる相棒と心強い仲間たちとの出会い、そして別れを繰り返しながら脱獄のチャンスを狙うじんめん犬。
そんな彼に千載一遇のチャンスと命に関わる大ピンチが同時に訪れて・・・?
17話以降から長らく出番のなかったじんめん犬だったが、32話にてシリーズとは関係無しにじんめん犬が登場。
ウィスパーは「出られたんですね~」と言うだけでかたずけられている。
キュウビとイケメン犬のモテ対決で、どちらがモテるセリフを言えるのか、ケータ君に決めてもらおうと
ケータ君より年下の女の子が、不審者を演じるじんめん犬に襲われる。
実はキュウビの力によるもので、女の子は襲われて助けてもらった記憶を無くし、
じんめん犬も警察に逮捕されなかった。
40話は「妖怪ベストテン」の司会者になるがランキングに入っていたモレゾウの力によってスタジオの離れた所で用を足してしまい警察に逮捕される。
続く41話のキュン太郎の回では「かわいく無くても許してもらえる」対決でじんめん犬が正式に呼ばれる。
じんめん犬はその作戦に乗るも、全く効果がなく道行く女性に殴られる始末。
結果的には勝利を収めた。
じんめん犬には進化形態がある。
その名を「かおベロス」
ギリシャ神話のケルベロスをご存知の方ならこの名前からどんな妖怪なのか大体察しがつくのではないだろうか。
いかつい顔の双頭の人面をもつ妖怪で、元がじんめんオッサンとは思えないほどの逞しい妖怪である。
(双頭だとギリシャ神話ではむしろオルトロスなのだが、そこはこの際些細な問題である)
このようにじんめん犬にもただのネタキャラでは終わらない未来への希望は残されている。
彼がいつの日か進化して我々の前に頼もしい姿を見せてくれるのを切に願うばかりである。
・・・ところでその進化方法なのだが、妖怪ウォッチには妖怪と妖怪の合成によって誕生する物も少なくない。
かおベロスはとてもその法則がわかりやすい。
つまりじんめん犬と別個体のじんめん犬の掛け合わせである。
・・・・・・オッサンとオッサンの合体なのである。
2ではじんめん犬が一体しか手に入らないが、レベル22で進化できるのでご安心(?)を。
同じく2では未来のじんめん犬として「ロボメン犬」が登場する。
関連するアイテムを入手し、出現場所はロボットとして塩害が心配なとある駅で登場する。
妖怪ウォッチ真打では「真妖怪ウォッチバスターズ」に登場する「日ノ神」が妖怪ウォッチで
じんめん犬を召喚することがある。
目立った能力は全くなく、単にブルブル震えるだけで何もしてこない。
イケメン犬とは顔がイケメンになったじんめん犬である。
ただし本項におけるじんめん犬とは縁もゆかりもない別個体。
CVは矢部雅史。
妖怪ウォッチ作品内においては、特定の妖怪メダルを集めることによって封印が解かれる強大な力を持つ妖怪「レジェンド妖怪」の一体である。
ゲームにおいては回復の妖術を使いこなし、
チームのヒーラーとしての活躍が期待できるほか、自身のスキル「モテモテ」によって妖怪と友達になる確率を高めることが出来る。
アニメでは第20話に登場。
ブシニャンに続く第2のレジェンド妖怪として封印が解かれた。
スキル「モテモテ」を再現するかのように道行く女性全てから黄色い声援を送られていた。
じんめん犬と同じく犬の性(さが)で道端にマーキングをしてしまい、投獄されたもののイケメンなのですぐに許された。
じんめん犬「チクショォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォーーーー!!」
彼もじんめん犬と同じく生前は人間(ただのイケメン)だったのだが、じんめん犬とほぼ同じ経緯(ただしじんめん犬には色々と越えられない壁が存在する)で妖怪と化した。
そんな最近妖怪化したのにレジェンド?という疑問をこの作品は受け付けません。
その際、彼は自分の周りの「物」をすべてイケメン化すると言う能力を得たのだが・・・
その能力のすさまじさは是非本編第20話を参照されたし・・・。
妖怪メダランドの「おみくじバトル」と妖怪メダルがあれば無料で遊べる「くじガシャポン」。
バトル勝利後におみくじルーレットが行われるが、中吉に止まりなんらかの予告パターンが発生し、
成功すると大吉となる。
その中でなぜかじんめん犬の予告がジバニャンの予告に次いで多く、大抵は失敗する仕様となっている。
しかし、見事に成功すると「大吉」が一瞬だけ「犬(いぬ)吉」になる。
玩具版の妖怪メダルには「はぐれ妖怪メダル」と呼ばれるメダルがあり、通常の妖怪メダルの一部の妖怪の中にじんめん犬が加わっている。このはぐれメダルは貴重でAmazonでも、ヤフオクでも高値で取引されている。
笑いながら歯を痛めつけている虫歯伯爵の後ろにじんめん犬が違う歯を痛めつけている。
怪しく笑う裏キュン太のしっぽ部分にじんめん犬がいる。
じんめん「さて、役目も終えたし私は留置所に戻りますか・・・。」
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最終更新:2024/04/19(金) 14:00
最終更新:2024/04/19(金) 14:00
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