ずんだもん立ち絵素材(坂本アヒル)とは (ズンダモンタチエソザイサカモトアヒルとは) [単語記事]

概要

元々「ずんだもん」は、魔法少女のマスコットキャラクターのような、小動物的な見た目のキャラクターであった。だが、2021年 6月に東北ずん子プロジェクト公式から人間形態の画像が公開された。このとき、この人間形態ずんだもんは腰に手を当てて不敵な笑顔で胸を張っていた。

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 https://twitter.com/t_zunko/status/1405503000588681220

そして、この公式画像を参考として絵師「坂本アヒル」氏が自らの画風に寄せた非公式の「立ち絵画像」セットを制作、2021年 8月2日にニコニコ静画にサンプル画像として投稿したのがこの「ずんだもん立ち絵素材」であった。

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 https://twitter.com/sakamoto_AHR/status/1422168591978229768

この「ニコニコ静画に投稿されているイラスト」はあくまでサンプル画像であって、立ち絵画像セットの本体そのものではない。様々な表情や姿勢の画像のセットであるzip 圧縮ファイルは、このニコニコ静画ページの説明文にリンクが記載されているアップローダーに投稿されており、自由にダウンロードできる。ちなみに立ち絵支援ツール「PSDTool」にも対応している。

このzip 圧縮ファイルは、最初のアップロード後にも複数回、表情や姿勢の差分が追加されてバージョンアップされている。よって「私もこれ、以前ダウンロードしたよ！」と思いながらこの記事を読んでいた方も、自分がダウンロードしたのが最新版であるのかどうかチェックしてみるとよいかもしれない。

また2023年 3月12日には、坂本アヒル氏により「ずんだもん立ち絵素材改」として、雰囲気が異なっている別バージョンの立ち絵素材も公開された。

さらに2023年 6月6日には、同氏により「ずんだもん立ち絵素材V3」として、無印版と「改」との中間的な雰囲気の新バージョン立ち絵素材も公開された。

坂本アヒル氏はクラウドファンディングに参加していたために上記のリリース日以前から一足先にVOICEVOXの声を堪能できていたとのこと^[1]。そして「絶対流行ると思うので」という理由から立ち絵を描き始めたらしい。

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 https://twitter.com/sakamoto_AHR/status/1421663151221731329

そして「VOICEVOX」の完成度の高さからVOICEVOXずんだもんを用いた動画はどんどん投稿されるようになり、それらの動画ではこの立ち絵素材が盛んに用いられるようになったのである。

2023年 2月25日時点でニコニコ動画で「VOICEVOX ずんだもん」でキーワード検索すると、この2つのキーワードを含む動画が30,066件見つかる。そして、この坂本アヒル氏による静画「ずんだもん立ち絵素材」のコンテンツツリーを参照してみると、子作品（この素材を利用して創作され、コンテンツツリーにこの静画を登録している作品）の数は10,010件見つかった。「子作品全てが動画」と言うわけではなく静画なども含まれるものの大半が動画であり、またこの静画を用いている動画の多くはVOICEVOXずんだもんを利用している。コンテンツツリーの親作品にこの静画を登録し忘れている動画のことも考慮すれば、だいたい「VOICEVOXずんだもんを利用した動画のうち、3分の1以上くらいはこの立ち絵画像セットを利用している」と推定できるかもしれない。