たぬかなとは (タヌカナとは) [単語記事]

たぬかなとは、元プロゲーマーの女性である。

eスポーツのプロチーム「CYCLOPS at hlete gaming」に所属していた。

概要

プレイするゲームは「鉄拳」シリーズで、いわゆる格ゲーマーである。使用キャラとして「シャオユウ」を使うことが知られている。

その可愛らしいギャルと言った見た目や歯に衣着せぬ物言いから人気選手であった。

尊敬するプレイヤーに「鉄拳」強豪のノビ、女性「鉄拳」プレイヤーの先輩マキシの名を挙げている。日本のみならず、アメリカでもCombo Breaker 2017での活躍から注目度が高くなっていた。「CYCLOPS at hlete gaming」チームメイトのどぐらからは、攻撃的なプレイスタイルだけでなくその知識量も評価されていた。

炎上から契約解除まで

2022年の2月15日、ライブ配信サイト Mildomの動画配信において、「身長 170 ㎝以下の男性には人権がない」という差別的な発言を行い炎上。その後過去には、「Aカップの女性には人権がない」を始めとする、様々な差別・侮蔑的な発言もしていたことが発覚したためさらに炎上した。

しかしゲーマー界隈では「人権」は一般的な意味とは異なるニュアンスで使われることがある（詳細は「人権（ネットミーム）」の項を参照）。本人は「そういう（一般的な意味での「人権」がないという）意図で言ったわけではない」「身内のノリでやってしまった」との旨をツイートするが、このツイートは早々に削除され、そののちに改まった文体での謝罪ツイートが出される。

また、この問題はたぬかなのスポンサーをしていた海外のエナジードリンク企業レッドブル（Red Bull）にも飛び火し、同社の公式ツイッターにも批判およびたぬかなに関連したリプライが殺到した。
レッドブルはこの問題を受けてたぬかなに関するページを削除、現在は閲覧できなくなっている。

2月17日に所属チームより契約解除が発表された。所属していたプロゲーミングチーム「CYCLOPS at hlete gaming」を運営するブロードメディア eスポーツ社は「不適切な発言と姿勢は、当社として決して容認できるものではなく、選手契約解除という判断に至りました」「当社は、いかなる差別的・侮辱的な行為や言動・SNS等での発言も許されるものではないと認識しており、すべての人にとっての多様性を大切にしております。今後、所属選手の教育、指導等管理体制を強化し、再発防止を徹底して参ります」との声明を発表したが・・・。

この問題はネットにとどまらず日本の放送局でもテレビ報道される。さらには海外の様々なニュースメディアやネットコミュニティにもこの話が取り上げられると、このニュースを聞いた海外のTwitter ユーザーまでもが本人Twitterへとやって来る事態に発展した。（下の「関連リンク」および「関連メディア」の項目を参照）

余談・その他

スタイルには自信を持っているためか（あるいは「偽乳」「パッド」などと言われることを嫌っているのか）、水着ツイートを発信したり、ボディラインを強調するような服で臨むこともある。胸のサイズや形には特に自信を持っているらしい。 ^[1] ^[2] ^[3]
他の女性プロゲーマーたちとはおでかけに行くなどの交流をもつ。しかし、その一方でほとんど交流もないのに（思想までも）一緒扱いされることを不快に思っている女性ゲーマーもいる。 ^[4] ^[5] ^[6]
プロゲーミングチームに所属する際、「彼氏と鉄拳とどっちを選ぶか」を彼氏から求められると鉄拳の方を選び、彼氏と別れ仕事もやめてチームに移ったことを、海外のインタビューにおいて明かしている。ネットでは以前から噂として流れていたようだが、本人が正式に認めることとなった。 ^[7]
2022年 2月17日、人権発言問題でTVやYahoo等のネットニュースで炎上している最中、たぬかなが所属する「CYCLOPS at hlete gaming」のチーム内で、メンバーでありマネージャーも行っていた「Kba ton（コバトン）」のTwitterでの発言が、自身のチームの事でありながら他人事で嘲笑する内容であった事から、周囲から批判を受け、更に過去のツイート内容からたぬかな同様、或いはそれ以上の差別的な表現が掘り起こされて二次的に炎上が発生、Kba tonは火消しの為ツイートを削除したが批判の声などに追い付かずTwitterのアカウントを削除した為、更に大炎上となり翌18日に契約解除される事となった。
更にその炎上の最中にチーム内の選手の「Ayag ator（アヤゲーター）」のツイートからも同様に差別的・挑発的な発言が掘り起こされる事態となり、こちらは厳重注意となっているが一連の事からCYCLOPS側の管理体制などが問われる事態にまで発展した。
度重なる不祥事にCYC OL OPSは同年の2月25日に、『再発防止策に関するお知らせ』をホームページにて公開し、今後の再発防止や選手に対する契約時の審査の徹底など管理体制を強化すると掲げた。
2022年 2月20日放送の「ワイドナショー」にてタレントのトラウデン都仁は、今回の炎上について「ブラックジョークとして楽しむ分には、まあ人によってはまあ楽しめるものなんではないかな、と思うんですけど」と話し、その上で「身長を気にしている男性はすごく多いと思うので、今回の炎上で燃やしているのは、ほとんどの人が（１メートル）７０（cm）以下の方なんではないかなと」と持論を展開した。
この発言はたぬかなの発言を肯定し、差別的な要素が強いとして放送後炎上した。