ちゃんぽんとは
一説によると、明治期の長崎で中華料理店「四海樓」の店主が清から来た留学生のために作った料理が発祥とされる。なお、このお店は皿うどんの元祖でもある。
よくある誤解であるが、ちゃんぽんはラーメンではない。ラーメンはスープと麺を基本、別々に調理(高山ラーメンなど例外もあるが)するが、ちゃんぽんは一緒に煮込んで調理し麺に味を染み込ませるという違いがある。しかしながら、全くの別物というわけではなく、豚骨ラーメンはこのちゃんぽんにインスピレーションを受けて考案されたという関係がある。
長崎ちゃんぽん(白湯スープに肉野菜炒めとシーフードを乗せる)が最も有名だが、滋賀県の近江ちゃんぽん(醤油スープに肉や野菜を入れて煮る)や兵庫県の尼崎ちゃんぽん(あんかけスープ)、さらには韓国式ちゃんぽん(ピリ辛豚骨スープ)や沖縄ちゃんぽん(ご飯に肉野菜炒めの卵とじを乗せる)などもある。長崎ちゃんぽんが全国的に知られるようになったのは、マルタイやサンポーが全国展開を始めたことと、チェーン店のリンガーハットの影響が大きい。
食べ方の特徴として「途中で酢を大量に入れて味を変える」というものがある。スープにアミノ酸の旨みが加わり、酸辣湯から辛味を抜いたようなまろやかな味になる。また、長崎ちゃんぽんの場合はウスターソースを掛けることもある。
「ちゃんぽん」という言葉は「いろいろなものを混ぜる」という意味の言葉であり、そこから転じて酒や薬を混ぜて飲むという意味に派生した。
カップラーメンでも定番であり、博多ラーメンベースのマルタイ、久留米ラーメンベースのサンポー、そしてイトメンのちゃんぽん麺などが知られる。
ちなみにちゃんぽんをご当地グルメとしている自治体は西日本に多い。長崎市のほか、長崎県雲仙市小浜町、北九州市戸畑区、佐賀県武雄市、愛媛県八幡浜市、滋賀県彦根市、熊本県水俣市などがあり、それぞれ味付け、使う麺、具材など特徴が違っている。
KAC2013のSDVX部門において司会進行役の森一丁氏が「チャンピオン」を「ちゃんぽん」と噛んでしまったことが由来。
その後本人がすぐ訂正したがDJ YOSHITAKAから突っ込まれ、ネタとして再度「ちゃんぽんおめでとう」と声を上げた。
ちなみにこの年の優勝者は史上最年少ちゃんぽんである「XD2.BOX (えつや)」氏。
「さよなら僕の全曲PUC」や「やっぱりフカセ絶対許さないんで」などまたも名言を残していった。
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最終更新:2024/04/19(金) 17:00
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