できるわけがないとは (デキルワケガナイッとは) [単語記事]

できるわけがないとは、

できるわけ無いと思った時に使う言葉。不可能だと思った時の言葉。類義語は「できっこない」
漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第7部「スティール・ボール・ラン」に登場した台詞。本稿で解説。

解説できるわけがない概要

この記事を読む前に最初に言っておく。
お前はこれから、「できるわけがない」という台詞を4回だけ言っていい。

「スティール・ボール・ラン」11巻に登場した台詞。
ジョニィ達を包囲する謎の敵を前に、ジャイロの手元には武器である鉄球が無い。そして馬も無い。そんな絶体絶命の状況を打開するべく、自らが持ちうる奥義（＝回転の技術にまつわる秘密）を相棒のジョニィへ伝授しようとするジャイロが口にした事で、この言葉は同エピソードのキーフレーズとなった。

ストーリー当初はジョニィがジャイロの回転の力を目の当たりにした事で、その力にまつわる秘密を知るためにジャイロと行動を共にした事を考えるならばジョニィの本来の目的に近づく事ができたわけであるが、かつてないほどの緊急事態とはいえ一族にのみ伝えられてきた秘伝を明かす事を決心したジャイロの覚悟・心境は如何ばかりであったか・・・？（一流料理店で例えるならシェフが得意料理のレシピを教える、或いはカーズで例えるなら石仮面の製造法をそっくり伝授するが如くのトップシークレットであっただろう）
勿論ピンチを前にそんな悠長な事はしていられないと、ジョニィは駄々をこねたり力づくでジャイロのベルトのバックルを奪おうとして殴り返されたりと紆余曲折が展開された末、ジョニィは「黄金の回転」に関する技法を体得すると『牙（タスク）・Act2』を発現し状況を打開してみせた。
もっとも黄金長方形をかたどったバックルを渡すだけで状況を好転できるならジャイロもそうしている事であるし、「できるわけがない」という台詞を言わせた全ての目的は『「できるわけがない」という台詞を4回口にする程までに追い詰められて初めて、（バックルなど）模造品の長方形では黄金の回転へ辿り着けない事実を気づかせる』事にあったのだが。その結果、ジョニィはジャイロの回転の秘密である「大自然の中から黄金長方形を見出し、それを黄金の回転の源とする」という真実へとたどり着いたことでさらなるパワーアップを果たし、上述の通り新たな力を発現。
その後もジョニィ自身の精神の成長によってタスク Act3やAct4などといったさらなる力を覚醒させる土台となった。