とりかえばや物語 単語


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トリカエバヤモノガタリ

1.5千文字の記事

とりかえばや物語とは、安後期にできたドタバタコメディ物語である。

現代語訳:とりかえたいなあ物語

未成年の閲覧注意

原作注意!
ネタバレ注意 なところ、省かれたり。

あらすじ

権大納言は、屋敷の西の対と東の対に妻を住ませていた。
(つまり二人の妻がいたということ。権大納言は役職の名前。)
そして、東の対の妻は男の子を西の対の妻は女の子をそれぞれひとりずつ出産した。

どっちも見たはよかったのだが、
男の子(男君)→かわいい、恥ずかしがりや、お絵かきや人形遊び女の子の遊び)をする
女の子(女君)→かっこいいアクティブ、蹴男の子の遊び)をする
つまり、男の娘ボーイッシュ少女という、ラノベとかweb小説でありそうな個性的なキャラ設定だったということです!

さて、次に進んでいきます。

やはり、見たがよろしいかったのでたちまち噂になり、男の子君と女の子は若君と呼ばれるようになった。
(いろいろ呼び方を変えるのはめんどくさいので、このあとは男のと女の子にします。)
やがて、見たがよろしすぎるせいか天皇)は女の子に宮中に出入りする資格を与えるからく出仕(都でお仕事)させるように、とお父さん(権大納言)にいった。(都での仕事男性がすることです。)

お父さん:どーしよ。おろおろおろおろ
しかし、困ったお父さんは名案を思い付いた。
お父さん:そーだ、女の子には男性儀式を、男の子には女性儀式をしよう!
まさに、迷案である。
(平安時代、
男の子→元(成人したことを示し、を改める。11から16歳にする。)
女の子着(成人し、結婚できるようになったことを示す。12,13歳ごろにする。)
という儀式をしました。それをお父さんは入れ替えてしまったのです。)

さらに、右大臣が男の子プロポーズをしてくる。
お父さんおろおろ、どーしよっ!
さすがに、このまま結婚させるわけにはいきません。なので、
お父さん:うちのをどーぞ!!
・・・大丈夫なのかお父さん

ところで、ボーイッシュ女の子は男友達友人関係があった。その友達プレイボーイで、女と思われている男の子ラブレターを渡してほしいと女の子に頼んでいたことがあった。しかしもちろん相手にしなかった。(こっちはしっかりしてるようだ。)

しかし、男友達にばれてしまったのだ。自分(女の子)は女であることを。その結果強引に関係を持たされる。友人関係じゃないよ!)

(この一連の話の前後は結構飛ばしてしまいました。しかし、その前後では性別発覚以外にも大変なことがいくつもあり、また、年齢とともに起こる成長のため、ごまかし通せなくなってしまいました。)

こうして、ひそかに元の性別に戻り、出世していくのでした。

二次創作

この作品は、たくさん二次創作があるようです。(というよりそもそも当時は二次創作普通でした。源氏物語の項を参照。)鎌倉時代物語評論「子」は「古とりかへばや」(原作)より「今とりかへばや」(ほかの人が作り直したバージョン)のほうが良いとしています。そのほか、氷室冴子の小説山内直美・漫画化)「ざ・ちぇんじ!」、さいとうちほの漫画「とりかえ・ばや」などがあります。

君の名は。」にもを与えました。(日本には「君の名は」という名前メロドラマも存在します。日本人はどんなに入れ替わりが好きなのか。)

とりあえず安からサブカルの原が見られることは間違いがないでしょう。多くの人にアニメ化が望まれている、、、かもしれない。

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