とりぷるテールとは (トリプルテールとは) [単語記事]

とりぷるテールとは、初音ミクと亞北ネルの二人より成る花のようなユニットである。
歌にダンスにと活躍し、その愛らしさを今日もVOCALOID界中に振りまき続けている。

概要

朗らかに笑む太陽のようなミク。冴え冴えとした月のようなネル。

歌姫と呼ばれるため生まれて来たミク。歌姫と呼ばれるため頑張ってきたネル。

都会の雑踏とともに日々を移ろってきたミク。小さな街のささやかな日々を忘れないネル。

なにもかも対照的な二人。だからこそ仲の良い二人。
全てのしがらみを乗り越えて、もっともっとたくさんの人に「歌の心」を想い出させてくれますように。

VOCALOIDの公式イメージキャラクターである初音ミクと、クリプトン社による公認派生キャラである亞北ネル。このとりぷるテールは、それぞれ「公式キャラ」「派生キャラ」の代表格的な存在である二人が組んでいることから、いわゆる「VOCALOID 文化」の中心的な場所を占めるユニットとして知られている。

全体的にアイドルと呼ぶにふさわしい、あざといほどの美しさを見せてくれてはいるものの、時にアクティブなダンス、時にコントやドラマなどにおいて活躍するなど、その魅力は極めて幅広く発揮されている。

亞北ネルが、VOCALOIDに敵対的な存在「防火ロイド」として登場したことは比較的よく知られている。しかし防火ロイドとしての活動は、『音楽が大好きで、音楽で身を立てたい』と考えて都会に出てきた彼女の、最低限の食費にも事欠いた下積話のひとつに過ぎないことはあまり知られていない。

初音ミクもまた『仕事を選ばず、どんな変な歌も平気で唄うアホの子』と呼ばれ続けた過去を持つ。その意味では、人の世の煌びやかさも、その陰にある様々な寂しさも、自ら経験したことによって理解するまでに至った真に心優しいユニットで有ると言えるだろう。

この名前は、初音ミクと亞北ネルがユニットとして共に場を盛り上げる場合使われます。

二人はまたライバルとして様々な真っ向勝負をも重ねていますが、そうした動画の場合は、例えメインの人物として登場していてもこのタグは使われません。

命名は、ねるにゃんPの動画「ＶＭ－１グランプリ２０１０エントリーＮＯ　００４８　トリプルテール」による。

初音ミクと亞北ネルが組んだ仕事は早い時期から存在したものの、長い間ユニットとしては名前が無い状態だった。しかしこの愛らしい名を得られたことで、さらなる人気、知名度を得ることができたものと思われる。