なかにし礼(1938年9月2日~)とは、満州生まれの北海道出身の作詞家・小説家である。本名は中西禮三(なかにしれいぞう)。
満州で誕生。戦後すぐに両親の出身地である北海道に戻るために満州引き上げの時に一家が何度も命が奪われる危険な目に遭ったことが、後にこの経験が作風に影響するようになる。
立教大学を卒業後は、シャンソンの訳詩をしていたが最初の結婚の時に立ち寄った静岡県下田市のホテルで映画を撮影中の俳優・石原裕次郎に出会い、石原から「歌謡曲の詩を書きなさい」と言われ作詞家に転向をする。
代表作としては、『石狩挽歌』、『心のこり』、『北酒場』、『恋のフーガ』等のヒット作が多数あるが、作詞家時代は、私生活でのトラブルが多かったので思わず「何だこりゃ?」と思える曲も作詞をしている。これが伊集院光が『おバ歌謡』としてネタにしていて、なかにし礼本人も番組に出演しているほどである。それでも、阿久悠と並ぶ日本の名作詞家である。
昭和が終わると作詞家の仕事を辞め、小説家やテレビのゲストコメンテーターとしての顔を持つようになる。小説家としては2000年に『長崎ぶらぶら節』で第122回直木賞を受賞。また現在、テレビ朝日の『ワイド!スクランブル』でコメンテーターを務めている。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2023/03/26(日) 08:00
最終更新:2023/03/26(日) 08:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。