ねこさんですねぇ!とは、ねこさんである。
ねこさんですねぇ!とは『キラッとプリ☆チャン』で生み出されたコメであり、以降たまたま同時期に一挙放送が行われた『プリティーリズム・レインボーライブ』、同時期に上映された『KING OF PRISM』に広まっていったコメントである。
その最初のきっかけは『キラッとプリ☆チャン』のメインユニット「Miracle☆Kiratts」の最初のユニット曲「SUPER CUTIE SUPER GIRL」(通称SCSG)である。
この曲は青葉りんかがようやくデビューし、いざ3人で出発を切ろうとした17話にて初めて披露された。そしてその回がニコニコ動画で配信されてから、2018年8月1日12時43分、コメ番2666、「ねこさんですねえ!」コメは唐突に投下された。
新曲による初の3人ライブという見どころたくさんのシーンであるにもかかわらず、曲のラストの手の振り付けを「ねこさんですねえ!」と評したそのコメントは、そのあまりにも空前絶後の表現が多くの人物の笑いのツボを刺激。こうして19話頃にはテンプレの1種とすでに化しており、今に至るのである(なお、当初のコメントは「ねこさんですねえ!」だったのだが、「え」がいつの間にか小文字になって「ねこさんですねぇ!」で定着していることはこの際置いておこう)。
結論から言えば、いわゆる語録の亜種である可能性が極めて高い。
上記の公式配信に先立つ2018年6月25日11時7分、コメ番42、以下の動画に既に「ねこさんですねえ!」コメントが投稿されていたのである。
曲も「レディー・アクション!」で、猫にまつわるコーデが何一つもないのだが、マイキャラをよく見るとアイカラーが「イエローキャッツアイ」である。なので猫目のキャラが腕をぶらつかせていた光景から、投稿されたコメントと思われる。プリパラ時代からプレイ動画の投稿は行われており、キラッとプリ☆チャンになってから投稿者の人口も急増し、これまで度々猫にまつわるコーデやマイキャラパーツを身に付けた動画も投稿されてきたのだが、これ以前には確認できない。
なので、この謎の改変セリフがふんわりと生き延び、公式配信に投稿された結果ウケてテンプレと化した、というのが実情かと思われる。
こうして誕生した「ねこさんですねぇ!」コメは、あまりにも用途が限られているにもかかわらず、『キラッとプリ☆チャン』で長く使用されることとなる。その結果「ねこさんですねぇ!」なものに対しても「ねこさんですねぇ!」と使用されるケースが出てきたのである。
ここで賢明な読者は気づいたかもしれない。プリティーシリーズ、猫、というキーワード。そう、森園わかなである。
本来なら2013年に放映され、とっくに有料化されていた『プリティーリズム・レインボーライブ』と交わることはなかったかもしれない。しかしそこは『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』絶賛公開中の2019年春。なんと、本作が一挙放送されることとなったのである。
というわけで、ついに両者は出会うこととなる。森園わかなに対して「ねこさんですねぇ!」とコメントが多用され、彼女のエスニックなジャンプ、特に謎の白いライオンさんと共に飛ぶ「覚醒!オープンマイフラワー」等を評する際にも用いられていったのであった。
そう、次第に元ネタの意味を離れ、動物さんですねぇ!な要素がキーワードになっていったのである。
というわけで起こったのが、『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』における応用編こと十王院カケルのプリズムショーへの使用である。彼のショー自体は2019年3月23日に劇場公開されていたが、2019年5月7日にテレビ放送、および翌5月8日に動画配信が行われたのである。
詳しくは十王院カケルで検索して彼のショーの動画を見てほしいが、天然ガスが吹き上げる中、マダガスカルの動物たちと圧巻のショーを繰り広げ、「ゾウさんですねぇ!」、「キリンさんですねぇ!」、「ライオンさんですねぇ!」、「カバさんですねぇ!」といったコメントが見られたのである(ポーズも前足ブラブラで似てるし…)。
というわけで、「ねこさんですねぇ!」なものに使われる「ねこさんですねぇ!」というコメントは、次第に用途を拡大させつつも、脈々と受け継がれているのである。
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最終更新:2024/04/24(水) 06:00
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