ハカイコウセン
初出はポケットモンスター赤・緑。
ノーマルタイプで相手1体に効果がある技で、威力150を誇ると共に「次のターン反動で動けなくなる(交換もできない)」と言う大きなデメリットを持つ。
はかいこうせんを自力で覚えるポケモンはあまり多くないが、わざマシン15があれば最終進化系のポケモンのほぼすべてが覚えることができる。しかもこのわざマシンは大体の作品で店売りされているので調達は容易である。
類似の技に、ブラストバーン、ハイドロカノン、ハードプラント、がんせきほう(物理技)などがあり、このような威力150で反動があるタイプの技はロマン砲と呼ばれている。
第一世代では非常に強力な技であった。
これより威力の高い技が自爆系の技しか無かったということに加え、この技で相手を倒した場合、次のターンに発生するはずの反動が何故か発生しない仕様であったため、 こちらに十分な攻撃力があれば実質ノーリスクで連発する事ができたのだ。ケンタロスなどがよく使用していた。
しかしポケモンスタジアム2では使用した次のターンは命中の是非を問わず反動が発生するようになった為、最悪2ターンも無防備になる可能性があるという非常にリスキーな技となったものの、確定数の都合などからケンタロスには相変わらず採用されていた。流石に第2世代以降は攻撃が命中した時のみに修正されたが、ノーマルタイプの技が効かないタイプを持つポケモンも増えたことで使い勝手はかなり落ちてしまった。
現在でも素でこの威力を出せる技はほとんどなく、威力140で反動で能力が下がるオーバーヒートやリーフストーム、威力150だが体力満タンでないと本来の威力が出せないふんかやしおふきなど、あってもほぼ全て何らかのデメリットを持っている。
第6世代からノーリスクで威力140というノーマル技「ばくおんぱ」が登場したが、こちらは覚えられるポケモンが非常に限られている。オメガルビー・アルファサファイア現在でも、ドーブルと進化前を含めてたったの8匹しかいない。
反動というデメリットを克服する事が容易ではないので、現在ではバトルではあまり使われない技だが、真面目な使い道も無い事はない。
なお、第一世代をプレイしていたプレイヤーの中には主にギャラドスの口から出る光線と言うイメージがある人も多いと思われる。
これは、グラフィックの都合上ちょうどギャラドスの口からはかいこうせんのエフェクトが出るという見た目の理由が第一だが、それをのぞいてもギャラドスが手軽に手に入る高種族値ポケモンで多くのプレイヤーが攻略に起用していたと言うこと、第三世代までははかいこうせんは物理技だったため、フーディンあたりに撃たせるよりもギャラドスに撃たせた方がずっと強かったのだ。同じ関係がブースターとシャドーボールにも言えた。
これはタイプごとに物理か特殊かが割り当てられており、ノーマルタイプに属する技は一律で物理技と設定されていたためで(同じ理由で雷パンチが特殊技だったり)、第四世代のダイヤモンド・パールにて技ごとに個別に物理・特殊が設定されるようになった際、光線の名の通り、はかいこうせんはようやく特殊技になった。
これに伴い、物理技バージョンのノーマルタイプ威力150反動付きの技「ギガインパクト」が追加された。
ギガインパクトは直接攻撃である為「どくのトゲ」や「せいでんき」の影響を受けてしまうが、直接攻撃でないはかいこうせんはこれらの影響を受けない。
第一世代でのそのいかにもな「ビビビビビ」という効果音に人気があり、エフェクトが進化している第三世代以降のほうがカッコ悪いとよく言われる技であったが、第六世代で第一世代の効果音がまさかの復活、現代の最新SEの中に混じってもやはりかっこよかった。第一世代からポケットモンスターをプレイしている人は少なからず感動したであろう。
はかいこうせん効果音(ポケモンGB世代) |
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元ネタはおそらくゴジラの放射熱線だと考えられる(自力で覚えるポケモンも、第一世代では軒並み大怪獣らしいデザインだった)。
念のために言っておきますが、危険なのではかいこうせんは決して人に向かって撃ってはいけません。
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最終更新:2023/02/03(金) 09:00
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