はくたか(列車) 単語

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はくたかとは、

  1. 国鉄及びJR東日本JR西日本北越急行が運行していた特急列車の名称 {はくたか(在来線)を参照}
  2. 北陸新幹線で運行されている新幹線列車の名称 {はくたか(新幹線)を参照}

はくたか(在来線)の概要

現在内の狭軌路線(1067mm)を走る特急の中では最高速で運転されている特急で、名前の由来は立山開山伝説に登場するから取られている。

現在160km/h(ほくほく線内)で運転されていたが、これはほくほく線踏み切りがない事やATS-PGG信号を導入している事から行う事が出来ていた。また、狭軌路線では技術的にこれ以上の速度困難であった。

なお、北陸新幹線金沢開業に伴い在来線特急の「はくたか」は2015年3月13日を以って止された。翌3月14日から北陸新幹線列車名(停タイプ)として使用されている。

はくたか号の歴史

国鉄時代

1965年10月にそれまでの白鳥号の上野金沢間を分離させて「はくたか」が誕生した。この時の車両キハ82系。
4年後には485系へと変更となり電車特急となる。その後489系へ変更されるが、1982年上越新幹線開業に伴い「北越」に統合される形で消滅した。

JR西日本・北越急行・JR東日本時代

1997年3月22日に運転を開始。当初JR西日本681系に限り「くろしおオーシャンアロー」「スーパー雷鳥サンダーバード)」に倣い「はくたかホワイトウイング」という名称を提案するも北越急行JR東日本の反対もあり全列車はくたか」となる。これにより北越急行は独自の称を付ける事が可となり自社の車両に「スノーラビット」という称を付けていた。一方、JR西日本は「ホワイトウイング」という称を付けていた。
運転開始時はJR東日本JR西日本485系も運用されてたが、最高速度が高い681系とのサービス格差が生じた為、JR西日本485系2002年に「サンダーバード」から転出した681系の置き換えにより運用から撤退、JR東日本485系2005年北越急行が投入した683系8000番台1編成に置き換えられ運用から撤退した。これによりJR東日本は「はくたか定期運用から撤退している。
なお、乗務員は直江津で交代した(直江津以西はJR西日本直江津以東はJR東日本)。

2009年6月1日より全車両禁煙となっている。

ちなみに、「はくたか」決定以前に北越急行社内で提案されていた名称に「八山」や「こしひかり」があった。

余談だが、JR西日本681系はくたか編成はW編成を名乗っているが、金沢総合車両所から京都総合運転所へ転属した681系683系サンダーバード編成も基本編成が金沢配置時のT編成からW編成を名乗るようになっている(京都配置の付属編成はV編成を名乗る)。
この結果、基本・付属の違いがあるものの2015年1月時点においてW01・W12・W13編成は金沢京都に存在する事となった。(ただし京都配置のW01は681系1000番台6両なので基本編成同士)
2015年2月以降、JR西日本所有の681系の一部編成にはしらさぎ編成仕様の帯が追加され「White Wing」のロゴが消されて運用に就いていた。

先述の通り、在来線特急としての「はくたか」は北陸新幹線開業時に止されたが、金沢駅福井駅間の分は特急ダイナスター」に、金沢駅和倉温泉駅間の分は特急能登かがり火」に代替される。

在来線特急としてのラストラン3月13日越後湯沢21:30発→金沢0:03着の特急はくたか26号」で、編成は683系8000番台N03+N13編成の9連であった。

「はくたか」データ(在来線)

停車駅

●:停 :一部通過

列車によっては福井駅和倉温泉駅発着となる場合もある。
福井駅発着の5号・24号金沢福井間において小松加賀温泉温泉に停
和倉温泉駅発着の21号・6号は金沢和倉温泉間において羽咋・七尾に停

編成図

福井金沢和倉温泉越後湯沢(※はくたか7・23号、2・10号は6両編成)
なお、和倉温泉発着は3両(7~9号)で、金沢和倉温泉間の進行方向は逆向きとなる。

1号 2号 3号 4号 5号 6号 7号 8号 9号
グリーン 定席 定席 定席 自由席 自由席 自由席 定席 定席

5号定席になる場合があった。

はくたか(新幹線)の概要

2013年10月10日に「はくたか」が在来線から名称を受け継ぎ、北陸新幹線東京駅金沢駅間で運行される。当初各駅停車タイプ列車名として採用される事が決定した(1位)が、結局上越新幹線熊谷駅本庄早稲田駅は全列車通過、安中榛名駅も1往復のみ停とされ、「はくたか」は一部のを通過する準速達列車列車として設定されることとなった(ただし後述の通り、北陸新幹線完結各駅停車タイプが1往復存在する)。そして2016年ダイヤ正から安中榛名駅も全列車通過となった。
使用車両E7系W7系。運行会社はJR東日本JR西日本

運転本数は15往復。東京駅上野駅大宮駅長野駅上越妙高駅金沢駅には全列車が停し、高崎駅上田駅飯山駅は一部列車が停する。なお、1往復は長野駅金沢駅間のみ運行し、各に停する。

また、その1往復の下り便である長野金沢行きはくたか591号2015年3月14日の開業時には長野富山間を走行する新規開業区間下り一番列車となった。

尚、2014年9月8日未明にW7系W2編成を使用した長野金沢行きの試運転列車では、構内の放送設備の試験も兼ねていた為、「はくたか881号」として運転された。

2024年3月16日北陸新幹線敦賀延伸以降は5往復が東京敦賀間で運転される(9往復は引き続き金沢発着、1往復は長野金沢間の区間運転)。
なお、敦賀まで延長する5往復は上越妙高駅から敦賀駅までのJR西日本区間は各に停する。

「はくたか」データ(新幹線)

停車駅(他列車との比較)

(●:全列車が停:一部列車が停:臨時列車の一部のみ停、―:全列車が通過)

編成図

東京金沢

年表

国鉄時代

1965年10月1日 「白鳥」から系統分割され、上野駅金沢駅間(信越本線経由)で特急はくたか」1往復が運転開始。

1969年10月1日 編成をキハ82系から485系に変更。また経路を上越線長岡駅経由に変更。

1972年3月15日 489系登場により長野駅経由の「白山」が誕生。メインルートを「白山」に渡す。

1979年4月20日 1往復増発され2往復となる。

1982年11月15日 上越新幹線開業に伴い区間縮小の上、「北越」に吸収され止。

JR西日本・北越急行・JR東日本時代 「在来線最速160km/h」

1997年3月22日 北越急行ほくほく線開業。越後湯沢駅金沢駅福井駅和倉温泉駅間で特急はくたか」10往復が運転開始。

1998年12月8日 ほくほく線内の最高速度を150km/hに引き上げ。

2002年3月23日 ほくほく線内の最高速度を日本在来線最速の160km/h引き上げ。また、1往復増発され11往復となり、JR西日本485系が運用から撤退。

2005年3月1日 北越急行683系8000番台が運用開始。それに伴い、JR東日本485系3000番台が運用撤退。本数も1往復増発され12往復となる。

2009年6月1日 さらに1往復増発し13往復となる。

2015年3月13日 北陸新幹線金沢開業に伴い、特急はくたか止。

北陸新幹線 「翼は消えず、生まれ変わる。」

2013年10月10日 JR東日本及びJR西日本が、北陸新幹線称として東京駅金沢駅間直通停タイプ列車の名称を「はくたか」と発表。

2015年3月14日 北陸新幹線金沢開業。東京駅金沢駅間14往復、長野駅金沢駅間1往復で新幹線はくたか」が運行開始。

2024年3月16日 北陸新幹線敦賀開業に伴い、敦賀駅まで運転区間を延長。

お絵カキコ

681系スノーラビット
681系2000番台
スノーラビット

関連動画

在来線

在来線最終日(2015年3月13日)

新幹線

関連コミュニティ

関連項目

北陸へ向かう特急急行
雷鳥・サンダーバードしらさぎはくたか北越北陸能登ひだ
東北北海道上越北陸新幹線及び山形秋田新幹線車両
200系 - 400系 - E1系 - E2系 - E3系 - E4系 - E5系/H5系 - E6系 - E7系/W7系 - E8系
東北北海道上越北陸新幹線及び山形秋田新幹線列車
東北北海道はやぶさ - はやて - やまびこ - なすの - あおば
上越とき - たにがわ - あさひ
北陸かがやき - はくたか - つるぎ - あさま
山形秋田つばさ - こまち    ※下線付きは現在不使用
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