「はーぎゅ、はーぎゅ、はーぎゅ」
「あれ?はぐたんどうしたんだろ?さあやのパソコン見てる」
「はぐたんの説明が大百科にないのが気になってるのかな」
「じゃあ、はぐたんの記事作ってあげようか」
「はぎゅ~ぅ」
「それじゃあまずは……」
はぐたんとは、アニメ『HUGっと!プリキュア』に登場する、歴代シリーズでは妖精に相当する赤ちゃんである。CV:多田このみ
主人公である野乃はなの元に舞い降りてきた不思議な赤ちゃん。どうやらプリティストアのTwitterによれば10月21日が誕生日らしい。
登場時時点では「はぎゅ~」としか話すことはできない(これが元となってはなが「はぐたん」と名付けた)が、玩具の「お世話たっぷり おしゃべりはぐたん」を見るかぎりではだんだんと成長しちゃんと喋ることができるようになるようで、回を追うごとに色々話すようになり、ハリーの影響もあって関西弁でツッコミも行うことも。
ただ名前呼び出したのはいいが「ほまえ」「しゃあや」「はりー」「るー」「えみゆ」とは言っても、なかなか「はな」って言わないのはご愛敬なのか主人公がオチ担当なのを分かっているのか、それとも刷り込みではなのことをお母さんと思っている(事実彼女には「まま」と言っている)のかはてさて。
元々はクライアス社によって明日が奪われ未来がなくなってしまった、時代的にははなたちのいる現代よりも遙か未来の世界から、ハリハム・ハリーと共に逃げてきた。かろうじてミライクリスタル・ホワイトの力によってはな達の世界に来ることができ、そしてプリキュアとして覚醒したはな達にはぐたんを守り育てるようにと託されることになる。というのも、はぐたんは明日の力・アスパワワを感じることができ、それが少なくなると弱ってしまう。一方未来を守る力を得てミライクリスタルを生み出したプリキュア達は、クリスタルにあるアスパワワをはぐたんに与えることができる。そうした事もありはぐたんを守り育てるのがプリキュア達の第一使命となる。
しかしはぐたんには謎があり、はぐたんの母親は誰なのか、ミライクリスタルが8個揃うとミライクリスタル・ホワイトが復活し、止まった時間が動き出し明日も取り戻せるというが、ではクリスタルはどのような経緯で生み出されるのか、さらには一時的に変身できなくなり窮地に陥ったはなを救うために自らのアスパワワを使い切ってまで秘められた力を発揮したことや、本来の姿があるらしき事などなど。はぐたんに秘められた秘密も今後の物語の核となっていく。
というか、いくら不思議な力があるからって、まさかレジェンドのなぎほの先輩召喚するのははぐたんぶっちゃけありえなさすぎです……
また、これまでの妖精枠で異例なのが今作のスーパープリキュア「チアフルスタイル」である。というのも、メモリアルキュアクロックの発動には5人のプリキュアだけでなくはぐたんの力も必要になり(ミライクリスタルにもクロックの額にも各プリキュアのイメージカラーに加え、はぐたんを象徴する白いハートが入っている)、さらにフォームチェンジもプリキュアだけでなくはぐたんもおそろいのドレス姿に。チアフルアタックの発射にもはぐたんが加わっている。はぐたんの正体ってもしかして……
「おっと、こっから先は『HUGっと!プリキュア』の核心に迫る重大なネタバレが書かれとるでぇ!」 「先に読んでしまうと物語の楽しみを損ないますので、見てない人は読むのをストーップなのです!」 |
物語の随所にうかがわせる描写があったが、はぐたんの正体は、未来の世界において、未来を守るためクライアス社と戦っていた4人のプリキュアの内の一人、キュアトゥモローだった。彼女は未来を育む金色の女神マザーの力を受け継いでおり、その力によって仲間たちとクライアス社に立ち向かう。しかし未来を止めようとするクライ社長はその力を疎んじ、彼女の、ひいてはマザーの力を奪いさえすれば時間を止めることができることから、トゥモローを最大の標的としていた。
仲間の3人が倒され、ただ一人残されたトゥモローはクライアス社に捕らえられてしまう。囚われの身となったその時、彼女に声をかけたのはハリーだった。彼は以前、住んでいたハリハリ族の集落が災厄に見舞われ、自身も改造手術を受けた関係で絶望の果てに巨大化して暴走し、拘束を受けていたのだが、牢獄を訪れたトゥモローによってその力を抑えられた上でその拘束を解いてくれたという経緯があった。彼は彼女に「それでもなお未来は輝くと信じるのか」と問うと、トゥモローは真っ直ぐな目で「プリキュアは決して諦めない。仲間たちとの約束だから」と言い切った。
助けてくれた恩義だけでなく、彼女の真っ直ぐな姿勢に感化されたハリーはトゥモローを牢から出しクライアス社から脱出しようとするが、ビシンがそれを阻む。トゥモローは最後に残されたマザーの力を使い、他のプリキュアがいるであろう過去の世界へとハリーとともに旅立っていった。そしてたどり着いたのが物語の舞台となる現代のはぐくみ市。しかしトゥモローは力を使い果たしたのかあるいは時間遡行の影響を受けたのか、赤ちゃんへと姿を変えてしまっていた。そしてはなの元にたどり着きはぐたんと名付けられ育てられることになる。
(ちなみに、未来と過去が一時的に繋がった影響で、物語開始時点で描写された時間停止現象が起きたのだが、この時既に描写されているはな・さあや・ほまれだけでなく、えみるもこの現象を体験したことが分かっている。つまりこの4人は元からプリキュアになる資格があったという事になり、本来のプリハートの数とも合致する事になる)
さて、こうなると今後の目標ははぐたんやハリーを未来に返すこと。しかし、ただでさえ2人もクライアス社も未来から現代にやってきて時代に干渉している上に、プリキュアの剣がメロディソードになったり、マザーの力によってプリハートが増え、えみるだけでなくルールーもプリキュアとなるなど、タイムパラドックスとなり得る事象も起きている。これらを含めてうまく解決できるのだろうか。それとともに、はぐたんは元のトゥモローの姿へと戻ることができるのだろうか。
なお、エンドクレジット上ではトゥモローの配役は兼ね役であるためノンクレジット。ただ、『アニメージュ』はぐプリ特別増刊号で本人が語っているように、多田このみがそのまま演じている(はぐたんのオーディションの段階でトゥモローの台詞もあったそうな)。その一方で仲間たちの声優は分かっている(川井田夏海、木野日菜、長縄まりあとサブキャラやモブキャラを演じた声優達)ものの、各自の名前は分かっていない(もちろんトゥモロー含めて変身前の名前も)。こうした事柄はいずれ雑誌記事やコンプリートブックなどで明らかになるのかも?
分析の結果、ここから先には『HUGっと!プリキュア』最終話のネタバレも書かれています。 全て見終えてからこの先を読まれることをお勧めします。 |
最終話のエピローグ、はぐたん達との別れから11年経った2030年。アカルイアス社の社長として元気にやっているはなだが、実は身重の姿。無理して出勤したのを秘書のふみとから叱られたその時、陣痛が起こる。直ちに担当医であるさあやのいる病院に運び込まれ、出産間近の報を聞いて金メダル獲得直後急遽帰国したほまれの応援も受けながら、はなは懸命に新たな命を産もうとする。
一方いつかどこか分からない時代。のびのびタワーの頂上部で、人間の姿のハリーとともにたたずむキュアトゥモロー。はなのことを感じたのか、ぽつりと「ママ……」とつぶやく。
それがシンクロしたのか、はなは一仕事成し遂げた。産まれたのは元気な女の子。はなは笑顔で我が子を抱きながら、こう話した。
「この子の名前、決めてるの。「はぐみ」!よろしくね、はぐたん!」
現時点では状況証拠的ではあるものの、これまではぐたんがはなを「まま」と呼んでいたのは、2人が実の親子関係であったからと考えられるだろう。しかし、タイムパラドックスが起きた以上はぐみが将来(プリキュア標準学年である中学2年生になると考えて2044年以降)キュアトゥモローになるかどうかは分からない。もちろん上述のトゥモローも別の時間軸の存在であるかもしれない。とはいえ、中2の時にはぐたんを育てた経験がはなの母親としての今後に活かされるだろうし、はぐみもその愛情を得て育つことになるだろう。ともすれば、いつかエールとトゥモローの親子プリキュアが活躍する未来……なんてのもあったりして。
東映アニメーションさんに怒られないはぐたんに関するニコニコ動画の動画を紹介してください。
掲示板
133 ななしのよっしん
2019/06/09(日) 12:14:27 ID: njouh/C1JT
>>126元々クライアス社はジョージ・クライと
アナザーはなが立ち上げた”蔵井明日社”とかだった
というのも十分あり得そうである
134 ななしのよっしん
2020/07/16(木) 16:55:20 ID: 9WM6ZfjuBI
最愛の人だけ見てて実子見てないっていう闇深設定やけど作中だと匂わせ程度だからね。
そのへんのモヤモヤがずっと残ったままなのが嫌だったわ。
はなとはぐたんは親子はどっちの世界でも一緒でクライにとっての最愛の人=はななのも確定だけどはぐたんの父親=クライっていうのは確定ではないし(スタッフインタでも言及はしていない。)
135 ななしのよっしん
2023/06/25(日) 10:24:55 ID: Ln45SCeLHn
ママが亡くなって暴走したパパを止められず、娘が助けを求めたのは若き日のママだった。
って思うと、はぐたんとエール、ジョージの絡みが本当に闇深に見える。
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最終更新:2024/10/13(日) 03:00
最終更新:2024/10/13(日) 03:00
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