はまかぜ(特急) 単語

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ハマカゼ

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はまかぜとは、JR西日本特急である。2010年11月現在動画タグは「はまかぜexit_nicovideo」で事実上統一されている。

概要

1972年特急「まつかぜ」の補列車として登場した特急で、播但線を経由して大阪神戸鳥取を結ぶ特急。かつては鳥取駅以西にも顔を出していたが、「スーパーはくと」登場後は鳥取駅止まりとなっている。
先行して登場していた急行「但」(1952年、設定当初は「たじま」)とは播但線内の停の有で役割分担をしていたが、キハ58系の老朽化と山陰本線電化に伴うキハ181系余剰発生により1996年3月16日に「但」1往復を吸収した(3・4号)。また、はまかぜ設定直前の1971年には慣らしを兼ねた臨時特急ゆあみ」が同一経路で運転されている(「ゆあみ」は元々1953年大阪駅城崎駅間で快速として設定。1958年準急になるが、1965年に同一経路の急行「但」に吸収されていた)。
夏休みカニシーズンには増結されるものの、自動車が整備された事や、京都大阪から鳥取への旅客を「スーパーはくと」に取られた事、また大阪から豊城崎温泉への旅客は「こうのとり」と競合しているもして利用客は減少しつつあり、現在兵庫県の南北連絡輸送を担う。乗客流動も通勤利用を除くと大阪駅三ノ宮駅間は繫忙期でもほぼ空気輸送で、三ノ宮駅神戸駅明石駅姫路駅で多くの旅客が乗降するといった傾向にある。
また和田山以北の停から大阪駅まで乗る場合は福知山線経由で運賃が計算される特例がある。

餘部鉄橋通過した最後の特急列車でもあり、現在餘部鉄橋通過する一の定期特急である。

前述の利用客減少の食い止めとJRグループ定期列車に使用されているキハ181系の老朽化に伴い、JR西日本自治体の協力を得て130km/h運転対応の新気動車キハ189系の導入と地上設備の整備を行う事が発表されており、キハ189系2010年11月7日より運用が開始された(キハ181系11月6日までの運用)。
この置き換えにより新快速より遅い設定が改善され、大阪 - 姫路間の最速列車は下り60分、上り58分と、おおむね新快速(標準61分)よりも僅かに速く走破している。
(なお、型気動車は一部でキハ187系が導入されるのでは、との憶測もかつてあったが別の形式のキハ189系である。これはキハ187が自治体の協力の元で製造された形式で導目的外の他区間への導入が難しい事も関係すると思われる)

なお、キハ181系の名誉のために付け加えておくが、いわゆる「ゆとりダイヤ」導入以前に同区間をキハ181系運用ながら60分を切る列車が1本だけ設定されていたことがある(はまかぜ3号大阪発12:18→姫路着13:17)。
…もっともその当時の新快速は同区間を最速57分で走っていたのだが。

なお、2010年7月17日から8月11日までは余部鉄橋の架替に伴なう工事の為香住鳥取間は運休となっていた。
ちなみに、7月16日余部鉄橋を最後に通過したのは「はまかぜ5号」である。

現在はまかぜ5号は「スーパーはくと」や「らくラクはりま」と同様にJR神戸線通勤特急の役割を付加されているため、西明石駅加古川駅にも停する。
また、以前は鳥取にて車両整備も兼ねた間滞泊を行っていたが、2023年3月ダイヤ改正にて間滞泊を取りやめ間に折り返す運用となったため、鳥取発着便が1号4号に変更となった。この改正まで1号大阪駅9時38分発とあまりい時間帯の出発ではなかったが期運転の臨時列車かにカニはまかぜのスジと入れ替え7時48分発となり旅行をするのに丁度いい時間になった(かにカニはまかぜはダイヤ改正後旧1号と同じスジの9時台に大阪発になった)。ちなみに、かにカニはまかぜとのスジ交換により新横浜駅6時発のひかり533号はまかぜ1号姫路駅で接続し、関東中部エリアから播但線和田山駅城崎温泉駅へのアクセス向上にも一役買っている。
なお、「かにカニはまかぜ」は1999年度より設定。当初はエーデル車両であったが、2000年度より定期列車と同じ車両を使用している。当初は香住駅発着であったが、2010年度より浜坂駅発着に延長された。現在も「かにカニ」の冠を有する一の列車である。
鳥取駅発着のかにカニエクスプレスは「かにカニ鳥取」として2000年度から2002年度にキハ181系にて設定。以後鳥取駅倉吉駅発着便は「スーパーはくと」にて代替し、同列車使用プランかにカニ日帰りエクスプレスツアーに組み込んでいる。

余談だが平日大阪行きはまかぜ6号は大阪駅到着後びわこエクスプレス2号になって草津まで走るが内清掃等があるので通しで乗れるわけではなく、一度列車から出る必要がある。

「但馬」「ゆあみ」

「但馬(たじま)」

兵庫県の南北を播但線山陰本線経由で結ぶ客快速列車「たじま」として1952年に運転を開始。1960年準急列車「たじま」となり、1966年急行列車に昇格した。この間に「ゆあみ」を統合し、急行昇格時に4往復化している。運行区間は大阪駅姫路駅城崎駅浜坂駅鳥取駅
急行化後は京都駅城崎駅間の急行きのさき」と併結したり、大阪駅姫路駅間で「みまさか」「伯耆」を併結して運行した時期も存在する。

季には臨時「但ビーチ」が竹野駅香住駅発着で運行された他、城崎駅竹野駅発着の「きのさきマリン」(「週末ひるぜん」併結)、季にはスキー臨の「但嶺号」が城崎駅江原駅発着で運行された。
また、「但嶺号」と同一スジで「但の味覚号」も設定されていたことがある。

特急はまかぜ」とは播但線の停の差異で区別されていたが、使用していたキハ58系の老朽化と山陰本線電化に伴う京都発着の特急183系化によるキハ181系余剰発生により1996年3月止された。
なお、止直前の1996年2月には客急行「味めぐり」とサロンカーなにわ使用の快速「味めぐり坂」という臨時列車が運行されている。

ただし、定期列車止後も「かにカニエクスプレス」の一種として「かにカニ」が1999年度から2004年度まで運行されていた(1999年は客急行2000年以降は気動車急行2002年以降は気動車特急)。

「ゆあみ」

1953年城崎温泉への旅客輸送を的に大阪駅城崎駅間で快速列車として運転を開始。1958年準急列車化された。準急時は臨時列車扱いで「但」の補を兼ねていた。しかし、「但」と経路が同一であったため、1965年に「但」に統合される形で止された。
1971年に臨時特急列車名として「はまかぜ」の慣らし運転を兼ねて一時的に復活し、大阪駅鳥取駅間を運行。

停車駅(2024年3月時点)






西











鹿











1・4号
2・5号
3・6号
かにカニ

西明石駅加古川駅5号のみ停竹田駅1号4号のみ停5号豊岡駅終着。
  3号は多客期に浜坂駅まで延長運転。
姫路駅スイッチバック
佐津駅加古川駅は臨時停あり

編成図(2021年3月現在)

1号 2号 3号
定席 定席 定席

姫路大阪、香住・坂・鳥取(※姫路駅スイッチバックするため)
6両に増結される日もある

かつて2号は1・3・4・6は定席、2・5号自由席であったが現在は全席が定席となっている。また、グリーン車の設定はない。

編成図(2010年11月6日まで)

1号 2号 3号 4号
定席 グリーン 自由席 自由席

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関連項目

山陰地方鳥取島根)へ向かう特急
スーパーおきスーパーまつかぜスーパーいなばやくもはまかぜスーパーはくとサンライズ出雲
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