ひぐちアサとは、主に月刊アフタヌーンで活動している女性漫画家である。
「りぼん」の連載漫画と接骨医にあった漫画(主に『ドカベン』とか)に熱中した子供時代を経て中学、高校ではソフトボール部に所属。その後、いつの間にか漫画家になることを目指していた彼女は大学にてスポーツ心理学を学ぶ。1998年、アフタヌーン四季賞に、『ゆくところ』をひぐちアーサー名義で投稿したところ、四季賞を受賞、8月にて投稿作をもって漫画家デビューを果たす(本人曰く「ホント、よくこれを拾ってくれたと思います」)。アフタヌーンに投稿した理由は絵柄こそ少女マンガだが、野球漫画を描きたかったひぐちは男性誌に投稿することを決意、迷った末に連載作家の中に有川祐と遠藤浩輝がいたことがポイントとなった、月刊アフタヌーンが主催するアフタヌーン四季賞へ投稿することに決めたという。それまでは中学2年時に投稿した作品で「りぼん」Aクラス、大学時代投稿した作品で「スピリッツ」努力賞を受賞していた。
当初は家族や恋人との絆を描いたややハードな作品が多かったが、高校の頃から描きたかった高校野球モノを描きたくても技術や知識などが納得いく部分にいっていなかったこともあり躊躇っていたが、『ヤサシイワタシ』でネタがつきかけた挙句にネタが降りなかったことがきっかけで描き始めたのが『おおきく振りかぶって』であった。綿密な取材と担当と練りに練った設定やらシナリオを準備し、自身の経験や知識も加えたこの作品はあっという間に連載誌のメイン層である男性だけでなく、女性にも読まれるほどの人気作品となった。
デビュー作。「ゲイ」「身体障害」「アルコール依存症」「崩壊した親子関係」と、連載誌を考慮してもハードな一面を持つ作品であり、作者の意図もあって読むのに一苦労する作品でもある(どうやら連載誌ではカッテが出来ないために自由に書いた結果らしい)。
再婚して間もない妻に先立たれた夫と、義理の子供たちとの生活模様と、複雑な心理を描いた作品。この作品が初の連載作品である。
同性が見ても絶対に関わりたくないであろうクズ女と、それを救おうとする青年との愛と破局の物語。最終話前後の展開は今でも賛否両論であるとの事。恐らく昼ドラ向け。
いわずと知れた代表作で、現在連載中。詳しくは当該記事を参照。
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4 ななしのよっしん
2017/07/19(水) 13:33:00 ID: GRSMGESy5p
大なり小なり程度の差はあれど、本当に気遣いとか情動が女の子だよね、おおふりの野球少年達って。嫌いじゃないけど。
というか女性って本当にすげーな、って読んでて思う。自分の高校生時代とかを省みて、(一応)運動部部長やってたけど、目の付け所が本当に違うなぁ、と。女性部員も多かったから、今にして思えば、もっと話していたら色々勉強になったし良かったのに、って思う。出会えたのが遅すぎた作品。
逆にヤサシイワタシは連載時丁度響く年齢だったこともあってか自分にとって大事なマンガベスト10入りしてる。
5 ななしのよっしん
2020/08/29(土) 18:48:48 ID: KOeAylB8Nn
特に初期の作品とかは読者を選ぶんでしょうね、高校野球まんがとしては野球まんがの質を非可逆的に変えた作品群の1つでしょうし、作中の色んな細やかさみたいなものも私は好きなんですが……。
ただ、野球まんがとしての使命はある意味、既に果たしているので、時間経過が遅い丁寧な作品でもありますし、今後この作品をどこに持っていくのかはかなり難しそうなので、ひぐちさんの手腕は試されそうですよね。
公式まんがガイドブックも出ましたが、作者のインタビュー記事、欲しかったですね、作品のこれまでとこれからを語って欲しかったんですが。
6 ななしのよっしん
2023/12/13(水) 20:31:49 ID: t0MqBk7HZk
「ヤサシイワタシ」の様な作風は
探せば今でもあるし
よっぽどそういうのダメな人でもない限りは
読んでいて苦痛な作品ではないはずよ
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最終更新:2024/04/25(木) 22:00
最終更新:2024/04/25(木) 22:00
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