ひもパンとは、下着(ショーツ、いわゆるパンツ)の一種である。ビキニタイプの水着にもしばしばみられる。
ひもパンツ、紐パン、ひもぱんなど表記が若干異なる場合があるが、基本的に同じものである。
一般的にはサイド部分のひもを結んで止める形式のパンツ(ショーツ)をいうが、広義にはパンツの一部(サイド部・バック部など)が細いひも状になっているものをいう。
女性用の下着かというとそうでもなく、男性用のひもパンも存在する。
また下着(パンツ、ショーツ)以外にもビキニをはじめ、ひもパンのデザインになっている水着も多い。こちらは「ひも水着(紐水着)」と呼ばれショーツなどとは区別される傾向にある。
ひもになっている部分は、最初からゴム状につながっているだけの場合と、前後を結ぶ形状になっている場合がある。結ぶ形状の場合、見ていると思わず解きたくなるデザインなだけに、意中の相手を誘惑する、いわゆる勝負下着として扱われる場合も多いが、サイド部分のラインが狭く、アウターのパンツ(ズボン)やスカートなどに下着のラインが出にくいために薄手のズボンやジーンズを着用する際に用いられる事がある。
結ぶ形状の場合、ずりおろさなくても解くだけで下着の着脱が可能など実用的な側面もあるが、デザインの一種として選択されることも多い。そうしたデザイン重視のひもパンではサイドの結び目部分が完全な装飾的役割に留まっており、結び目を解いても下着全体を着脱させることが出来ないような製品もある。がっかりだよ!
結び目は腰骨の上できっちり結んでおけば、日常的に解けてずり落ちたりするようなことはないらしい。これまたがっかり安心だね! ただやはり女性的には不安なようで、結び目がほどけても落ちないように、ひもパンの時にはストッキングを履いたり、パンツルックの時にしかひもパンをつけないという人もいる。だがそうするとストッキングなどで結び目の部分が身体に押しつけられ、身体に跡ができたり痛くなったりするらしい。誰かこの問題を解決した究極のひもパンを発明してくれ……!
漫画やアニメなどでも度々見かける服装で、特にエロ漫画やエロゲなどでヒロインがコレを着用している場合もあるが、ひもパンを履いているからにはやっぱりただ脱がすのではなく結び目を解いて下半身を裸にするのが定石。
結び目を解かずに脱がすひもパンなど、ミルクの入っていないカフェオレに等しい。
また複数の女の子が集まっているシーンやイラストでは、隣同士がお互いのひもパンで結ばれ繫がっているというシチュも見られる事があるらしい。
ちなみに、古代ローマが統治していた時代のものとみられるロンドンの井戸から、革製の紐パンらしき衣服が発掘されたことがあるらしい[1]。ゴムが存在しない時代には、しっかり縛ることでずり落ちるのを防ぐことができるこの構造は理に適っていたものかと思われる。
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最終更新:2024/04/25(木) 04:00
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