ふしぎ星の☆ふたご姫とは (フシギボシノフタゴヒメとは) [単語記事]

ふしぎ星の☆ふたご姫とは、バースデイ原作、ハルフィルムメーカー製作の女児向けテレビアニメシリーズである。
続編に『ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!』がある。

概要

2005年 4月2日～2006年 3月25日までテレビ東京系列にて放送。当初はフジテレビの日曜9:30枠で放送する予定だったが諸般の事情により前述の放送枠となった不運な作品である。
しかしながら双子のプリンセスを主役に変身魔法少女とダンスの要素を加え、多数の要素をまぜこぜにした内容は一定の支持を得たらしく当初の予定になかった2期が放送されるまでになった稀有な作品である。
ニコ動では本編のダンスシーンをまとめた動画や各プリンセス、プリンスたちにスポットを当てたMADなどが多く投稿されている。

ちなみにOPを歌ったFLIP-FLAPも双子である。また、後期EDである「パタタタ・ルン♪」はよく分からん歌詞ながら人気が高い（ような気がする）。
他にもメラメラの国の王様がどっかの芸人みたいだったり、敵側の大臣が変身したりとネタに走っていた部分も多い。

あらすじ

コンペイトウのような形で内部に世界が広がるふしぎ星。そのふしぎ星の中心にあるおひさまの国には「ふしぎ星始まって以来、最もプリンセスらしくないプリンセス」と呼ばれる双子のプリンセス、ファインとレインが暮らしていました。
ところがある日、おひさまの国が生み出すおひさまの恵みの力が弱まり、ふしぎ星に異変が起き始めたのです。
伝説のプリンセス・グレイスの幻影からふしぎ星を救う旅に出るよう言われたファインとレインは、グレイスから遣わされたお供のプーモと一緒にふしぎ星を救い、立派なプリンセスになるための旅を始めたのですが……

登場人物

ファイン (CV:小島めぐみ): おひさまの国のプリンセス。8歳。母親譲りの赤い髪とピンクの衣装がトレードマーク。
元気でお転婆な食いしん坊。運動神経もよく無邪気な性格だがオバケが苦手だったりと女の子らしい面も持つ。
友達思いで純真さのため、エクリプスの事も敵とは疑わず仲良くなろうとした。
恋愛には疎く、ブライトの好意やレインの気持ちに気づかなかったため一時レインとケンカした事もある。
レイン (CV:後藤邑子): おひさまの国のプリンセス。8歳。父親譲りの青い髪とブルーの衣装がトレードマーク。
ファインに比べるとしっかりした性格だがお転婆な所は似ている。また、ミーハーでイケメンのブライトに憧れている。
エクリプスに対しては当初から敵として認識していたものの、徐々に彼の事を認めるようになる。
第10話で発したセリフ「はにほ！」のせいでネタ化される率が高い。
プーモ (CV:こおろぎさとみ): プリンセス・グレイスが遣わしたファインとレインのお供の妖精。語尾に「プモ」とつける癖がある。
二人のお目付け役として苦労は絶えないものの、徐々に成長していく二人を信頼している。
リオーネ (CV:福圓美里): メラメラの国のプリンセス。獅子族でネコ耳（ライオン耳？）と八重歯が特徴。
上がり症な性格で恥ずかしがりや。おしとやかに見えるがスポーツも得意で作中ではサンバを踊ったりしている。
ティオ (CV:山崎バニラ（3～25話）→溝脇しほみ（27話～）): メラメラの国のプリンス。リオーネより背が低いが、実は年上。
毎度「やあやあ我こそは～」とかっこを付けるもののイマイチ実力が伴わないギャグ要員。シェイドに助けられてからは彼を「師匠」と呼んで行動を共にするようになる。
アルテッサ (CV:水橋かおり): 宝石の国のプリンセス。~~たわし~~
ファインとレインのライバルで高飛車に振舞っているが、実は努力家な面を持つブラコン。
ブライトが闇の力に染まってからは双子の旅に同行するようになった。
ブライト (CV:柿原徹也): 宝石の国のプリンス。爽やかで人当たりもよくプリンセスたちの憧れの的である。
ファインに思いを寄せており、レインそっちのけな事も多い。が、当のファインからは何とも思われていない。
物語後半、闇の力に取り込まれ、ふしぎ星の王となるべく悪事を働くようになった。
レインやアルテッサの説得で闇を振り払い、ラストのダンスシーンではレインを誘っていた。
シェイド/エクリプス (CV:皆川純子): 月の国のプリンス。当初はエクリプスと名乗り、ファインとレインを追っていた。鞭の名手。
クールな性格だが基本的には優しい性格。妹のミルキーや昏睡状態に陥っているムーンマリアを大事にしている。
ミルキー (CV:こじまかずこ): 月の国のプリンセス。まだ幼く、星型の物体に乗って浮遊している。
言葉を話せないが、シェイドやファインには通じている。ファインに負けずおとらずの食いしん坊。
ミルロ (CV:すきがら沙智): しずくの国のプリンセス。内気な性格で見た目通り清楚でおしとやか。弟で赤ん坊のナルロの世話を見ている。スポーツは苦手だが、絵を描くのが得意。
しずくの国の財政事情から政略結婚させられそうになったり、性格が災いして母親に自分の気持ちを伝えられなかったりと苦労人。
漫画版ではなぜか高飛車な性格でふたご姫のライバルとなっていた。
ソフィー (CV:佐藤利奈): かざぐるまの国のプリンセス。たれたイヌ耳が特徴。
マイペースな性格だが、それゆえに毒舌（悪意はなし）。何かとアルテッサと絡む事が多い。
アウラー (CV:下野紘): かざぐるまの国のプリンス。穏やかで真面目な性格の好青年。
アルテッサの事が好きだが、やや空回りぎみ。
タネタネの国のプリンセスたち (CV:イシェル（升望）、ゴーチェル（こじまかずこ）、ハーニィ（鈴木みさと）): 小人たちの国であるタネタネの国の11人姉妹のプリンセスたち。
名前はそれぞれイシェル、ゴーチェル、ハーニィ、ニーナ、サーヤ、シヨン、ロロア、ナーシャ、キュアリー、ジュリア、ジョイナー。
ソロ (CV:松本さち): タネタネの国のプリンス。恥ずかしがりやな性格でバイオリンが得意。