ふたごの機関車

ふたごの機関車（原題：The Twin Engines）とは、映像作品「きかんしゃトーマス」の原作となる「汽車のえほん」（原題：The railway series）シリーズの第15巻である。

著：ウィルバート・オードリー／挿絵：ジョン・ケニー

概要

汽車のえほんシリーズ第15巻。英国では1960年に出版された。日本では1974年に出版されたが、2004年ごろに品切重版未定となった。その後、2006年に新装改訂版が発売された。2010年12月には「汽車のえほん」シリーズ65周年記念としてミニ新装版が発売された。更に2020年12月には「新・汽車のえほん」版が発売された。

今回は新しくソドー島にやってきた双子の蒸気機関車「ドナルドとダグラス」が主人公となる。

収録作品

旧版邦題	新版邦題	原題	TVシリーズ対応回
ふたごの機関車	ふたごの機関車	Hullo Twins!	第42話 ふたごのきかんしゃ
はんにんはどちら	はんにんはどっち？	The Missing Coach	未映像化
いじわるなブレーキ車	いじわるなブレーキ車	Vreak Van	第42話 ふたごのきかんしゃ
みんなの代ひょう	みんなのだいひょう	The Deputation	第43話 みんなのだいひょう

キャラクター

• ドナルドとダグラス：スコットランドからやってきた貨物用の機関車。スコットランドの訛りがある。元々1台のみ購入することになっていたが、ソドー鉄道には2台の機関車が来てしまった。購入されない方がスクラップになってしまうということで2台とも来てしまったらしい。しばらく駅構内の入れ替え作業に従事することになったが、2話でトーマスの特別客車を行方不明にしてしまう。炭水車を入れ替え誤魔化そうとしたが、トップハム・ハット卿にあっさり看破されてしまい、絞られる。3話ではドナルドが信号所に突っ込んでしまう事故を起こす。その後、ダグラスがいじわるなブレーキ車を連れたジェームスを押すことになるが、力みすぎてブレーキ車を破壊してしまった。4話では大雪が降ったソドー島の除雪を担当することになり、雪国出身の2台は大活躍することとなる。他の機関車の助力もあり、2台は無事ソドー鉄道に残ることになった。
• ダック：双子に仕事の仕方を教えていた。
• ゴードン：双子の汽笛がタグボートのようだと言ってからかっていた。その後双子の雪の中での活躍を見て、考えを改めたようである。普段牽引している急行が「ワイルド・ノーウェスター号」だと判明する。
• トーマス：2話で消えた特別客車を探していた。
• ジェームス：ドナルドが信号所に突っ込んだ事故のせいで仕事が増え、文句を言っていた。その後いじわるなブレーキ車を連れた貨物列車を牽引することになるが、貨車やブレーキ車のいたずらで途中に駅につくまでに疲れはてていた。ダグラスに押してもらうことになる。
• ヘンリー：2話ではゴードンと一緒に双子をからかう。4話では吹き溜まりに突っ込んでしまい、身動きが取れなくなってしまった。
• エドワード：3話では、事故を起こしたダグラスをかばっていた。4話では、双子が送り返されないためにはどうすればよいかパーシーが訊きに来た際に、「代表を立てれば良い」と教えてあげた。
• パーシー：4話に登場。双子が送り返されるかもしれないという話を聞いて奔走する。みんなの代表となり、トップ・ハムハット卿との話し合いに行くことになった。
• トップハム・ハット卿：終始双子の処遇について頭を悩ませていた。この巻は有数のトップハム・ハット卿がカッコいい巻。

その他のキャラクター

• いじわるなブレーキ車：操車場にいるブレーキ車。ダグラスのことが気に入らないようで散々トラブルを起こしていた。

関連動画

自主制作

下の動画は海外の汽車のえほんファンがシミュレーションゲーム「Trainz」を用い、作成した動画である。

関連項目

• きかんしゃトーマス

汽車のえほんシリーズ

汽車のえほん
1、3だいの機関車	2、機関車トーマス	3、赤い機関車ジェームス	4、がんばれ機関車トーマス
5、やっかいな機関車	6、みどりの機関車ヘンリー	7、機関車トビーのかつやく	8、大きな機関車ゴードン
9、青い機関車エドワード	10、4だいの小さな機関車	11、ちびっこ機関車パーシー	12、8だいの機関車
13、ダックとディーゼル機関車	14、小さなふるい機関車	15、ふたごの機関車	16、機関車トーマスのしっぱい
17、ゆうかんな機関車	18、がんばりやの機関車	19、山にのぼる機関車	20、100さいの機関車
21、大きな機関車たち	22、小さな機関車たち	23、機関車のぼうけん	24、機関車オリバー
25、きえた機関車	26、わんぱく機関車	27、ほんとうにやくにたつ機関車