第3世代から登場した特性。宙に浮き、じめんタイプの技を無効化する。ひこうタイプと似た性質を持ち、以下のような特徴を持つ。
タイプではないためじめんタイプ以外との相性は一切変化しないが、空中で動けるという性質上、ひこうタイプ同様に多くのポケモンがスカイバトルへ参加することが出来る。なお、ふゆうは夢特性として実装された事例が一切なく、所有者は他に特性がなくこれ一択を余儀なくされているポケモンが殆どである(ゲンガーやサマヨールといった進化によってふゆうから別の特性に変化するケースはあるが)。例外はドガース種(第八世代以降)とドーミラー種のわずか2系統しかおらず、これらのポケモンには夢特性や他の通常特性が存在する。
第九世代ではテラスタルの実装により、ふゆう持ちを地面弱点のテラスタイプに変更するという使い道が生まれた。例えばふゆう持ちの中でも採用率の高いラティオス・ラティアスのテラスタイプは鋼が大半を占めている(シーズン16現在)。飛行タイプのせいで事実上無特性だったスピンロトムはテラスタルによってようやくこの特性を能動的に活用する機会が生まれたことになる。
第五世代までに登場したポケモンの中で特性がふゆうのポケモンは33種、最終進化系だけで数えても22種いる。更に最終形態の中で20種類がふゆう以外の特性を持たない。ポワルンのように専用特性が与えられているため複数の特性を持たないと言うポケモンは多いが、専用でもない特性を与えられつつ他の特性を持たないと言うポケモンはふゆう持ちに多く見られる特徴である。特性がふゆうのポケモンは大きく分けて2つに分類され、複合タイプの関係でひこうタイプを持てないためこの特性を持つものと、ガスや念力などの力で宙に浮くためひこうタイプではなくふゆうの特性を持つものがいる。
ビブラーバ、フライゴン、ラティアス、ラティオス、ギラティナ(オリジンフォルム)、サザンドラ、クワガノン
翼を持ち空を飛ぶことが可能だが、既に2つのタイプを持っているためひこうタイプの代わりにふゆうの特性を持っている。翼の力で飛んでいるため、ひこうタイプ持ちと同じようにそらをとぶを覚え、はねやすめ、はがねのつばさなど翼を使う技も幾つか覚えられる。ひこうタイプ同様、全体的に素早さは高い傾向がある。
なお、今のところこれに該当するのは大半がドラゴンタイプを持つポケモンである。空を飛ぶための翼を持つが、ドラゴンともうひとつのタイプの力を操るためひこうタイプを持てず、特性のふゆうで空を飛んでいる。スピアーやモルフォンなど、どう見ても羽で飛んでいる非ドラゴンのポケモンでふゆうの特性を与えられた奴は第五世代まで1匹も登場しなかった。その後第六世代ではラティ兄妹のメガシンカを除けば新規のふゆう持ちは登場せず、第七世代にて初めてひこうタイプの代用でふゆうを持つ非ドラゴンポケモンとしてクワガノンが登場した。
ゲンガー、マタドガス、アンノーン、ネンドール、ドータクン、ロトム、ユクシー、エムリット、アグノム、シビルドン、フリージオ等
体内のガスやエスパーの力で浮いたり、体を風に漂わせて宙を舞ったりするためふゆうの特性を持っている。要は地に足が着かない連中。ふゆう持ちポケモンの大半はこちらに属する。マタドガスやロトムなど、この特性のおかげで弱点を減らしているポケモンも多く、シビルドンに至ってはこの特性により素の状態で弱点がない。一方でじめん4倍のジバコイルはどう見ても浮いている見た目なのにふゆうの特性を持たないと言った矛盾も多い。ゲンガーは両足が地面に着いているにも関わらずふゆうを持っていたが、第六世代のスカイバトルには待機モーションの関係からか参加できず、第七世代ではとうとうふゆうを没収された。ここら辺はゲームバランスの問題もあると思われる。
ふゆう持ちの中でヨマワル、ドーミラー、ドータクンのみふゆう以外の特性を持つ個体が存在する。特にドータクンは第五世代まで弱点がほのおかじめんのみで、特性「ふゆう」か「たいねつ」によりどちらかひとつへ耐性を持つようになるため、弱点を狙いにくいポケモンであった。
特性ではないため「かたやぶり」で無効化できず、一時的な効果しか得られないが、じめん技や地上の設置物をスカせて、地上に落とされると影響を受けるようになるという点だけはふゆうとほぼ同じ効果となる。
第五世代から登場したアイテム。持たせたポケモンはふゆうとほぼ同じ効果が得られる。地面技の苦手なポケモンが相手の地面技を一時的に牽制し、実質的な耐久性を向上させるために用いられる。こちらは消費アイテムなので、相手の攻撃を受けるとふうせんが割れてなくなる。アイテムなのでかたやぶりは効かないが、さしおさえやマジックルームなどを使われると割れてなくなる前に無効化されてしまう。ただし、この間はアイテムの効果が全て消えるため、攻撃を受けてもふうせんが割れることはない。
5ターン限定でふゆうと同じような効果を得られる。技による効果なので、効果が継続するターン以内であれば一応バトンタッチで引き継ぐことが出来る。覚えるポケモンはでんきタイプやはがねタイプなどじめんタイプを弱点とするポケモンだが、相手に先制されると意味がなく、先制で使用できても相手がじめんタイプの技を打たなければ1ターン無駄になる。効果は魅力的だが扱いの難しい技。
3ターン限定で相手から受ける一撃必殺以外の技が必中になるが、じめんタイプの技は当たらなくなる。相手は低命中技を当て放題になるため、受けた側が不利な状況になりやすく、じめん技をスカせることの恩恵は少ない。交代されると効果が消えるため、相手としても使い所に悩む技となる。なお、いつも地中から顔を出しているディグダ、ダグトリオにはどういうわけか効果がない。
掲示板
41 ななしのよっしん
2022/11/23(水) 12:26:33 ID: K+7AbwS1Hi
42 ななしのよっしん
2023/03/06(月) 22:16:26 ID: RWHp19O9t4
電気に限らずテラスタルとの相性はいいよね
まさかこんな形で活きるとは
43 ななしのよっしん
2024/05/16(木) 11:35:41 ID: Z7qhiVMPNF
この特性の発想元って、やっぱオレンジ諸島ラスボスのゲンガーなのかな
アニメ上の演出とはいえ、特性なんて概念ない当時に弱点の地面タイプ無効にしたもんだから、なんつう理不尽なことしてんだと思ったもんだなあ
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最終更新:2024/09/10(火) 05:00
最終更新:2024/09/10(火) 05:00
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