ぷるキューとは、アニメ『SHIROBAKO』に登場する劇中劇の一部を指す作中ネットスラングである。
『SHIROBAKO』内で制作進行の様子が描かれる劇中劇『えくそだすっ!』の監督を務める木下誠一が以前に担当した監督作品『ぷるんぷるん天国』の出来を揶揄したネットスラング。SHIROBAKO作中では2話から単語が出ていたが、7話で当時携わっていた人からその実情の一部が語られた。
ぷるんぷるん天国は、「裸の催眠術師」で注目監督として期待されていた木下監督の次の初オリジナル作品となっていた。監督曰く「萌え」を追及していたが・・・、スケジュール崩壊による作画崩壊、驚愕の短クール総集編3回(最終回含む)と、作画が気になる視聴者のトラブルだけでなく、公式ブログ炎上事件、PTAが表現内容を問題視しBPOに警告を喰らう、そこから派生して仕上げた内容が放送不能と判断され納品拒否、など制作内外から数々のトラブルを晒す結果となった。スケジュール逼迫、納期厳しめ、予算少なめと制作環境自体当時は阿鼻叫喚だったりと散々なもので、家族から電話連絡で心配されるスタッフがいたとかいなかったとか。監督がテレビアニメ関係(それ以外は参加)で干された原因でもある。
ちなみにスケジュール崩壊の起因は、監督のコンテとコンテチェックが遅れたことによる。というのも、アニメ制作はいわゆる流れ作業であるため(ある程度分業は可能)、初手で躓くとその後の行程にも大きく響く。実制作に移る前に、スムーズに進めるための足固めは非常に重要である。
特に第9話の出来が酷かったため、省略形の「ぷるキュー」の呼び名でネットスラングとして悪い意味で定着した。溶けるような滑らかな動画・・・を「溶解的な意味」で描いたのはもはや語り草(溶けるような、とは動画を作るにしても線があやふやだったり動きが拾いにくい原画が何度も並んだ時、動画として整っていない怪しいものになってしまうこと。演出的な意味で崩した動画とは異なる。詳しく正しい意味は調べてね)。「ぷるキュー越え」「ぷるキューライン」といった使われ方で、なにかと引き合いに出されているようである。
木下はネットの反応に怯えてしまい、以降ネットを見なくなった。また、『えくそだすっ!』制作の現場では『ぷるんぷるん天国』については「アレ」と表現されており、禁忌の扱いとなっている。
また、当該回が演出デビューだった山田昌志の心にも深い傷を残した。
ただし、制作デスクの本田豊は割と好意的(おそらく)に受け止められている。
「ぷるキュー」を解説したwebページと思わしき部分は、どことなくニコニコ大百科っぽさが見える(左上のとか)。
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最終更新:2024/04/25(木) 08:00
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