まぁいいやとは、
ここでは1.について解説する。もちろん日本語としては上記とは別に古くからあるけど・・・まあいいや。
第四次聖杯戦争にセイバーのマスターとして参加した衛宮切嗣であるが、彼は妻であるアイリスフィール・フォン・アインツベルンと相談の上、彼女をセイバーのマスターであると偽装し囮にし、自らは助手である久宇舞弥とともに別行動を起こしました。
その際、彼が舞弥との会話の中で頻繁に口にするのが「まぁいいや」です。
これは舞弥が優秀すぎる助手であるため、わざわざ指示せずともすべて任せても何一つ問題が無いという意味からか、すべて彼が計算した上での余裕からか、所詮不倫の相手にはそこまで興味が湧かないからなのかは未だに解っていません。
・・・そんなに冷たいこと言わなくてもいいじゃないですか。
切嗣の、「舞弥」という発音がおかしいわけではありません。
この空耳が生じたのは、舞弥と言う名前が日本人としては珍しく、初見の者にとっては「マイヤ」という言葉が、彼女の名前であることを認識しづらかったためであると思われます。
さらに切嗣が「まぁいいや」発言を行うのは、舞弥に対して呼びかけを行う場合であることがほとんどです(第5話の時点の「マイヤ」発言全8回のうち7回)。その結果「は」や「が」といった助詞によって「マイヤ」が主語になりえる名詞であることが示されないことになりました。これも空耳を呼ぶ原因になっていると思われます。
もう一つは、ローマ字に直してみると「マイヤ」が「maiya」、「まぁいいや」が「maaiiya」となり、元から存在している「a」と「i」が連続しているだけで、発音が似ていることがわかります。
舞弥が彼女の名前であることが周知の事実となった後も、この空耳がコメントされ続けるのは、その様に理解した場合の面白さゆえであると思われます。
ここでは切嗣が初めてこの言葉を言い放った第3話の場面など、例をいくつか挙げたいと思います。
(場面解説)
冬木市内のホテルの一室で切嗣が舞弥と合流。
舞弥は、アサシンが時臣のサーヴァントによって殺害されたことを報告する。(略)
切嗣:何故遠坂はサーヴァントをみすみす見せるような真似をした?
舞弥:見せる意図かあったということでしょうか・・・
切嗣:うん・・・まぁいいや
アサシンのマスターはどうなってる?
舞弥:昨夜のうちに教会に避難し、監督役が保護下に置いた旨告知されました。
アサシンのマスターは言峰綺礼
切嗣:・・・まぁいいや
冬木教会に使い魔を放っておけ。
(略)
切嗣の「マイヤ」は低い声で短く発音されるため、「まぁいいや」とぞんざいに言い捨てているようにも聞こえます。
その結果、あたかも「切嗣が舞弥に報告をさせておきながら、適当に聞き流している」という、まさに外道な行為をおこなっている場面に見えるわけです。
(場面解説)
セイバーとランサーが戦闘している隙にランサーのマスターを狙撃しようとした切嗣たちだったが、
アサシンも戦場を監視していることが発覚し、うかつに行動できなくなった。舞弥:私がアサシンに攻撃を仕掛けて、注意を引きつけているその隙に、
ランサーのマスターを…。
切嗣:ダメだ、まぁいいや。
あそこに陣取ったのがアサシンだという事が問題だ。
今、我々には対サーヴァント戦の備えがない。
舞弥:わかりました。
思わず「どっちだよ!」と突っ込みたくなりますね。ちょっと曖昧な指示でもすぐに理解してくれる舞弥はとても有能です。
(場面解説)
港湾施設での混戦中、バーサーカーがセイバーに対して攻撃を開始する。
切嗣はバーサーカーのマスターを狙撃すべく、倉庫の屋根の上から探索するが見つからない。
探したいのかまぁいいのかどっちなんだと突っ込みたくなる様な、つじつまの合っていない酷く滑稽な発言に聞こえます。
以上のように、まぁいいやはコメディー担当の少ない本作において、意図しないで作られた笑いどころとして視聴者に愛されているのだと思われます。
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最終更新:2025/04/01(火) 03:00
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