まけぼのモンク縛りシリーズとは、『FF5』の縛りプレイシリーズの一つである。
・・・のだが、条件から見てわかるように、ボスと戦う毎に凄まじい回数ゲームオーバーとなる。
しかし、それを補ってあまりある編集能力により、全くそこを苦痛に感じさせず、逆に笑いに転化した動画となっており、通常の縛りプレイ動画とは一風違う評価を受けている。
その編集能力の高さは「ゲームプレイMAD」という言葉が生まれるほどである。
と言うか、PART1の時点では本当にこんな条件で攻略するとは誰も思ってすらいなかった。
なーんだ釣り動画か、結構笑えたな、と思ったら……PART2がある、だと……?
PART3の頃、死亡回数が一気に増える事があり、コメントに「本当にそんなに死んでるのか」と書かれたことがあった。
その次の回(PART4)から、全ての死亡シーンをかなり無茶で手間のかかる編集で見せるようになり、動画は「お前らが無茶言うから!」などのコメントで溢れかえった。
また自身のマイリストに進捗率を記載している為、うp予定日には大量のまちぼのが発生する。
『FF5』に詳しくない方からすると、このシリーズの縛り内容がイマイチよくわからん、そんなに辛いのか?と思ってしまう事もあるかもしれないので、軽く解説。
基本的に『FF5』のボスは「初見ではそれなりに強いけど、コツと対処法が判ればかなり楽に倒せる」というタイプである事が殆どである。それを可能にしているのは、「ジョブ」と「アビリティ」の存在で、この二つの要素を掛け合わせることで非常に多くの攻略法を生むことができる。
「ジョブ」とは、例えば「ナイト」「シーフ」「黒魔道士」「バーサーカー」「薬師」、そしておなじみ「モンク」等といった全22種の職業属性で、「アビリティ」とはそれら各「ジョブ」が固有に覚えるスキルのことである。これらを組み合わせれば、「黒魔法(黒魔道士のアビリティ)が使える白魔道士」や「召喚(召喚士アビリティ)が使える踊り子」「みだれうち(狩人のアビリティ)の使える忍者」等々のオリジナルジョブを作成することができる。『FF5』では、このキャラクターカスタマイズの自由度が、対ボス戦を有利に進める上での重要なファクターとなる。
また、「アビリティ」には強力な物が多く、ボスであろうと瞬殺できる魔法が使える青魔道士の「あおまほう」、状態異常をかけられる「吟遊詩人」の「うたう」、自レベルに関係なく大ダメージを与えられる「魔獣使い」の「はなつ」等、駆使することでボス戦を必勝にしてしまう物も枚挙に暇がない。
しかしこのあけぼの、モンクである上、使用アビリティは自己の肉体のみという縛りがあるので、上記のような他ジョブの有用なアビリティは一切使えない。つまり、コツや対処法がいくら判ろうが、こちらから取れるアクションは、全ジョブ共通で可能な、「防御」、「逃げる」、「チェンジ(前列と後列を入れ替える)」を除くと
の4パターンしか無く、モンクに取れる行動しか取れないのである。
また、モンクとは即ち武闘家なので、武器や盾が装備できないのも大きなハンデである。
『FF5』の武器と盾は攻撃力、防御力を上げることはもちろん、特殊な効果を持っている物が少なくない。盾は物理防御力だけでなく魔法防御力や回避率も強化するし、武器は攻撃力の増加の他に、物によっては、即死、麻痺、魔法攻撃等々の追加効果をもたらしたり、装備しているだけで魔法の威力が上がったり、武器なのに回避率を上昇させたりする(実に多様なので、興味がある人は他の『FF5』一人縛りプレイシリーズを見てみよう)。
概して縛りプレイではこれら特殊効果が攻略の内に大きな役割を果たすことが多いのだが、モンクは両手とも素手にしかできないため、これらの恩恵には一切浴せない。
追い打ちを掛けるように、モンクは頭、体、腕に装備できる種類も比較的少ない。マワシ一貫、それが漢(おとこ)曙太郎の雄姿なのだ、と言いつつも、この条件により、ボス戦がさらに痛恨に厳しくなっている。
モンクというジョブの数少ないアドバンテージは、比較的素早さに優れる(行動のルーチンが早い)こと、デフォルトで他のジョブよりもHPが高くなること、レベルを上げれば素手でもそれなりの攻撃力が期待できること(対エクスデスや進化キャンセル編参照)くらいなもので、モンクでできて他のジョブでできないことはほとんど皆無と言って良い(行動パターンの少なさでタメを張れるのはバーサーカーくらいか。ちなみに、他のうp主ですが、バーサーカー一人縛りもあるので興味のある方はオススメ)。
翻って縛り内容に目を向けると、戦闘中はアイテムも一切使用禁止という制約も、上の条件と相まって、制限プレイの難度を地味に押し上げている。回復するためには、回復量の少ない固有アビリティ「チャクラ」に頼らざるをえない上、アンデッド系モンスターを即死させるアイテム「フェニックスの尾」等の便利アイテムも使うことが出来ないからである。
尚且つ、通常四人パーティで戦うところが、一人旅である。単純に戦力が四分の一。
当然死んだら即ゲームオーバーである。
とどめとばかりに、出来るだけ低レベルと言いつつ、極限低レベルに近いプレイが繰り広げられている。
どれくらい低いの?と聞かれると(比較対象にもよるが)、対ソル カノンの時点でおおよそ10レベルくらい低い。
・・・つまりこのシリーズ、戦力は極少で、こちらから起こせるアクションの幅が限りなく少ない。戦闘中に与えられる選択肢は基本的に殴るだけなのである。実に男らしい。
いつ詰んでも全くおかしくない絶望的な状況の中、うp主は数限りないまけぼのを生贄に捧げ、体を張った「調査」と「研究」でボスの行動パターンを読み切り、二つの拳(張り手)で戦況を打開してゆく。システムの乱数まで読みきるその頭脳から、いつからかうp主は、畏敬の念を込めて「算術士」の二つ名で呼ばれるに至る。
単に確率勝負で運悪く負けているわけではなく、1敗1敗がうp主の積み重ねと研鑽の足跡なのである。
動画内でうp主が直接命名した呼称を、初出回と共に抜粋。ちなみにうp主のアカウント名は「ばけぼの」である。
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最終更新:2025/04/09(水) 04:00
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