みなみのかんむり座とは (ミナミノカンムリザとは) [単語記事]

みなみのかんむり座とは、トレミーの48星座の一つ。

南天の夜空に小さな冠が描かれている。

概要

暗い星が半弧状に並ぶ小さい星座。いて座に近いため見つけるのは容易だが、日本の大部分では地平線上の低い空でしか観測できない。

また、ヘルクレス座のそばにかんむり座がある。ラテン語の星座名では、2つの星座は対になっている。

みなみのかんむり座では、α 星のみ固有名を持つ。

α：アルフェッカ・メリディアナ(Alphecca Meridiana)
- かんむり座 α 星アルフェッカにちなみ、「南のアルフェッカ」という意味の名前がついている。なお「アルフェッカ」は、アラビア語の「欠けた皿の明るいもの」という言葉に由来する。

古い星座だが、由来がはっきりしていない。

近くにいて座(ケイローン)があるため、「ケンタウルスの冠」、「ケイローンの冠」などと呼ばれる。