らぶデスミク

「らぶデスミク」とは、ＰＣゲーム「らぶデス2」で動作するあゆみをベースに改造されたVOCALOID2の初音ミクの3Dモデルの１つである。MikuMikuDanceに移植された同デザインの初音ミクのユーザーモデルの事を「らぶ式ミク」と称されるが、本稿では「らぶデス2」の改造データ「らぶデスミク」に付いて扱う。

（MMDユーザーモデルに移植された物については「らぶ式ミク」の記事を参照）

概要

「らぶデス2」の発売（奇しくも初音ミクの発売と同日の2007年8月31日）と同時期にゲーム内のキャラクターを改造できることが話題になり、様々なキャラクターが作られてていくなか、現時点で確認出来るデータではでは9月25日頃には初音ミクが移植されていた。その中でも、今では「らぶデスミク」として広く認知されるようになった改造データの元となる動画が制作者により9月29日に投稿(現在は削除)され、それから3日後に完成形と思われる「らぶデスミク」を様々な視点から視れる動画「らぶデス2 あゆみをみっくみくにしてあげる」が投稿された。

「らぶデス2」のキャラデザインとモデリングの優秀さが存分に活かされた「らぶデスミク」は、喜怒哀楽の表現力が優秀で投稿直後から賞賛の嵐となり、初音ミクを動かす為にらぶデス2とハイスペックPCを購入する人物もいたようだ。
そんなエロゲの改造データの一つでしかなかった「らぶデスミク」が感動を与える存在となるまでに時間はかからなかった。

10月4日に投稿された【初音ミク】タイムリミットPV【プロトタイプ】は、DTMマガジン2007年11月号付録の初音ミク体験版（10日間限定試用版）とユーザーの出会いと別れを初音ミク視点で描く「タイムリミット」の歌詞をPVとしたものであるが、初音ミクの切ない気持ちを「らぶデスミク」を巧みに操る事で見事に伝えていた。

後にタイムリミットのShort完成版及びFullVer.、再生数的には代表作となった【初音ミク】 メルトPV 【らぶデス2】も同氏により制作され、「らぶデスミク」の可能性の高さが見事に証明された。

だが「らぶデスミク」のPVはあまり作られる事は無かった。自由自在に動かせないことや、ハードウェアスペックの要求の高さ、基本的にエロゲだという様々なハードルの高さが普及のネックになっただけでなく、2008年2月に登場したMikuMikuDanceにより初音ミクを自在に動かしたいという希望は実現されたため、「らぶデスミク」の役目は一般的には終わった物だと思われていた。

ところが、「らぶデスミク」が登場してから2年以上立った2009年11月中旬、一人の作者によって「らぶ式ミク」と名付けられた「らぶデスミク」が、MikuMikuDanceに移植され、自由に動けるようになって帰ってきた。

MikuMikuDance移植版モデルの詳細は、「らぶ式ミク」の大百科を参照。

関連動画

VOCALOID殿堂入り動画

関連静画

関連商品

関連項目

• VOCALOID
• VOCALOID3D化計画
• 初音ミク
• らぶデス２
• MikuMikuDance
• MMDユーザーモデル
• らぶ式ミク