りーとP

りーとPとは、主にボカロクラシカ分野にてドイツ・ロマン派を中心とした楽曲を歌わせている動画投稿者である。
　→VOCALOIDのプロデューサーの一覧

概要

使用VOCALOIDは、KAITO/MEIKO/MIRIAM/初音ミク/鏡音リン・レン/がくっぽいど。

「国際派KAITO」等のタグがよく付くことからも判る通り、VOCALOIDに「母国語を使わせない」ことに定評がある(MIRIAMは"英語用の"VOCALOID)。投稿動画は数十曲にも及ぶが、中で日本語を歌わせているものはミク体験版にて投稿された最初期の一作しかない。しかしこれは体験版使用且つ本格的に投稿を始める半年程前の作品である為、実質的には全て外国語と言って差し支えないだろう。そうした特性もあってか、どちらかというとより無印VOCALOID(MEIKO,KAITO,MIRIAM等)との親和性が高い様で、特に1.1エンジンをよく使用しているとのこと。

日本語VOCALOIDに流暢な外国語を歌わせるのが非常に難しいことは夙に知られているが、りーとPの投稿作品に於いては、その類稀な調教技術により見事にドイツ語や英語その他を再現することに成功している。2010年8月16日投稿のダウランド歌曲動画のタグによれば、「ボカロクラシカ大学語学部教授」に(勝手に)任じられた模様。日々隆盛を極める界隈にあっても、きちんと外国語に聴こえるVOCALOID歌唱はまだまだ数少ない状態であり、斯様な制作者方の活躍が今後益々重要となってこよう。

また、自身歌ったことのある曲を中心に歌わせていることもあってか、声の強弱や細かな表現等、本来の歌唱としてのテクニックも見落としてはならない聴きどころである。ソロ曲の迫力や合唱曲のハーモニーの美しさ、力強い低音から伸びやかな高音まで、曲毎に様々な表情を見せる声音を是非堪能して欲しい。

ほか、動画内におけるわかりやすい歌詞の表示と、P本人による日本語訳も重要な魅力となっている。

"黒地に白文字のタイトルのみ"というストイックなサムネ+風景写真のみという構成な上にあまり一般的に知名度の高くない曲を選択することが多い為、熱心なボカロクラシカファン以外への認知度はそう高くないが、"知る人ぞ知る実力派"の地位は既に盤石である。

P名の由来：ドイツ・リートを多く投稿していることから。『【Vocaloid の合唱団】 Requiem [レクイエム]より 【ラインベルガー】』に於いて "LiedPとかいかがですか？w" とのコメがなされ、検索性や判り易さ等も考慮した上で、P本人により決定された。元の投稿者名は"rahs"。

マイリスト

　

関連動画

　　

冬の旅

KAITOお誕生会2010に合わせて、なんと約75分/全24曲！にも及ぶ長大な動画を投稿。
2010年6月現在、ボカロクラシカタグ中ではぶっちぎりの最長動画として君臨している。ムチャシヤガッテ...(ﾉ∀`)
その後、各曲をそれぞれ単独で視聴できるように、24曲それぞれ個別にうｐされた(右側マイリスト参照)。

　

関連コミュニティ

◇2012年8月3日より、前任・越後屋氏に代わってボカロクラシカコミュニティのオーナーを務めている。

関連項目 ボカロクラシカ VOCALOID合唱団 ZABALOID

関連リンク 日々是ボカロクラシカ(個人ブログ)