ろ座とは (ロザとは) [単語記事]

ろ座とは、全天88星座の1つである。

南天の星座で、フラスコを加熱するための炉がモデルである。

概要

1756年にラカーユによって作られた、比較的新しい星座。かまどや暖炉ではなく、科学実験用の炉をモチーフとしている。

ろ座の北、東、南はエリダヌス座に囲まれている。西には銀河南極のあるちょうこくしつ座が隣接する。

ろ座は主に2つの星で構成されるが、いずれも暗い星で目立たない星座である。しかし、銀河南極に近いこの領域は深宇宙探査に適している。

ろ座には、α 星以外に固有名を持つ恒星は存在しない。

NGC 1316　レンズ状銀河
- 全天で4番目に強力な電波源(ろ座A)が存在する。
NGC 1365　棒渦巻銀河
- 渦状腕が大きく開いており、アルファベットの「Z」に似た構造をしている。
  周囲の矮小銀河とろ座銀河団を形成する。
UDFj-39546284　銀河?
- きりん座のMACS0647-JDに次いで2番目に地球から遠い天体。
  約317億光年の距離にある銀河とみられている。後の観測で地球からの距離が約323億光年である可能性が示されたが、不正確さが残る。